|  東京を出てから四日目。「ザ・ロイヤルエクスプレス」の旅の最終日ですが、北海道にはまだ3泊する予定です。こんなに永く家を空けるのは久しぶりなので、きっと愛犬ナナちゃんはさみしがっているようですが、あほまろはとっても充実した日々を過ごしております。
 
 富良野の朝は小雨。
      「色彩の奇跡と出会えるホテル」のキャッチフレーズの恩顧をこうむることができませんでした。
 
  朝食は変われど主変わらず。
 
  盛り付けも垢抜けて、田舎らしさを感じませんでした。
 
  朝っぱらから文句は言わず、湯張りメロンで口直し。
 
  チェックアウトを済ませ、朝観光はバスにて「富田ファーム」の訪問です。
 
  伊豆から運んだ「ロイヤルバス」は、営業権の関係で、横浜ナンバーから札幌ナンバーに変更されておりました。ボディも「定鉄観光」、定鉄(定山渓鉄道)も東急グループなのです。
 
  日本最大級のラベンダー畑で有名な「富田ファーム」ですが、残炎ながらラベンダーシーズンは終わってしまいました。
 
  それでも、色とりどりのお花が咲いてました。
 
  ラベンダーの様でラベンダーじゃ無いサルビアの花ですが、せっかく富良野に居るので、ラベンダーと思って写真を撮って、帰ってから、みんなにラベンダーきれいだったよと、見せびらかしましょうかね。
 
  小雨でしたが、赤や黄色の花がきれいなので、傘をさして園内を歩きました。
 
  デルフィニウムとかプラネタリュームとか記されるカタカナ花の名前は無学なあほまろには、覚えられませんでした。言えるのは、ただただきれいなお花でございました。
 
  オサレ。
 
  花より団子のあほまろ、食えないモノにはあまり興味がもてませんでしたよ。å
 
  このような木にもきっと名前が付いているのでしょうね。
 
  あほまろには、白樺にしか見えなかったけど・・・、
 
  あほまろはお花よりも、こんなのが好き。
 
  ここでも大迫氏の演奏会。
 
  お決まりのお見送り。記念に旗をいただいたので、秘密基地に飾っておきましょう。
 
  富田ファームを出て、次の観光は、Appleのスクリーンセーバーで有名になった、水面が青く見える不思議な青い池です。
 
  小雨の朝ばびで、良くお目にかかる濃い青では無かったけど、薄い青もまた一興でしたよ。
 
  観光客は我々だけなので静かでしたが、話し声より鳥の声が大きく響いておりました。
 
  
  「青い池」、今では、ラベンダー畑と並んで必ず名前が出る人気スポットでした。
 
  最後の観光を終え、ロイヤルバスで旭川駅に戻り、列車に乗ります。
 
  ロイヤルエクスプレスは既にホームで待期しているようで、ホームから大迫氏のバイオリン演奏が聞こえていました。
 
  出発は11時30分。旭川駅では、臨時としか記されておりませんでした。
 
  ホームに上がると、駅員がお決まりの歓迎幕でお出迎え。
 
  お見送りのみなさんの後ろでは、大迫氏がロイヤルエクスプレスび’テーマ曲を演奏しておりました。
 
  泣いたり笑ったりはしませんが旭川からは最後の旅路。別れはちょっぴり寂しいものですね。
 
  見送りのみなさんとのお別れは展望車からビデオ撮影。
 
  さようなら旭川、来年もまた来てみたいな・・・。
 
  汽車は出て行く煙は残る。これほんと、デリーゼル機関車二台と電源車が煙を吐きながら走行しているのですから。
 
  旭川を出ると、すぐに最後のお食事が始まります。思えば、この四日間、毎日三食の豪華食事続きだったので、正直飽きてしまいましたが、最後のお食事はクルーが一押し、美瑛の畑の真中にある隠れ家イラリアンレストラン「バローレ」、シェフが自ら列車に乗り込み、美瑛の新鮮な野菜を爽やかに表現した特別なメニューとのことなので、楽しんでいただきましょうね。
 
  まずはスープ
 朝採りトウモロコシの冷製スープとムース 茹でとったエキスのジュレと塩水生ウニ添え。
 
  前菜1
 新ジャガ(インカノメザメ)と毛蟹のじゃがバター サマートリフを削って。
 
  前菜2
 旬の地物野菜とエディプルフラワーのサラダ 庵夢豚のパテと滝川産合鴨スモーク添え
 ファーム富田のラベンダードレッシング
 
  
  パスタ
 甘海老と枝豆のピューレを詰めたラヴィオリ 季節野菜と色々な魚介類のトマトソース
 
  肉料理
 びえい和牛 トモサンカクのロースト カラフルな人参を添えて。
 ややこしい解説が良く解らないけど、富良野の丘をイメージしたそうです。
 
  デザート
 北海道産マンゴーのプリン カモミールの香り
 江丹別ブルーチーズのムースとブルーベリーのジェラート
 
  イラリアンレストラン「バローレ」のこだわりのお料理を堪能し、再び展望車にて旅の最後も堪能しました。
 
 13:20 美唄市の光珠内駅で20分の交換停車。交換とは言え、後続の特急に追い抜かれるだけですけどね。美唄の知人を訪ねて、何度も訪れた駅に停まるのは、予期せぬ出来事でした。
 
  知人に見せるための悪戯写真、メールで送信してあげると、いったい何処に居るんだとの返信が。自分の故郷なのに、アホですね。20分も停車すると判っていたら、逢えたのに残念でした。
 
  13:50 岩見沢駅で「バローレ」のみなさんが降りられました。札幌まで後1時間。
 
  あっという間に終わってしまった三泊四日の「ザ・ロイヤルエクスプレス」の息子と二人旅。家に居る時も、転勤してからも、ほとんど会話が無かったけど、故郷北海道を巡りながら、一緒に飲んで泊まって、ゆっくり話して楽しんで、たぶんこんな時間が持てたのは大人になってから始めての経験ですね。
 息子も「ザ・ロイヤルエクスプレス」の旅を満喫し、次は一緒に伊豆にも行こうと言ってくれました。高価な旅ではありましたが、参加して良かった、親子の絆が深まったことが何にも変えられない一生の思い出となりました。
 
 帰ってから、車内で記念に購入したコースターを眺めながら、楽しかった旅をいつまでも思い出せることでしょう。
 
 ありがとう「ロイヤルエクスプレス北海道クルーズ」。
 
  15時ちょうどに札幌駅到着。
 
  出発前と同じ、JRタワーホテル日航札幌にて、旅を振り返る、フェアウエルセレモニーが行われました。
 
  クルーの挨拶、記念ビデオの上映など、楽しかった旅のおさらいでした。北海道の思い出をお菓子に込めた些細なお気遣いも嬉しかったよ。
 
  パーティが終わると、ビルの窓から、「ザ・ロイヤルエクスプレス」の回送列車をお見送りしました。見送るみなさんの口々からは「ありがと」の声も聞こえておりました。もちろん、あほまろの口からもね。
 
  パーティを終え、みなさんともお別れです。希望者は新千歳空港まで送ってくれますが、我々はもう少し北海道を旅する計画まで、ここ「JRタワーホテル日航札幌」に、3泊するのです。
 
  ロビーに降りて、ホテルにチェックインをし、ちょっと休んでから街に出てみました
        。
 
  ベッドで横になると、外はもう陽が落ち真っ赤な夕日を見せてくれました。
 
  ロビーで息子と待ち合わせ。地下街を歩くと、こんなところにも「ザ・ロイヤルエクスプレス」。北海道の期待を込めた運行だったのです。これ、車内で頂きました。
 
  久しぶりの大通公園まで歩いてみましたが、新コロ過にも関わらず、土曜日なので人出が多かったですよ。
 
  久しぶりに札幌でお蕎麦を食べようと出かけたのに、新コロの影響でどこも早仕舞い。
 
  仕方が無いので、地下鉄で駅に戻り、
 
  駅ビルのお蕎麦屋さんで、久しぶりのお蕎麦に有り付けました。やっぱ、あほまろの夕食はこれが似合ってますね。
 
  Memo
 iPhone 10Pro MAX
 Leica M10-P SAFARI
 Super-Elmar-M f3.8 18mm ASPH
 SUMILUX-M f1.4/35mm ASPHERICAL
 APO-SUMMICRON-M f2.0/50mm ASPH.
 APO-SUMMICRON-M f2.0/75mm ASPH.
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 鉄道写真家の遠藤真人君の写真は、ドローン撮影でした。
 
  釧網線の原生花園付近を走る
        「ザ・ロイヤルエクスプレス」。
 
  こちらは「ゆうマニ」が後ろなので、石北本線のどこかですね。
 
  
 
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