
三日目の鉄旅は、新津駅から「SLばんえつ物語」なので、まずは信越本線の普通列車です。

新潟駅でピンク色の特急「いなほ」。おかげさまで50周年記念プレートが付いてました。

ずたずたに切られてしまった信越本線の最後の区間は直江津駅から新潟までです。

平成9年に北陸新幹線高崎駅 - 長野駅間先行開業で、信越本線の横川駅 - 軽井沢駅間が廃止、軽井沢駅 - 篠ノ井駅間は第三セクターのしなの鉄道に移管され、さらに平成27年の北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間延伸開業に伴って、長野駅 - 直江津駅間も経営分離され、長野駅 - 妙高高原駅間がしなの鉄道に、妙高高原駅 - 直江津駅間がえちごトキめき鉄道に移管され、信越本線は3区間に分断されてしまったのに、路線名は存続しているのが不思議ですね。

新津駅の構内にこれから乗るC57-180の準備中と、

ターンテーブルを横目に見て、

新津駅に到着しました。

エスカレータに、「SLばんえつ物語号」の宣伝。

跨線橋よりC57-180の入れ替え作業を見物。



出発までの時間が有るので、懐かしい新津の町を歩いてみました。

信越本線、磐越西線、羽越本線が乗り入れる鉄道の要衝として発展した新津駅と新津機関区でしたが、上越新幹線開通と国鉄分割民営化後は寂しくなってしまいました。

新津の駅前商店街の「まちの駅ぽっぽ」、ここは中心商店街の衰退や未訪問者の減少等の問題を改善すべく平成12年より始まった鉄道商店街なのです。

「ようこそ新津へ。鉄道を楽しんだ後は新津の商店街へ」、商店街活性化の一貫として新光商店街の空き店舗のシャッターには、鉄道車両細密画が描かれていましたが、空き店舗とは寂しいけど、様々な鉄道絵を見ながら歩けるギャラリーとしては楽しいかもね。

商店街限定の鉄道関連グッズも販売されておりました。

楽しめる鉄道スポットなので、ぜひお立ち寄りくださいと、駅でお勧めだったので、わざわざ行ってみました。公衆電話ボックスの屋根に電車のパンタグラフ型のオブジェが設置されているだけ。公衆電話ボックスも絶滅危惧種なので由としましょう。

駅に戻ると、9月にラストランを終えた「きらきらうえつ」が停まってました。

旅行会社が企画した新潟—酒田間を往復する団体臨時列車で、SLと並んだ写真が人気でしたよ。

た「きらきらうえつ」には廃止前に乗れたけど、後釜の「海里」は人気で、なかなか席がとれないのです。

「ばんえつ物語」は既に入線しておりました。

運行開始当初は、「SLばんえつ物語号」でしたが、現在は「ばんえつ物語」なのです。SLの代わりにディゼル機関車で牽引することもあるので、名称を変えたのですね。以前にDD53牽引で話題になったことがありました。

今回の運行は、ヘッドマークと内装がクリスマス仕様のクリスマスイベント号です(11月30日・12月1日)。

ゆるキャラもやって来て、子どもたちに人気でしたよ。

きてきち君です。

ホームベンチもきてきち君。
駅員がクリスマス仕様の幕を持ってきました。

みんな「にいつ鉄道商店街」にあそびに来てね。待ってるよ!

C57 180は、検査終了に伴う運用復帰によって、今年7月より、約1年ぶりに「ばんえつ物語」として運行が開始されたのでした。




特別な駅弁が販売されておりました。

普通車の展望車はフリースペースですが、機関車の真後ろなので眺めを望めません。

最後尾が展望室付きグリーン車ですが、パノラマ展望室はグリーン指定券を所有している乗客のみ入ることができるため、今回は諦めですね。

子ども達の目的はSLよりも塗り絵でしたよ。

ちゃんとアテンダントのお姉さんも着いているので、安心して子どもを預けられるのです。

こちらは、サンタの車掌さん。

乗車記念証を配ってましたよ。

満席のはずなのに空席が目立っているのは、途中駅から乗って来る方が多いから。

それで我々の席がバラバラだったのです。

あほまろと相席だった、大宮からやって来た五年生の男の子。蒸気機関車のことがめちゃ詳しくて、いろいろ教えて貰いましたよ。

点検やテンダーの石炭寄せ等で時々停車。マニアはこの時間が楽しいのですね。




途中駅で大勢の方が降りたようです。
おかげで、我々チームも一緒の席が確保できました。
前回の「SL銀河」の時もそうだったよね。

こちらはフリースペース&展望車、側面に大きな窓を有した展望車で、車内で音楽やマジックのイベントが行われておりました。ポストは本物、車内で投函すると、記念スタンプが押印されて配達されるのです。

最後尾のグリン車には、パノラマ展望室が装備。外からは、グリーン指定券を所有しなくても撮れるのだ。





あっちこっち車内を歩き回って疲れたので、アイスクリームでも食べましょか。





おや、どこかで聞いたような、ニャロメ。

テンダーの石炭寄せ係も同乗しているのです。


おや、どこかで聞いたような、ラーメン屋みたい。

10分遅れで会津若松駅到着でした。
駅舎の中に7月15日に運行された磐越西線開通120周年号のヘッドマークが展示されておりました。

会津若松駅より、13:58発の会津鉄道「お座トロ展望列車」には余裕で間に合いましたね。

「お座トロ展望列車」は、会津若松駅〜会津田島駅間を運行しています。

普通のトロッコ席には窓がありませ
んが、冬の運行にはガラスが入っているので暖かかったけど、始発の乗客は我々三名だけでした。

この列車にもポストが設置されてましたよ。みなさんお便りが好きなようですね。

最近はこのようなアニメの女の子キャラが流行っているようですね。

後ろの車両が掘りごたつのお座敷でしたが、靴を脱がなくちゃいけないのが面倒なので座りませんでしたが、こちらの乗客は3〜4名ほど。



お座敷の後ろが展望席。高い位置のリクライニング式のシートで、のんびり景色を楽しめます。



SLよりも、この列車の方が子どもが楽しめそうですね。

掌の他にアテンダントのおねえさんも乗務。暇そうにされていたので、売れ筋を聞いてみたら、アニメ女の子のキーホルダーとか、あほまろはアニメには興味が無いので、 お座トロ展望列車のキーホルダーを購入してしあげました。


景勝地で一時停車、長いトンネルに入ると真っ暗闇のトンネル内がシアターに早変わりするなど、様々な企画で乗客を楽しませてくれるのです。



途中の芦ノ牧温泉駅には、観光客に大人気の猫駅長も居ましたが、撮影禁止はいけませんよね。

記念撮影ボードも用意されておりましたが、日付が入らないのは残念。

誰も使って無かったので、あほまろが使ってあげました。

湯野上温泉駅の手前でいったん停車し、渓谷が一望できました。


「湯野上温泉駅」は、大内宿への玄関口です。

ここで始めて降車客を見ましたよ。

日本唯一の茅葺き屋根の駅舎横には足湯が設置されているようですが、停車時間が短いので入れません。


国の天然記念物に指定されている「塔のへつり」は、そのまま駅名になってますよ。
へつりまで徒歩10分。


ほぼ貸切状態の車内でした。

終着駅の「会津田島駅」です。

アテンダントのおねえさんありがとう。

アニメの女の子もありがとう。

列車は改造車じゃ無かったのですね。

ここから架線が有ります。会津田島駅を境に、会津高原尾瀬口方面は電化区間で、西若松方面は非電化区間なのです。浅草から東武線の特急「リバティ会津」でここまで来られるのです。

会津田島駅は 国鉄の駅として開業しましたが、 国鉄分割民営化により会津鉄道に転換されたのです。

南会津町の観光案内板。会津田島祇園祭の「日本一の花嫁行列」七行器(ななほかい)が有名な町です。

国鉄時代は蒸気機関車館が走っていたのです。


会津田島から普通列車で、会津若松まで戻りました。

おや、「お座トロ展望列車」のアテンダントのおねえさんも一緒にお戻りですね。




今日もいっぱい移動しました。

夜の会津若松駅に着いて、今夜のお宿は会津ワシントンホテルです。

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昼食件夕食は会津田島駅にて何が名物なのか不明のラーメン。

そして夕食件夜食は、会津名物久しぶりの新蕎麦でした。

マンコレは新津にて。

Memo
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