四国観光三日目は、四万十の宿で朝を向かえました。

四万十の日の出時間が6時45分となってましたが、水平線には厚い雲がかかっていたので、なかなか顔を出してくれずイライラ、しかし、そのためなのか空全体が朱に染まってくれたのでした。

寒さを堪え、ようやく太陽が顔を出しそうになったのは、午前6時50分頃でした。

いよいよと思った瞬間、太陽の真上を飛行機が通過し、人工的な飛行機雲に邪魔されてしまったのが残念でした。

邪魔されたので木を入れたら、何かサバンナちっくになっちゃった。

これからバスで愛媛県の内子町にむかいます。

愛媛県内子町は、本格的な紅葉に出会えました。

マムシに注意の看板にびびりながら、森の奥まで入ると、更に綺麗な紅葉に暫し感動。









































如何でしょうか、四国でまさかの紅葉に出会え感激いたしました。

小雨が降って来ましたが、久しぶりに訪れた内子の町並を歩いてみました。

内子の撮影で定宿としていた「松の屋」。三階の右側の部屋から内子座を望めたのです。

この町には平成5〜7年にCMとドラマの撮影で数回訪れ、通算すると一月ほど滞在していたので、勝手知ったる町並ですが、古い建物が無くなり様相も変化しましたね。確かこの先に撮影で使わせていただいた亀田自転車店が有ったのです。


このお店も使わせていただきました。


「商いと暮らし博物館」は、大正時代の薬屋の店頭の様子を再現した展示スペースです。






八日市・護国地区は約600mの通りに伝統的な造りの町屋や豪商の屋敷が江戸から明治時代の面影を残し、しっとりとした町並みの中に軒を連ねています。

内子最大の生蝋業者であり大豪商、本芳我(ほんはが)家の邸宅です。

江戸後期〜明治時代にはハゼの実を蒸してつくる天然ワックス、木蝋(もくろう)生産の中心地だった内子町。最盛期には国内生産の約30%を内子町で生産していました。




撮影の舞台になったお店、「思い出のニッキ水」。

もうニッキ水は売られてませんでした。

この町並は重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

古い町並みのまま、きれいに保存している地域は歩いていて気持ちよくなりますね。

NHK「鶴瓶の家族に乾杯」でも、紹介されました。どこを見ても絵になる風景ですが、この日は小雨だったので、人っ子一人歩いてませんでした。

お店の中で職人が何か創ってましたよ。


せっかく来たので、高昌寺を詣でましょう。

曹洞宗高昌寺。
別名楠木寺と呼ばれ、伽藍配置が本山永平寺に似ていることから、伊予のミニ永平寺と言われております。

こちらの木々はとっくに紅葉を終え、枯れておりました。




内子町からバスにて八幡浜に移動しました。

八幡浜のマンホールは、特産品のかまぼこをモチーフにしたペット犬の「かまワンちゃん」をデザインしたマンホール。背景には、日本の航空機の父、八幡浜の出身の二宮忠八が明治時代に考案した「飛行器」、「みかん山」、 「トロール船」が描かれています。

八幡浜駅。

駅舎内に大漁旗が吊されておりました。韓国人が見たら地団駄踏んで泣き叫ぶことでしょう。

これから、予讃線の観光列車「伊予灘ものがたり」に乗って松山に戻るのです。



四国初の本格的な観光列車「伊予灘ものがたり」入線です。


この列車は、日本経済新聞のおすすめの観光列車ベスト10で第1位となって、乗車率は平均85%程度で全国の観光列車の中でも高い観光列車です。


松山からの折り返しなので、乗客を降ろすと車内清掃が行われてからの乗車です。

いらっしゃいませ。2両編成で、4名のアテンダントが乗務されております。

車両は、松山運転所所属のキハ47形を専用車改造した2両編成です。

1号車「茜の章」は伊予灘の夕焼けをイメージした茜色。



2号車「黄金の章」は愛媛の柑橘類と太陽をイメージした黄金色。

どちらの車両もJR四国の社員がデザインしたそうです。

沿線には歓迎の飾りがありました。

変装したガソリンスタンドのみなさんがお見送り。


こうした地元の歓迎は嬉しいですね。


大洲城の天守は、大洲市市制施行50周年記念事業として平成16年(2004年)に竣工したもので、第二次世界大戦後初の当時の工法・木造で復元されたとか。以前に訪れた時には櫓しか有りませんでした。

昨年(2018.11.21)に氾濫した肘川です。

「伊予灘ものがたり」の配置図。


我々の席は2号車5C-5Dでした。今回の「道後編」では、アフタヌーンティーのサービスが事前予約制で実施されました。

総て地元の食材ですよ。

相席になった方々と乾杯!

かつての内子線の旧ルートは、五郎駅〜内子駅でしたが、向井原駅まで新線で繋がりました。



車内の様子。






伊予灘の夕日は有名ですが、この日は雨が降り出したので、望むことが出来ませんでした。


予讃線の愛称は「愛ある伊予灘線」です。

近畿の観光列車なので、この日も満席でしたよ。

アテンダントさんが忙しそうに働いておりました。

昨年のダイヤ改正で、下灘駅での停車時間が見直され短くなってしまいましたが、ホームに降りての記念撮影等は可能でした。

下灘駅は、何一つ遮るものがない瀬戸内海の眺望が楽しめる駅で、たそがれ時は茜色に染まるのが有名ですが、雨上がりで茜色は望めませんでした。



駅舎の外にも出てみました。

こんなベンチもありましたよ。ここは数々の映画やドラマのロケにも使われ、今や日本一有名な海の見える駅でもあるのです。

続いて上灘駅にも停車。



上灘駅では犬駅長がお出迎え。

猫駅長はご機嫌ナナメ。


すっかり陽が落ちてしまった上灘駅舎。


停車中に下り列車と交換。

お馴染みの記念撮影。今回の旅でご一緒させていただいた横浜のご夫婦です。

終点の松山駅で、楽しかった旅も終わりました。

ありがとう、次回は陽の長い夏に乗りたいですね。


今回は往復飛行機移動でした。帰りの飛行機では、オーバーブッキング騒動もあり、出発が少々遅れてしまいましたが、無事東京に戻れましたよ。

翌日の朝食は、内子で買った久しぶりのお蕎麦でした。

何か、不思議なうどんのような食感のお蕎麦だったけど、さすが、四国はお蕎麦の名所だけ有って内子を思い出しながらいただきました。
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