国鉄時代の昭和57年から始まった、高峰三枝子と上原謙の共演CMとポスターで話題になったフルムーンキャンペーンをご存じですよね。当時のあほまろには無関係な企画だったけど、もうそんな年になってしまったのですね。高峰三枝子の入浴シーンの豊満な胸、なんかすごいものを見せられてる感もありましたね。
当時の記念入場券を見ながら、そうだ、
我々もフルムーン旅に行こう。フルムーンの舞台となった、天橋立に行きたくなってしまったのでした。
年中暇してるので思い立ったら吉日、総てネットで予約を済ませて飛び出したのでした。

新幹線で京都まで、そこで山陰本線に乗り換えです。

これは関西空港行きの「はるか」キティバージョン。

これには乗らず、お隣のホームより特急「あまのはしだて1号」であります。

おや、いつか見たような光景。そう、いつか訪れたことのある鉄道博物館ですね。

お城が見えてきました。

福知山です。向かいのホームに京都丹後鉄道の「丹後の海」号が停まってました。

ここから特急「あまのはしだて1号」はJR線を離れ、京都丹後鉄道線に入るのです。

宮津駅で進行方向を変えて天橋立駅に向かうのです。

宮津には、今年1月にも来ましたが、あの時は京都丹後鉄道に乗るだけの旅で、観光旅行をしていなかったので、天橋立観光は今回初なのであります。

竜宮城のラッピング電車がかわいいですね。

今回の主目的は天橋立じゃ無く伊根の船宿です。天橋立駅よりタクシーで海の京都、伊根の船宿に向かい、タクシー会社が契約している小型船にて小一時間の湾内観光です。写真を撮りたいので小回りが効くのが最高、安い大型観光船よりす〜っと良かったと思いましょう。一人1500円。ちなみに大型観光船は800円也。

ご存じこの光景は、「日本のヴェネチア」とも呼ばれる美観。国内外の人々を魅了してやみません。海に面して建てられた建物の1階が舟屋、2階が居間になっているのですよ。

船宿を海から眺めるのに、大型観光船ではこのようななアングルは望めません。

まるで映画のセットのような佇まいですが、どこの家も現役漁師さんのお家とか。


この湾は波が穏やかなので壊れることなく、現在も約230軒ほどの舟屋が現存しているのです。

この家、映画「男はつらいよ」で寅さんがいしだあゆみを訪ねたお家ですよと、船頭さんが教えてくれましたがそんなの覚えておりません。

他にも、NHKドラマ「ええにょぼ」、映画「釣りバカ日誌」のロケ地でることも教えてくれましたが、どれも観て無いのでおしゃべり船頭さんには、適当に相づちを打って撮影に専念。

まるで海に浮かんでいるかの様に見えますね。

天橋立までは何度も来てましたが、車でわずか30分ほどの伊根なのに、今までなかなか来られなかったのです。

フルムーンのおかげで、ようやく念願が叶いましたね。

舟が海岸に近づくと、かもめたちも近づいてきました。

みんなが舟に着いて来ます。

そう、舟からえさがまかれるのを待っていたのですよ。


カモメはエサに夢中、あほまろ写真に夢中。

迫力有りましたよ。

船を降り、タクシーで丘の上から船宿の全景も見られました。

上から見ると普通の家にしか見えませんね。

それにしても江戸時代の人は凄いことを考えだしたものですよね。

伊根から戻って、ホテルにチェックイン。窓から眺める天橋立です。

大浴場からも眺められるますが、突然雨が降って来ました。

天橋立駅。

特急が入ってきました。

ホテルの窓からも露天風呂からも駅が眺められる、鉄ちゃんにとって最高のロケーションでありました。

|