令和8年(2026)9月16日(水)  旧暦8月6日 先勝
今朝の撮影 Data
SONY α1 II
Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG
iPhone 17 Pro Max
現像 Adobe Photoshop Lightroom CC
撮影枚数 703枚
- 雨の朝 鳩にカラスに名を呼べば 観音さまも笑ってござる -

 梅雨の時期から、あほまろの早朝散歩に、新しいお友達が増えましたよ。カラスの貫太郎君とおせんちゃんです。
 この二羽とは、まだ夏が始まる前、梅雨の頃から顔を合わせておりました。当時は観音裏広場を生活の場所にして、三羽の子ガラスを育てていたのです。親鳥というものは、人間が思っている以上に忙しいものですね。餌を探しては子どもたちのところへ運び、周囲に危険がないか見張り、時には他のカラスを追い払う。こちらが呑気にカメラを構えている間にも、夫婦は休む暇もなく子育てに励んでおりました。
 それが先月になって、ようやく子どもたちも巣立っていきました。親としては、やれやれでしょうか。それとも、急に静かになった巣を眺めて、ちょっと寂しく感じているのでしょうか。
 これは人間もカラスも同じなのかもしれませんね。子どもたちはいつまでも子どものつもりでおりますが、親が「もう大丈夫だろう」と思うより先に、自分の羽でどこかへ飛んで行ってしまうものなのです。
 三羽の子どもたちを無事に送り出した貫太郎君とおせんちゃんは、今では夫婦水入らず。整備されて広々となった奥山周辺を中心に暮らしているようです。
 そして最近は、あほまろの散歩の時間まで覚えてしまったのか、帰り道になると瓜生岩子さんの銅像付近で待っていてくれることが多くなりましたよ。

 今朝もおりました。
 観音さまの光背の輪のてっぺんにも、ちょこんと貫太郎君。背景には五重塔が重なり、観音さまの頭上にはカラス。
 ありがたい光景なのか、罰当たりな光景なのか、あほまろには判断できませんが、本人はそんな人間の都合などどこ吹く風。いちばん見晴らしの良い場所を選んだだけなのでしょう。

 更に、夫婦はあほまろの定点観察を追いかけるように、瓜生さんの所に飛んで来るのです。
 写真で見ると、まるで瓜生岩子さんを護衛する二羽の黒装束です。
「瓜生さん、おはようございます」と挨拶する前に、
「遅かったじゃないか」と、カラスのほうから言われそうな顔をしておりますよ。

 それにしても、毎朝顔を合わせていると、ただの「カラス」では済まなくなってしまうのが、あほまろの悪い癖なのであります。
 そこで、この夫婦にも名前を付けてしまいました。
 観音さまで知り合ったご縁ですから、父親は親しみを込めて貫太郎君。

 そして浅草寺で暮らす奥さんですから、おせんちゃんです。

 もっとも本人たちに戸籍があるわけでもなく、「そんな名前は頼んでいない」と思っているかもしれませんけどね。
 それでも毎朝、「貫太郎君、おはよう」「おせんちゃん、おはよう」と声をかけ続けていれば、そのうち自分の名前だと覚えてくれるのではないでしょうか。

 カラスは人の顔を見分ける能力が高いことで知られていますし、あほまろにも以前、そんな経験がありましたよ。
 昨年夏まで浅草神社周辺にいたキョエちゃんたちは、名前を呼ぶとこちらを意識してくれていたのです。その後、縄張り争いに負けたのか浅草神社から姿を消してしまいましたが、毎朝名前を呼びながら付き合っていると、こちらも単なる野鳥とは思えなくなってしまうものですよ。

 鳩のビクトリー君たちもそうです。最初は境内にいる何百羽の中の一羽。それが毎朝顔を合わせ、特徴を覚え、名前を付け、声をかけているうちに、いつしか「今朝も来ているかな」と探す存在になってしまいました。
 今度はカラスまで加わったのですから、あほまろの早朝散歩はますます忙しくなりましたよ。

 行きには鳩の出席確認。
 帰りにはカラスの出席確認。
 そのうち境内の鳥たちから、「最近、あの爺さん毎朝来るな」などと、逆に出席を取られているのかもしれませんよ。

 そんな境内にも、ようやく秋の気配が漂い始めました。
 木々の葉をよく見ると、まだ深い緑を残しながらも、ところどころ黄色や薄い橙色が混じるようになってきました。夏の間は勢いよく繁っていた葉も、少しずつ季節の交代を受け入れ始めているのでしょう。

 今朝は小雨でした。外気温は20℃ほどでしたが、湿度が高いため、歩いていると意外に蒸し暑く感じられました。それでも、ときおり境内を通り抜ける風には、真夏とは明らかに違う冷たさが混じっています。
 その風が頬をなでるたび、「ああ、秋が来たんだな」と感じるのです。さらに、木立の奥から聞こえてくる虫の声。

 夏にはあれほど賑やかだったセミの大合唱もいつの間にか静まり、今度は秋の虫たちが夜明け前の境内を受け持つようになりました。季節というものは、カレンダーを一枚めくったから変わるのではありません。
 風の匂いが変わり、鳥の動きが変わり、虫の声が変わり、木々の色がほんの少し変わる。毎朝同じ場所を歩いているからこそ、そんな小さな変化に気付くことができるのでしょう。
 ところが、今年の秋はなかなか素直にやって来てくれません。このところ秋雨前線が居座り、雨、雨、また雨。
 今朝の雷門前も雨に濡れ、街灯や信号の光が濡れた路面に赤や緑の帯となって映っておりました。
 雨の浅草も写真にすれば風情がありますが、撮っている本人は傘を持ち、カメラを濡らさぬよう気を遣い、レンズに付いた水滴を拭きながら歩いているのですから、風情どころではありません。
 それでも、境内へ入ればビクトリー君たちがいて、帰りには貫太郎君とおせんちゃんが待っている。そう思えば、雨の日にもちゃんと出かける理由があるのです。
 天気が悪くても、朝そのものが悪いわけではありませんからね。

 今週末からはシルバーウィークが始まります。せっかくの連休ですから、爽やかな秋晴れを期待したいところですが、秋雨前線の影響ですっきりしない曇りや雨の日が続きそうです。さらに、南の海上では熱帯低気圧の動きも気になるところ。
 昔から「女心と秋の空」などと申しますが、そんな言い方をしたら、今の時代は叱られてしまうかもしれません。 それなら今年は、「秋雨前線と秋の空」とでもしておきましょうか。
 前線は動かない、熱帯低気圧は近づいてくる、予報を見るたび傘の印が並ぶ。今年の秋空は、ずいぶんとご機嫌斜めのようですね。
 でも、雨が降ったら雨を撮り、晴れたら朝焼けを撮り、鳥が来れば鳥を撮る。
 何も起こらなければ、「何も起こらなかった朝」を撮れば良いのです。
 それが、あほまろが長年続けてきた浅草の朝の記録なのですから。

 そして、あほまろはシルバーウィークが終わった後、北海道へ行く予定にしております。北海道へ向かう前だからといって、連休中の早朝散歩を休むつもりはありませんよ。
 むしろ留守にする前だからこそ、いつもの浅草を、いつもの時間に、いつものように歩いておきたいのです。
 ビクトリー君にも、「しばらく留守にするからね」と伝えておかなくてはいけませんね。

 もちろん、貫太郎君とおせんちゃんにも伝えておきましょう。
 もっともカラスたちは、「北海道土産を忘れるなよ」なんて考えているかもしれませんけどね。
 旅に出れば、浅草とは違う朝があります。けれど、帰って来ればまた、雷門があり、観音さまがあり、いつもの鳥たちがいる。
 毎朝同じように見える景色の中で、昨日とは違う何かを見つける。それを写真に残して文章にする。
 そんなことを繰り返しているうちに、いつの間にか季節が巡り、年月が積み重なっていくのでしょう。

 今朝も雨でした。
 けれど、雨の境内には雨の日にしか出会えない色があり、雨の日にしか聞こえない音があり、そして、雨の日にも待っていてくれる小さな友だちがおりました。
 だから今日も、良い朝だったのです。

「雨の朝 鳩にカラスに名を呼べば 観音さまも笑ってござる」(阿呆人也)

 さて、明日の朝は誰が待っていてくれるのでしょうね。浅草の朝は、天気予報よりずっと先が読めないから、「深い」のですよ。

 今朝の日の出は午前5時24分。

。

 平成中村座の小屋がけ工事が続いております。

 彼岸花。

 色付いてきた、ハナカイドウの実。

 手水舎の龍神さま。薄暗い本堂を背景に、今朝も凛々しいお姿で参拝者を迎えておりましたよ。

 まだ夜の気配が残る本堂内。龍を背負った沙竭羅龍王像も、静寂の中ではいっそう神秘的に見えますね。

 境内では、熊本地震の義援金を受け付けております。被災された方々に、浅草から寄せられた善意が少しでも届きますように。

 宝蔵門前の撫で仏さまは、浅草寺ではございませんよ。

 おはようございます。今朝は開門5分前にやって来た、野崎さんと高橋さん。

 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。

 日本のナイチンゲールと称される瓜生岩子像。

 イロハモミジもそろそろ紅葉の時期ですね。

 定点観察を続けているソメイヨシノの木。あほまろは、風格ある幹や力強く伸びる枝ぶりはもちろんのこと、とりわけ葉の移ろいに心を惹かれております。

 昨年から落ちることなく枝に残り続けている三枚の葉がありましたが、雨で一枚の葉が散ってしましました。これからもあほまろは毎朝逢いに来ますので、いつまでも頑張ってくださいね、

 金木犀(キンモクセイ)の花が膨らみ始めました。

 令和の大改修を終え、広々とした境内西広場。以前とはまったく違う景色になりましたが、開放感あふれる新しい浅草寺の表情が広がっております。

 お店の取り壊し作業が終わった伝法院通りでは、これから石垣や塀の補修工事が始まるのです。

 あほまろは今日も秘密基地にて、「浅草は、朝が深い」の原稿書きに勤しみますよ。

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 夕べの睡眠は86%でした。

 おはようヒロちゃん。

 今朝の朝の朝食は、ところてんとタケノコご飯。デザートは用無し。

 妻のコレクションは、さつきさんと早苗さん。

 昨日の東京スカイツリー。

 しゅと犬くん。

 あほまろお帰りなさい。

 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、ところてんとタケノコご飯。デザートは巨峰。

 妻のコレクションは、宇宙人のイイベとシルバー。

Memo
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