今朝も夏の高気圧に覆われ、外気温は23℃。日の出前から空気には湿り気が漂い、歩いているだけでじんわりと汗ばむ朝となりました。それでも、この時間の浅草寺には昼間の喧騒はまだなく、静寂の中に一日が生まれようとしている気配だけが満ちておりました。
そんな本堂前で、あほまろの目に飛び込んできたのは、まるで夜空をそのまま縫い上げたような深い藍色の大きなドレスでした。
地面いっぱいに優雅に広がる豪華なスカート。その姿は、まるで西洋のお姫様が時代を越えて浅草へ舞い降りてきたかのようでございます。
教えていただいたところ、このようなドレスは**「ボールガウン(Ball Gown)」**と呼ばれる正式な礼装とのこと。浅草では着物姿の外国人観光客は珍しくありませんが、このような本格的なボールガウン姿に出会うのは、さすがのあほまろも初めてでございました。
背景には千四百年近い歴史を刻む浅草寺本堂。そして、その前には西洋の伝統衣装をまとった少女。和と洋、古代と現代、仏教文化とキリスト教文化が、一枚の写真の中で不思議なほど自然に溶け合っていたのでございます。
ご両親がスマホで撮影されていたので、「あほまろも一枚撮らせていただいてよろしいでしょうか」と声を掛けると、快く承諾してくださいました。
お話を伺うと、カリフォルニアから来日されたご一家で、この日は娘さんの十五歳の誕生日を祝うための特別な旅だったそうです。
「十五歳のお祝い?」
聞き慣れない話に興味を抱いたあほまろは、帰宅してからさっそく調べてしまいました。
それが、スペイン語で**「キンセアニェーラ(Quinceañera)」**と呼ばれる伝統行事でした。
ラテンアメリカやラテン系アメリカ人の家庭では、十五歳を迎えた少女が「子どもから大人の女性へ成長する節目」として盛大に祝福される、大切な人生儀礼なのです。
日本でいえば成人式のような意味合いもありますが、単なる年齢のお祝いではなく、家族や親族、友人たちが集まり、教会で神に感謝を捧げ、人生の新たな一歩を祝福する、深い意味を持った行事なのだそうです。
一般的なアメリカ文化では、十六歳を祝う**「スイート・シックスティーン(Sweet Sixteen)」**の方が広く知られていますよね。
多くの州では十六歳になると運転免許を取得できるため、自由な行動範囲が一気に広がり、「子どもから大人への第一歩」として盛大なパーティーを開く家庭も少なくありません。
一方でラテン文化には、その一年早い十五歳を人生最大の節目として祝う伝統が、今なお大切に受け継がれているのでございます。
今日は教会でミサに参列した後、この美しいボールガウンに着替え、ホテルで家族そろってお祝いの食事を楽しまれるとのことでした。
十五歳のお誕生日、本当におめでとうございます。
浅草という日本最古級の寺院の境内で、その人生の門出に立ち会えたことも、あほまろにとって忘れられない思い出となりましたよ。そういえば、昔、アメリカの取引先のご家族から、娘さんのスイート・シックスティーンのパーティーに招待されたことがございました。
その時も、少女は花の刺繍やビーズで飾られた豪華なボールガウンをまとって現れ、その華やかさはまるでハリウッド映画のワンシーンのようでございましたよ。
当時は「なんて豪華なドレスなのだろう」と眺めるだけでしたが、今朝あらためてボールガウンを目にし、あの日の光景が鮮やかによみがえってきたのでございます。
もっとも、その華やかなパーティーにも人間らしい一幕がございました。
十六歳の主役は、お祝いだからと勧められた高級ワインを少し口にしただけで、すっかり酔いつぶれて眠ってしまったのでございます。
周囲の大人たちは大笑いしておりましたが、「まだまだ子どもだね」と微笑むその姿が、何とも微笑ましかったものです。
もっとも、あほまろも人のことは言えません。初めて酒を口にしたのも、煙草を覚えたのも中学生の頃でした。もちろん今なら大問題ですが、昔は悪友に誘われて背伸びをした若者が、今よりずっと多かった時代でもございました。
大人になりたいと思う気持ちは、時代が変わっても、日本でもアメリカでも、きっと同じなのでしょう。
しかし本当の大人とは、お酒が飲めることでも、煙草を吸えることでもありません。人を思いやり、家族を大切にし、自分の人生を自分の足で歩き始める覚悟を持つことなのでしょう。
今日、浅草寺の静かな朝に咲いた一輪の青いボールガウンは、そんな人生の門出を静かに祝福する花のようにも見えたのでございました。
「十五歳 和洋の花の咲く寺で 大人の一歩を観音も祝う」(阿呆人也)
日中の最高気温は30℃を超える真夏日となる見込みです。
関東地方では午後になると大気の状態が不安定となり、北部を中心に急な雨や雷雨となる可能性があるようです。
今日も、こまめな水分補給や適度な休憩を心がけ、熱中症対策を万全にしてお過ごしくださいね。
今朝の日の出は午前4時33分。
ねむの花もそろそろ終わりそうでした。
ハナカイドウの実。まだ青く小さな実ですが、細い柄の先にぶら下がる姿は、まるで小さなガラス玉のようでございます。これから季節が進むにつれて、ほんのり赤みを帯び、やがて豆リンゴのような愛らしい実になっていくのでしょうね。
平井さん、おはようございます。
おはようございます。今朝は開門3分半前にやって来た、山本さん、高橋さん、金山さん。
おはよう益美さん。
伝法院で写真を撮っていると、今度は可愛らしいピンク色のドレスをまとった女性が現れました。
先ほどのボールガウンとはまったく雰囲気が違います。アニメのコスプレなのでしょうか。それとも、先ほどお会いした十五歳のお嬢さんと同じように、「スイート・シックスティーン」のお祝いなのでしょうか。
気になったあほまろは、思い切って声を掛けてみました。
「もしかして、スイート・シックスティーンですか?」
すると彼女は笑顔で、
“I pretend to be Sweet Sixteen.”(十六歳のふりをしているの。)
と、いたずらっぽく答えてくれたのでした。
年齢はともかく、夢の世界の住人になりきって浅草を歩くのも、旅の楽しみ方のひとつなのでしょうね。伝法院の静かな庭園を背景に、おとぎ話から飛び出してきたような姿は、周囲の人々の目を引き、思わずカメラを向けたくなる愛らしさでした。
それにしても、「十六歳のふりをしている」と、あっさり笑って言えるあたりが実にお見事。年齢を重ねることを隠すのではなく、ユーモアに変えてしまう心の余裕は、あほまろも見習わなくてはいけませんね。もしかすると、本当に若さとは年齢ではなく、遊び心を忘れない心のことなのかもしれません。
毎朝見ているイロハモミジも、深い緑に包まれ、境内には夏の勢いを感じさせる風景が広がってまいりました。秋には鮮やかな紅葉で人々を魅了するモミジですが、この青々とした葉こそ、一年で最も生命力に満ちあふれた姿なのかもしれませんね。暑い夏を乗り越えた先に、美しい紅葉の季節が待っているのです。
定点観察を続けているソメイヨシノの木。あほまろは、幹や枝ぶりはもちろんですが、とりわけ葉の移ろいに心を惹かれ、その小さな変化を毎朝記録し続けているのでございます。
そんな中、昨年から一度も落ちることなく枝に残り続けている四枚の葉があるのです。今では新しく茂った深緑の葉にそっと覆われ、その存在に気づく人はほとんどおりません。
それでも、あほまろは毎朝、その葉を探してしまうのですよ。まるで一年という時の流れを見届ける証人のように、静かに枝へしがみつき、新しい葉たちを見守っているようにも思えるのです。
変わりゆく境内では、まだ定点観察を行うこともできませんが、ほぼ完成に近付いてきたようです。しかし、工事予定表には終了は8月末日となっているので、まだ何かあるのかな。
伝法院通りのお店の取り壊し作業も終わりそうです。これもまた、浅草の移り変わりのひとつなのだと感じますね。いつもの散歩道でありながら、昨日まであった風景が、今朝はもう違って見えるのでした。
あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。
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夕べの睡眠は93%でした。
おはようヒロちゃん。
今朝の朝の朝食は、トウモロコシと肉野菜とゆで卵。デザートはSuica。
妻のコレクションは、まゆみちゃんとヒロちゃん。
昨日のお昼の昼食は前田食堂にて冷やし中華ランチ。
昨日の東京スカイツリー。
しゅと犬くん。
あほまろお帰りなさい。最近は、箪笥の上が定位置になってしまいましたよ。
夕べの夜の夕食の晩ご飯は、トウモロコシにおにぎりなんて、変な組みあわせ。デザートはSuica。
妻のコレクションは、ジョルジャさんと千草ちゃん。
MemoiPhone 17 ProMAX
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昨日もほおずき市を覗いてまいりました。
MemoHasselblad X2DII+XCD35−100