あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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令和6年(2024)12月20日(金)旧暦11月20日 赤口

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今朝の撮影 Data
SONY α7CR
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
iPhone 16ProMAX
現像 Adobe PhotoshopLightroomCC
撮影枚数
440

- 「妖怪」と「神様」 -

日記写真

 初雪の季節になると、急に寒さが一段と厳しく感じられるものだと思います。風が頬を刺すたびに冬の深まりを実感し、あっという間に年末が迫るのを感じるこの頃、ふと「今年はいったい何をしていたのだろう」と考えてしまいます。しかし、そんな思索の中であほまろが気づくのは、特別なことは何一つしていないように思えても、穏やかで楽しい時間を過ごせたことへの感謝の気持ちです。日々の平凡さこそが何よりの幸せだと、あほまろは改めて感じている今日この頃であります。
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 さて、今日は「果ての二十日」。この日は古来より「忌み日」とされており、昔の人々は一切の仕事を休み、外出を控えて静かに過ごしたと言います。和歌山県と奈良県の県境に連なる「果無山脈」(はてなしさんみゃく)では、この「果ての二十日」に「一本だたら」という妖怪が現れるという言い伝えがあるそうです。この「一本だたら」は、一つ目で一本足という異形の妖怪で、山に入る旅人を襲うため、峠越えをする人々がこの日を避けるようになり、それが「果無山脈」という名前の由来だと語り継がれているとか。
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 あほまろは今から20年ほど前に、果無山脈県立自然公園でのCM撮影に出向いたことがありました。その際に宿泊した宿の主人から、この妖怪の話を聞いたのが印象に残っています。主人によれば、「果ての二十日」に「一本だたら」が出没し、その恐れから人々の往来がなくなったため、山脈の名前にも「果無(はてなし)」という文字が用いられるようになったとのことでした。
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 そういえば、あほまろの記憶では、水木しげる先生の妖怪画にも「一本だたら」が登場していたはずです。楕円形の毛むくじゃらの胴体から一本足が生えたその姿を思い出しながら、以前購入した「妖怪花札」を手に取ってみました。そこには、イノシシに似た形で描かれた「一本だたら」が描かれていましたが、同じく昔遊んだカードゲーム「妖怪伝」では、人間に近い姿で描かれていたのです。どちらが本物の「一本だたら」と言えるのか、判別することはできませんが、山でこの妖怪を目撃した者は喰われてしまうと言い伝えられている以上、その正確な姿を知る者は誰もいないのかもしれませんからね。
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 こうした伝説や妖怪の話に触れるたびに、人間の想像力と恐れが形作る物語の深さに感銘を受けます。何気ない日常の中でこうした昔話を思い出し、その謎に思いを馳せるのもまた、心を豊かにしてくれる時間の一つだと感じるのです。
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 他にも、年末に思い浮かぶ妖怪といえば、「垢なめ」という存在を挙げたくなります。この妖怪は、夜更けの静まり返った風呂場に現れ、溜まった垢をなめるだけの存在で、特に他の悪さをすることはないと言われています。江戸時代の妖怪画家・鳥山石燕が描いた「画図百鬼夜行」にも、その姿が記されていますが、外見は人間の子供に似ているものの、ざんばら髪で鉤爪を持ち、長い舌を垂らした不気味な姿だとか。こうした外見の描写が、垢なめの奇怪さを一層際立たせているように思えますね。
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 また、垢なめに似た妖怪として「垢ねぶり」という存在も伝えられています。この妖怪は、魚が水中で水を飲むように、あるいはシラミが汚れを食べるように、塵や垢が集まった場所から変化して生まれた存在だと言われています。垢や汚れそのものを糧として生きているという点で、垢なめと近しい性質を持ちながらも、起源や存在意義に神秘的な要素が感じられるのです。
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 年末といえば大掃除の時期ですから、垢なめや垢ねぶりが風呂場にやってこないように、風呂桶を綺麗に掃除し、垢や汚れを溜めないように心がけたいものです。古くからの言い伝えに耳を傾け、暮らしの中に妖怪を介して教訓を取り入れるというのも、日本の風習の一つかもしれませんよ。
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 妖怪といえば、「河童」や「天狗」、「山姥」など、より馴染みのある存在を思い浮かべる方も多いでしょう。あほまろ自身はこれまで妖怪に遭遇したことはありませんが、妖怪の正体とはいったい何なのでしょうか。古来、人々は説明のつかない災いや自然現象に対して、「妖怪」という概念を用いて理解しようとしました。興味深いことに、人を救う超越的な存在を「神様」と呼び、害を与える存在を「妖怪」として区別するようになったようですね。
 こうした考え方に基づけば、「年末詣」は神様に妖怪からの救済を願う行為と見ることができるのかもしれません。人々は日々の災いから守られることを祈り、同時に新しい年への平穏を願ってきたのでしょう。
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 ところで、明日は「冬至」。この日を境に日照時間が徐々に長くなっていくため、古くから世界各地で「冬至」は「新しい年の始まり」とされてきました。この考え方を借りるならば、冬至以後は「神様」のご利益をより受けやすい時期になるのかもしれません。あほまろは、こうした節目の日に思いを馳せることで、年の瀬を静かに締めくくり、新しい年への希望を抱く心を整えるのが良いと感じているのです。
 妖怪や神様という概念を通じて、自然や生活への畏敬の念を育む日本の文化に思いを寄せながら、あほまろはこれからも日々を大切に過ごしていこうと思っているのですよ。
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 今朝の日の出は午前6時46分。
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 おはようございます。今朝は開門1分半前にやって来た野崎さん。
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 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
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 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。
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 冬の境内をご覧下さい。
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 サザンカの花。
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 朝は冷え込んでましたが、昼間の気温は昨日に比べると高くなる所が多い予想です。乾燥した空気が続くため、火の取り扱いにご注意くださいね。
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 あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。
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 夕べの睡眠は87%でした。
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 おはようヒロちゃん。
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 寝ぼけ眼。
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 今朝の朝の朝食は、野菜とタマゴ焼きとシチュー。デザートはオレンジ。妻のコレクションは、レアチャンと、ソフィアちゃん。
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 昨日の東京スカイツリー。
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 しゅと犬くん。
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 あほまろお帰りなさい。
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 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、シチュ−に錦松梅ごはん。デザートは15。かごんまから飛んで来た「権現」が自然蒸発しないように、妻のコレクションのとも子ちゃんとさくらちゃんが、やさしく見守ってくれました。
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Memo
iPhone 16 ProMAX

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