
今回のプチ旅は、JR東日本びゅうツーリズムが企画した「キハ40形で行く道南めぐり号と北海道新幹線函館車両基地見学」一泊二日の旅に弟子とともに参加してきました。このような特別な企画がなければ、通常は訪れることができない函館新幹線工務所や函館新幹線総合車両所を見学できる貴重な体験が詰まった往復新幹線の旅です。

しかし、旅の出発を予定していた16日未明、森駅付近で貨物列車の脱線事故が発生。函館―長万部駅間の列車が運休するという状況になってしまったのです。
前回の北海道旅行では、新幹線「はやぶさ・こまち6号」(盛岡・秋田発東京行き)が古川―仙台間を走行中に連結器が外れ、緊急停車するという予想外のトラブルに巻き込まれ、予定が大きく狂う事態となりました。その経験があったため、今回は同じようなトラブルに遭遇しないことを祈りながらの出発となってしまったのでした。
使用機材は、弟子の煙道が Leica M11購入後の初使用で、超ワイドレンズに挑戦しました。

脱線事故は、出発時点で詳細な情報が不明だったものの、とりあえず予定通りに8:18発の「はやぶさ7号」にて、無事に遂行できることを願いながら東京駅を出発したのです。

まだかまだかと元気にはしゃいでいた目の前の子どもでしたが、新幹線が目の前に現れた途端に、その迫力に圧倒されて思わず無口になってしまいましたよ。そんな我々も、つい童心に帰り、夢中になって新幹線の写真を撮り続けるのも、子どもと変わりませんけどね。

東北新幹線は、最高時速320qで運行されています。

今回は、何ごとも無く定時に新函館北斗駅到着。


在来線ホームで突然飛び込んできた運休の知らせ。その瞬間、やはり不安な気持ちは拭いきれませんでした。

満席の快速はこだてライナーにて、函館駅を目指します。


はるばる来たぜ函館。2年ぶり。
函館駅を出ると、まず目に飛び込んでくるのが、八本足のタコかな、いやいや、工業デザイナー林昌平氏が手がけた駅前のモニュメントですよ。この作品は「ふれあい」をテーマに、全国から公募されて選ばれたものだそうです。

モニュメントは、親が腹の下に我が子を隠して守る姿を形にしているとのこと。「まず触れてみて、内側に入ってみてほしい。さまざまな表情が楽しめます」と作者からのメッセージも寄せられています。駅前の風景として、今ではすっかり馴染み深い存在となっていますね。

初日のメインイベントは「キハ40による道南めぐり号」。この列車は、函館駅を出発し、藤城線を経由して各駅停車で森駅まで向かい、そこから普段は乗る機会の少ない函館線佐原線を通り、再び函館駅へ戻るというルートです。

貨物列車の脱線事故現場が森駅から1kmほど先の桂川信号所付近だったため、ツアーの予定ルートには大きな影響がなく、予定通りに進行しましたよ。ただし、特急列車が不通になっていた影響で函館駅は大混雑。駅構内の賑わいには少し驚きましたが、列車の旅ならではの楽しみも感じられました。

さすが、JR企画のツアーだけあって、表示版には、「道南めぐり号」表記が出ておりました。

使用車両は、JR北海道函館運輸所 キハ40 1736。3月の改正で、旭川からの転属された4両のうちの1両です。





北海道のキハ40は、雪対策のデッキ付きです。そして窓は1段上昇式の二重窓で、空気ばね台車を装備し高出力なので、他のキハ40より静かで暖かく、乗り心地も良いのですよ。

13:41函館を出発し、17:25に函館に戻って来るのです。


最初の停車は五稜郭駅。といっても、今回は各駅停車なので全駅に止まるのです。しかし、停車時間は1分程度でした。

小沼より駒ヶ岳を望む。窓が開けられるので、車掌からの写真が撮りやすかったです、


途中の大中山駅では、事故の影響で貨物列車が待機しておりました。

大沼公園駅。


赤井川駅。どの駅も停車時間は短かったけど、みなさん降りて写真を撮っておりましたよ。


駒ヶ岳。

駒ヶ岳駅。たぶん煙道が写真を撮っているようだ。

終点の森駅到着。




ここで折り返すため、27分停車なので駅舎を撮ることもできました。

森駅名物「いかめし」屋。

この1キロ先が事故現場、森駅の手前じゃ無くて良かったですよ。

森駅15:28に出発し砂原線経由で戻りました、次の東森駅で思わぬ大失敗をしてしまいましたよ。急いで乗車しようとした際、ホームに茂った草むらにつまずいて転んでしまったのです。幸い、かすり傷程度で血も出なかったため大きな問題にはなりませんでしたが、転倒の衝撃でApple Watchが反応し、「緊急通報SOSしますか?」とかのメッセージ表示。これ初めての経験でしたが、こんな機能があるのは安心かもね。以後、急がないように気をつけましたよ。

次の尾白内駅では外に出ず。確かに、文字通り駅舎はお城には見えませんね(笑)。

ここから駒ヶ岳が反対車窓になります。

掛澗駅(かかりまえき)は、難読駅として知られてますね。かつて、地区名から「船かかりま」と言っていたのが「かかりま」に短縮され「掛澗」の漢字を当てたそうです。


渡島砂原駅は、成田線の佐原駅と区別するため旧国名の「渡島」を冠しているのです。


木造駅舎は渡島海岸鉄道時代からの原型を留め立派ですが、今は、森駅管理の無人駅となってます。

この辺りから海が望めますよ。

渡島沼尻駅(おしまぬまじりえき)。

駅舎は有人信号場時代からの古い木造駅舎が残っております。

この辺りで日没でした。

構内踏切なので、真っ正面からも撮れましたよ。

陽が落ちて、車窓を撮るのが困難になってきました。

廃止になった流山温泉駅付近通過中。かつて、流山温泉駅には、新幹線の北海道への延長を願って新幹線200系が設置されてましたが、あの車両はどうなってしまったのかな。

16:52進函館北斗駅に到着。

函館本線が不通なので、ホームの乗客は少なかったです。

17:25函館駅到着。

函館駅を出発し、藤城線を経由して各駅停車で森駅へ向かいました。そこから、普段はなかなか乗る機会の少ない函館線佐原線を通り、再び函館駅へ戻るという、約4時間の小さな旅でした。普段は乗ることのできないルートを満喫でき、大いに満足しましたよ。

函館駅に隣接するJRイン函館にチェックインしました。夕食にはジンギスカンを選びましたが、正直なところあまり美味しいとは感じられませんでした。その後、佐原線での旅の思い出を振り返りながら、早めに休むことにしたのでした。

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旅のハイライトは2日目でしたが、早寝早起きのあほまろはいつも通りの時間に目が覚めたため、朝の函館を散歩することにしました。向かったのは、函館の名物スポット「函館朝市」。函館の朝は早く、午前4時にはすでに市場の方々が準備に取りかかっている様子が見られました。

まだ人影の少ない朝市の静けさの中を歩くのは初めての経験でしたが、客がいない朝市も独特の趣があり、一つの風景画のような美しさを感じました。







市場の方々はとても気さくで、「どんどん写真を撮ってPRしてくれよ!」と声をかけてくださり、心温まるひとときを過ごすことができました。




市場では業者の方々がカニを並べているところに遭遇し、ゆであがったばかりのカニ足を「どうぞ」と勧められて頂いてしまいました。その新鮮な美味しさには思わず感激しましたよ。


早朝の市場はただ商品を並べるだけではなく、その場の雰囲気や人々の温かさが魅力であり、観光地としての函館の活気を改めて実感しましたよ。自転車で走って来たおばちゃんが、「あんた内地からっしょ・・・」と声を書けてくれ、懐かしい北海道弁が耳に残りましたよ。このような体験は旅の醍醐味であり、忘れられない思い出となりました。

どんぶり横丁市場も準備中でした。

ここに来るといつも思い出すのが、約26年前に企業ビデオのロケで訪れたときのことですよ。その頃、あほまろは仕事で全国を飛び回っており、この地も撮影で訪れました。ロケ先としての北海道は景色も美しく、撮影には最高の場所でしたが、ひとつだけ困ったことがありました。それは、何を隠そう、北海道生まれのあほまろが実は「いくら」が苦手だということです。

その時のスタッフの驚いた表情と、「えっ、北海道生まれなのにいくらが嫌いなんですか?」という声が今でも記憶に残り、少し肩身の狭い思いをしたことも事実ですけどね。

撮影の合間に、スタッフ全員で昼食を取ることになり、この横丁で海鮮丼のお店に入りました。メニューには、新鮮な海の幸をふんだんに使った丼ぶりが並んでおり、特にイクラ丼が名物として人気を集めていました。スタッフたちは迷わず全員イクラ丼を注文。しかし、イクラが苦手なあほまろは、一人だけ、イクラは入らないカニ丼を注文することにしたのです。

カウンターでカニ丼を美味しく食べている最中に、驚くような出来事が起きたのです。店の主人が、「はい、おまけだよ」と言いながら、カウンター越しにスタッフ全員にスプーン山盛りのイクラを、あろうことか私のカニ丼の中にも投げ入れてきたのでした。

唯一イクラが入っていない丼を選んだのに、なぜこんなことに……。一瞬、主人と顔を見合わせ、睨めっこのような状態に。きっと善意でやってくれたのでしょうが、あほまろにはそれがまったく嬉しくないサプライズでしたよ。

主人もあほまろの困惑した表情に気づき、謝りながら、カニ丼を新しいものに取り替えてくれただけでなく、大盛りにして提供してくれましたが、いったん入ってしまったイクラのイメージが頭から離れず、せっかくの美味しいカニ丼も後味の悪いものとなってしまったのでした。

旅先での食事は、その土地ならではの文化や人々の温かさを感じられる素晴らしい時間ですが、こうした予想外の出来事も旅の一部といえるのでしょう。それ以来、海鮮丼を注文するときは必ず「いくら抜きで」と念を押すようになり、店の主人が特別サービスをしてくれる可能性にも警戒するようになりましたよ。とはいえ、このハプニングも今では笑い話のひとつ。旅のエピソードとして、話題に事欠かない思い出となっているのですけどね。

この地での思い出もまた、あほまろにとってかけがえのない旅の一コマとなっているのでしょうね。

小一時間の散歩を終えてホテルに戻ってまいりました。あの思い出は、まだ旧駅舎でしたよ。

やはり、あほまろにはタコに見えてしまう。

誰も居ない駅舎で、一人スマホと睨めっこ。まさか、夕べはここで過ごしたワケじゃ無いでしょうね。

昨日の事故の詳細が、駅に張り出されました。

良く解りませんが、レースが損傷する大変な事故だったようですね。





仙台から来たカップルが切符の払い戻しに訪れていました。話を聞くと、2泊3日で札幌で行われるライブを訪れる予定だったものの、脱線事故の影響で旅行の計画が大幅に狂ってしまい、残念ながら旅行を取りやめて、今日の新幹線で帰ることを決めたそうでしたが、せっかくのライブチケット代金だけは泣き寝入り。
このようなケースを見ると、JR北海道の責任は非常に大きいと感じますね。利用者の期待に応えるためにも、今後は安全管理の徹底と迅速な対応が求められるでしょう。旅が楽しみだったであろうカップルの気持ちを思うと、胸が痛みますが、鉄道会社にはこうした事態の再発防止に向けた真摯な取り組みを期待したいところですね。

朝の散歩を終えてホテルに戻り、楽しみにしていた朝食の時間となりました。朝食会場はまさに北海道らしい豪華なメニューが並び、特に目を引いたのは、採れたての魚介類を使った寿司を職人がその場で握ってくれるコーナーが設置されておりました。

しかも、この日はイクラが置いていなかったため、安心して朝からお寿司を堪能することができました。握りたての寿司をいただきながら、その新鮮さと美味しさに思わず感動しましたよ。

寿司だけでなく、他にも北海道ならではの贅沢な料理が並んでいました。ホタテ焼きやカニなど、どれも新鮮で風味豊かであり、「さすが函館だな」と思わせる内容でした。これだけのクオリティで朝からお腹いっぱいになるなんて、まるで一日分の活力をチャージしているような気分でした。

函館は、朝市だけでなくホテルの朝食でもその食の豊かさを実感させてくれる場所です。地元の食材が存分に活かされた料理は、旅先での特別な時間をさらに彩ってくれます。このような朝食を楽しめるのも、北海道旅行ならではの醍醐味と言えるでしょう。朝から美味しいものをたっぷり堪能できたことで、これからのハイライトがいっそう楽しみとになりました。

ホテルをチェックアウトして駅に向かうと、貨物列車の脱線事故の影響が色濃く残る光景が広がっていました。特急列車を含む多くの列車が運休となり、大勢の人々が駅構内で長い列をなしていました。特に、運休区間をカバーするための代行バスに乗ろうとする人々で混雑しておりました。

通常、札幌と函館を結ぶ区間では特急列車が1日11往復運行されていますが、今回の事故では十分な代替輸送が確保できず、用意された代行バスは10台で、わずか4往復とのこと。この大幅な不足が、さらなる混乱を招いている様子でした。さらに、都市間バスや航空便も事故の影響で軒並み満席となり、交通手段を失った乗客たちが途方に暮れる姿が印象的でした。

列に並ぶ人々は、代行バスに乗れる保証がないことを駅員から冷たく告げられ、不満や不安を口にしていましたよ。それでも仕方なく列に並び続けるその姿には、混乱の中で少しでも早く目的地に向かおうとする必死さが感じられましたね。

この混乱した様子は、地元のテレビ局も取材しており、取材クルーが列に並ぶ乗客や駅構内の様子を記録していました。インタビューを受ける人々の中には、代替手段の不足や対応の不十分さに対する不満を訴える声も聞かれましたよ。

今回の事故は、鉄道輸送の重要性と、それが途絶えた際の影響の大きさを改めて浮き彫りにしました。代替輸送の確保や緊急時の対応策について、さらなる改善が求められることは明白です。一方で、地元の取材や報道によって問題が可視化されることで、今後の対策につながることを期待したいところです。事故後の駅での混乱の様子は、鉄道網の安定運行がいかに重要であるかを再認識させられる場面でした。

我々が乗る予定の列車は、運休区間には影響を受けない函館駅11:06発の新函館北斗駅行きです。時間には十分な余裕があるので、小雨が降っていたものの、せっかくの函館滞在を楽しもうと、函館の街並みを散策することにしましたよ。

駅前からは路面電車が走っており、のどかな市街地を背景に、チンチンと軽快な音を響かせる姿が印象的でした。この路面電車は、函館市民にとって欠かせない足でありながら、観光客にも人気のある存在です。その魅力に触れながら、十字街まで歩いてみることにしたのでした。

途中、函館の歴史や文化を感じさせる建物が立ち並び、街全体がどこか懐かしくも温かい雰囲気を醸し出していました。小雨に濡れた石畳や舗道が、景色に独特の趣を加え、雨の中の散策もまた一興と感じられますね。函館の街並みは、どの角度から見ても絵になる美しさで、つい足を止めて写真を撮りながら歩いたのです。


十字街に到着する頃には、雨も少し和らぎ、散策を楽しむにはちょうど良い涼しさに変わっていましたよ。このエリアは函館の観光の中心地でもあり、異国情緒漂う教会や歴史的建造物が点在しています。こうして時間をかけて歩いてみると、路面電車に乗るだけでは味わえない街の魅力を改めて実感しますね。

予定の列車の出発時間にはまだ余裕がありましたが、散策の時間が心を穏やかにしてくれるようで、この旅の小さな楽しみの一つとなりました。ここから駅まで路面電車にて戻りました。

函館の街は、どんな天候でもその魅力を失うことがなく、訪れるたびに新たな発見がある場所なので、次回は一日券を買って、ゆっくり散策したと思ってますよ。

JR函館駅の改札内コンコースには、ひときわ目を引くモニュメントがあります。それは全長27メートルにも及ぶ壮大な歴史壁画「きのうの敵はあすの友 函館解放1868年」。有田焼の陶板を組み合わせて制作されたこの作品は、そのスケール感と美しさで訪れる人々を魅了しています。今回は時間が限られていたため、じっくり鑑賞することが叶いませんでしたが、次回はぜひ腰を据えて、この壁画に込められた物語をじっくり味わいたいと思います。函館駅そのものが、こうした歴史と文化を身近に感じられる場所であることに感謝しながら、次の訪問を楽しみにしていますよ。

函館本線0キロポスト。

特急が運休しているので、誰もいない静かなホームでした。

新函館北斗駅までは、函館ライナーでは無く、キハ40、2両編成です。

インバウンド客で満席でした。

今回の嗚咽イベント、新函館北斗駅

今回の旅のハイライトは、函館新幹線工務所と函館新幹線総合車両所の見学です。この特別な体験は、新函館北斗駅から臨時運行の新幹線に乗車し、回送列車と同じルートで車両基地へ向かうところから始まりました。

臨時新幹線は、JR北海道のH5系H4編成でした。


JR北海道新幹線は、現在ここまでですが、先の延伸工事が窺えます。

函館新幹線総合車両所煮到着。

今回は、通常では立ち入ることのできないエリアを訪れるだけでなく、途中で新幹線が洗車機を通過する様子を車内から体験できるという、まさに非日常のひととき。普段は見ることのできない光景を目の当たりにし、その特別感に胸が高鳴りましたよ。

車両基地では、新幹線工務所の見学や保線作業車の体験乗車など、鉄道好きにはたまらない内容が盛りだくさんでした。特に、工務所内での見学は貴重な体験で、普段は知ることのない新幹線の整備や保守作業の裏側に触れることができました。

あほまろは、JR北海道のH5系H4編成に初乗車でした。

まず最初は、函館新幹線工務所の見学です。係員が歓迎の膜で迎えてくれましたよ。

様々な新幹線の保線車両が並んでおりました。


小雨が降ってましたが、移動用のレールカートにも乗せてもらえましたよ。

こちらは確認車です。

北海道新幹線用として2015年度に導入されたモデルで、除雪も行えるよう除雪装置が取り付け可能となっており、開業前の2016年冬に函館保守基地内にて除雪試験が行われたそうでした。除雪装置はV字形のもので、除雪幅2,890[mm]、レール面下70[mm]まで除雪が可能となっているとか。
北海道新幹線では、新青森―新中小国(信)間および木古内―新函館北斗間にて運用されているとのことでした。


確認車にも載せて貰えたので、工務所総てビデオで記録しておきました。


最後に、洗車機を抜けるE5系トップナンバー。

見学後は、バスにて新函館北斗駅に戻ってまいりました。北斗市のゆるキャラがキモイ。

北斗市のマンホール。描かれた新幹線、いったい何でしょうね。

楽しかった一泊二日もこれにて終了。戻りも北海道・東北新幹線「はやぶさ44号」でした。

おや、やって来たのは、先ほど洗車機から出て来た、E5系トップナンバーではありませんか。

これも、JR主催のツアーとあって、特別な配慮なのかもね。

今回の旅で特に印象的だったのは、臨時の新幹線に乗車し、函館新幹線工務所と函館新幹線総合車両所を見学したことです。これらは普段では決して味わえない特別な体験であり、鉄道ファンならずとも心躍るひとときでした。
その中で特に目を引いたのが、2022年3月に発生した福島県沖地震で被害を受けたJR北海道「H5系H2編成」新幹線でした。全車が解体されることなく、一部の6両(1号車、2号車、3号車、4号車、9号車、10号車)が「函館新幹線総合車両所」に運ばれ、新たに6両編成として再構成されているとのことです。このH5系は現在、乗務員の訓練や技術開発に活用されているほか、車両基地のイベントなどでもその姿を披露しています。その「第二の人生」を歩む姿には、鉄道車両としての新たな価値が見いだされており、感動を覚えたのでした。しかし、撮影は禁止でしたけどね。

今回の旅の途中で貨物列車の脱線事故という悲惨な出来事もありましたが、それを乗り越えて得た経験と感動は、何にも代えがたいものでした。楽しかったこの旅で感じた興奮や感動が少しでも皆さんに伝われば嬉しいです。
鉄道を通じて触れた歴史や人々の努力、そして新幹線の新たな可能性に思いを馳せたこの特別な旅は、忘れられない思い出として、あほまろの心に刻まれることでしょう。
長々と書いてしまい、申し訳ありませんでした。帰路は、森彦珈琲を飲みながら、サッポロクラシックを飾りに、函館名物「貝の贔屓めし」。

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