今朝も寒くて乾燥した朝になりました。あほまろもナナちゃんも、寒いのは我慢出来るんだけど、静電気だけは苦手なんだよな・・・。みんなに触られるたびに、ビリビリしてしまうんだから。

今日18日は、今年最初の観音縁日です。

浅草寺では、1月12日の早朝から「温座秘法陀羅尼会」と言われ昼夜不断で「陀羅尼文」と「観音経」を唱える修行が行われており、今夜がその結願日で、「亡者送り」が行われるのですよ。

午後6時、境内の総ての電気が一斉に消えて、松明 を持った赤と青の鬼が現れるのです。鬼達は手に持った松明を辺り構わず地面に打ち付けながら境内を走り、飛び散った熱い炭を拾ってお守りにすると御利益があるといわれているのです。

鬼たちは「神供」を投入した銭塚地蔵堂脇の穴に松明を投入して行事は満了を迎えるのです。こうして諸尊への祈願とともに施餓鬼(せがき)作法により悪霊も鎮められ、新年の除災招福の祈願が達成されるということのようですね。

赤鬼は浅草寺のお坊さんで、青鬼は、毎年仲見世青年部の方が勉めます。今年は誰ぼ番なのか聞き忘れましたが、たぶん知り合いが勉めるのでしょう。今日の大役を勉めるには、一週間、諸悪を絶って身体を清めなければいけないのです。お酒なんて以ての外、亡者送りを無事に勤め上げたら、今夜は打ち上げだよね。

ところで、亡者っていったい何でしょう。辞典で調べてみると、「亡くなった者。また、成仏できずにさまよう魂。」とされています。この行事は、亡くなった者を送るワケじゃ無し、たぶん、成仏できずにさまよう魂を送るってことでしょうね。それは解るんだけど、どうして鬼が二匹も出現するのかはが不可解だよ。

何故かというと、浅草寺の「節分」の豆撒きでは、浅草寺に鬼は居ないので、「鬼は外」とは唱えず、「福は内」だけを唱えてくださいと、言われているんだけどな・・・。

成仏できずにさまよう「魂の亡者」は祓えるとして、「金の亡者」はどうなるのでしょうね。
ネットを調べていると、興味有るページを見付けましたよ。なになに、金の亡者は「馬鹿」、本家本元の中国語では「馬家」と言うって? 詳細はこちらで。
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