寝台列車とは思えないほど快適な寝心地で酔いも手伝い、ぐっすり熟睡することができました。いつもの4時過ぎに目覚め、車窓を見ると益田駅に停車中でした。ここで乗務員の交代のようで、車掌さんが駅に入って行きました。
目覚めても何もすることが出来ないので、まだ薄暗い日本海を眺めながら贅沢な入浴。朝食は食堂車にしてもらい、宍道駅の降車を待ったのでありました。
8:20 宍道駅到着。早朝から駅員と町の方々の歓迎を受けながらの下車でした。みなさんが持っている横断幕には、「あなたを宍道て待ってました」と記されてました。宍道駅のお隣が来待駅、語呂合わせですね。

瑞風バスは、宍道駅で待っておりました。このバスは、列車に何か有るといけないので、常に瑞風と併走しているのです。

乗客を降ろした瑞風は、この後、松江駅にて待機するのです。

バスの前で記念写真を撮るなら、あほまろの位置で瑞風も入れた方が宜しいのでは。

宍道駅の方々のお見送りで出発しました。

バスの車内も瑞風色がいっぱいですよ。

バスの通過を待って、雲南市役所の方々が手を振ってくれました。

2日目の立ち寄り観光は、菅谷たたら山内、明々庵、 食の杜「室山農園」、須我神社、神楽の宿、松江の明々庵、どこも前回と一緒なので、さらっと流しますね。

谷たたら山内。



日本一の山林王といわれた田部家の見学。

偉そうに、写真撮影禁止ですが撮りたくなる場所ではありません。

早く帰りたくなる退屈な観光でした。

昼食で食の杜「室山農園」
に向かうの木次線沿いでは、近所の方々が瑞風の旗を振ってくれました。この地区では、有線放送で瑞風のバスが来る時間を教えているとか。

食の杜「室山農園」到着。

質素な田舎料理が美味しかったです。

食後のデザートも手作りでしたよ。

帰りは、雨の中でしたが、みなさん旗を振ってお見送りをしてくれました。


神楽の宿で出雲神話の神楽を拝見。

神楽の宿裏の須我神社も詣でました。

この神社は、「日本初之宮」と称するありがたい神社なのです。

宮司より、由来を説明していただきましたが、よく覚えていないので帰ってからWikipediaを調べ直しましたよ。

『古事記』によれば、須佐之男命は八岐大蛇を退治した後、妻の稲田比売命とともに住む土地を探し、当地に来て「気分がすがすがしくなった」として「須賀」と命名し、そこに宮殿を建てて鎮まった。これが日本初の宮殿ということで「日本初之宮」と呼ばれ、この時に須佐之男命が詠んだ歌が日本初の和歌ということで、「和歌発祥の地」とされている。(Wikipedia)
これ、伊勢神宮より授かった弓らしい。

神楽の宿を後にし、バスは松江に向かいました。


松江に来ても松江城には立ち寄りません。明々庵という茶室でお茶を頂いただけ。

松江城には、もう何年も行ってませんね。

そして松江駅に戻って来ました。

松江駅でも歓迎されて、

お土産買わされて、

ホームに来ると、

瑞風奉行のお出迎え。

松江駅のホームには、撮り鉄ちゃんが一人いらっしゃいました。

松江駅のみなさんのお見送りですが、これから宍道湖を行ったり来たりするのでまた来ますよ。

何故行ったり来たりするのかは、宍道湖の夕日を望むため。

それなのに、雨で曇っていたので夕日は見られませんでしたが、前回、綺麗な夕日を撮影出来たので由としましょうね。

松江16:54-宍道17:09-松江17:38です。松江で30分停車中に演奏家が乗車。18:18に出発しました。

お部屋に戻ると、因幡の白兎のお出迎え。
松江を出ると、夕食前の演奏会が始まりました。

何かリクエストと言われても、あほまろにはハイカラな趣味は持ち合わせていないし、この辺の歌ならドジョウすくいくらいは知ってるよ。

二日目の夕食は、鍋料理なので食堂車で頂きました。まずは食前酒。

そして前菜。

凝った器に、車内なのでちょっと偏ってしまったけど、凝ったお料理。

夕食は正装でなければいけない規則になっているのでありますが、

分身は平服のままで失礼しました。

続いて、京都の料亭「菊乃井」の八寸。

「焼き物」として登場するのが、牛照り焼きですが、まだメインディッシュじゃございません。

こちらがメインディッシュ。
車内ではありえない「鍋」。海鮮をメインに、壬生菜、水菜から湯葉、豆腐、粟麩など京料理らしい食材たっぷりの贅沢鍋でございます。

車内で海鮮鍋料理が食べられるのは、瑞風だけですよ。

このお鍋は、車両の揺れでこぼれないように返しが工夫され、開発に1年以上もかけたこだわりを感じながら、お召し上がりください。てなワケで、ワインのお代わりも頂けますか。

お腹いっぱいで、お部屋に戻ってまいりました。

米子駅に停車中。

そろそろ横になろうかな、時計を見るとまだ9時を過ぎたばっかり、ちょっと飲み足りないし、最後の夜なので、バーにでも行ってみましょうかね。

こちらがバーでございます。何にいたしましょうか。お任せでお願いします。それでは、オリジナルカクテル「瑞風」は如何でしょう。ん〜、ハイソ過ぎて良く解らないので微妙・・・。如何ですか、やっぱ、次は分相応な芋焼酎お願いします。

あぁ、酔った酔った。

それにしても、車内の凝りよはハンパ無いですね。


単なる釘隠しもこの有様なのであります。

「ザ・スイート」には、歴代の乗客が残したメッセージを収めたアルバムが保管されております。 我々は、245組目の乗客として、記録を残しておきましたので、今度、乗車される方、あほまろの痕跡を探してみてね。


Memo
iPhone 11Pro MAX
SONY α7R IV
SONY FE 12-24mm F4 G S
ONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
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