
今回の北海道はとっても良いお天気の三日間で、上着も要らないくらいの暖かさでした。かえって、浅草の方が寒く感じるほどだったね。
ローカル線を訪れる旅でしたが、久しぶりのJR北海道の職員の態度で気付いたのが、乗客に対してのおもてなしどころか、思いやりの欠片も感じなかったことですね。まるで、鉄道業はサービス業では無いので、「ホスピタリティマインド」は不要と教育されているかのように、車掌や運転手は業務中に余計な会話は禁止されてもしょうがないとしても、駅員の態度は当事者意識の欠如というか、ちょっとした質問にも面倒くさそうに、余計な仕事なんかしたく無い態度むき出し対応には腹立たしさも感じました。
あほまろは、旅の想いでとして到着した駅の入場券を買い求めているのです。それも、自動販売機で購入するよりJRグループの座席指定券類の予約・発券コンピュータシステム「マルス」で発券してもらうようにしていますが、入場券の発行を頼むと、暇そうにしていた係員が面倒くさそうに、”そこの自動販売機で買ってください”でしたよ。おかげで、今回も「旭川」「帯広」「岩見沢」では、「マルス」券じゃ無いのです。
今回の立ち寄り駅。新十津川駅だけ入場券が無いので、車内の乗車証。

こちらが駅員が発行してくれた「マルス」券です。
不親切なのは入場券の購入だけではありません。列車の接続や快速列車の有無なども答えること無く、”目の前の時刻表を見なさい”。そりゃ見たら一目瞭然だけど、急いでいる時くらいは教えてくれてもいいだろが。
これらの最大の要因は労働組合の意識「国鉄改革の残滓」。簡単な接客もずさん、安全管理は更にずさん、それでも給料はちゃんと貰えるJR北海道の組合員って、良い身分ですよね。このままじゃ、北海道から鉄道が消える日がうんと近いかも知れないですよね。
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最終日の朝、帯広は濃い霧に包まれておりました。この朝の東京も霧だったようです。

帯広駅は、平成8年に連続立体交差事業により帯広ステーションビル「エスタ帯広」との提携で駅高架化を実現しましたが、完成後わずか2年で帯広ステーションビル「エスタ帯広」が自己破産、JR北海道単独運営ではお荷物になっている駅舎とか。JR北海道の駅舎は良くなったけど、無駄遣いが目立ちますね。

そろそろ新そばが出始めたようですね。こんなの見ると、久しぶりにお蕎麦が食べたくなってしまいましたが、朝は駅そばがまだ開いていなかった。

特急「スーパーおおぞら」
にて、釧路に向かいます。

向かいのホームにキハ40池田行、池田といえば十勝ワインで有名なところだね。と、ついつい、余計なことを考えてしまうあほまろでした。

北海道のキハ40は沿線活性化を目的とし、北海道の地域(道北・道東・道南・道央)をイメージした外装や、木目の床・木材を使用した背もたれなどが導入されています。

この列車は、「道東 森の恵み」らしい。

283系気動車「スーパーおおぞら」が入線してきました。

昨日同様、窓は汚れたまま。これだからJR北海道は嫌われているのです。

グリン車も、

普通車もガラガラ。

できるだけ綺麗な窓の席を選んだけど、汚さはどこも限界でしたよ。こんなんじゃ、せっかくの北海道の大自然が汚れて見えてしまうのが残念ですよね。

池田駅での停車時間が長かったので、窓を通さず写真が撮れました。

池田駅でちょっとだけ外から窓を拭いたので、この程度写りましたが、サイロの上のでっかい汚れはとれませんでした。


進行方向右側に釧路の海が見えてきましたが窓が汚く良く撮れません。

汚すぎて窓を見るのもイヤになる。

ようやく釧路に到着、これで汚れともおさらばなのさ。

前頭部側面には形式称号と振子機能をイメージした「FURICO 283」のロゴマークとリサージュ図形が格好良く配されていますが、お願いだから、もうちょっと窓を綺麗に拭いてくだされば、本当に格好良いんだけどな・・・。

釧路駅ホームには、湿原の鐘が設置されております。

太平洋炭鉱の海底炭。

釧路駅からは花咲線の快速ノサップで根室駅に向かいました。
快速列車の窓も汚かったけど、特急よりはマシ。

自分の席の窓だけ外から綺麗に拭いておきましたよ。

北海道向けの酷寒地型(キハ54 501 - )です。酷寒地で使用する区分で、1986年に29両 (501 - 529) が製作された。過酷な気象条件の中での運用に備え、随所に耐雪、凍結対策が施される[4]。排雪走行や動物との衝突などに備え、運転台下にはスカートが装備されています。

根室本線の釧路からは「花咲線」と愛称がつく区間ですよ。

昭和40年代には、急行「ニセコ2号」が根室〜函館間をロングラン運用していたのですよ。

昭和61年製造後、二度の改造が施されたようですね。
根室までは2時間ちょっとです。

乗客は2〜3割って感じでしたね。


途中長い停車中に運転手に話しかけたら。「運転中は運転手に話しかけないでください」シールを指しやがった。これもサービスの悪いJR北海道らしさもろ出しですね。

前方に海が見えてきました。

遠くの島はまだ北方領土ではありませんよ。手前の海岸は昆布干し場です。



花咲線の車窓のピークは、ここ厚岸〜糸魚沢間の厚岸湖と別寒辺牛湿原、別当賀−昆布盛の海岸段丘なので、ここからは車窓に張り付きでしたよ。

その前に、窓ガラスの清掃でした。

正面の窓ガラスだけは拭けませんが、まあまあ綺麗だったかな。





茶内駅は、映画「男はつらいよ・夜霧にむせぶ寅次郎(1984松竹)」に登場した駅で,駅員がいた当時から見るとだいぶん寂しくなったが,駅舎やホームはそのままでした。

上り列車とすれ違います。

浜中駅。

浜中は、今年お亡くなりになった漫画家モンキーパンチ先生の故郷なので、ルパン三世がシンボルマークになっておりました。

浜中駅を出ると、エンジンを目一杯に吹かして、上り勾配を駆け上がって行きます。

両側の鉄道林は針広混交林が続き、その途中から根室市に入って行きます。

厚床駅が見えてきました。



しゃれた駅舎の厚床駅は、かつて標津線の分岐駅でしたが、標津線は1989年4月29日に廃止されました。

大きな駅舎ですが、簡易委託の有人駅で、乗車券は販売はありません。

厚床からは10パーミル勾配でどんどん標高を上げ、

初田牛駅から高度を下げて別当賀駅を過ぎたあたりから、

再び太平洋を望めるようになりましたが、

反対側は「防霧保安林」が続いてます。

落石岬の付け根を通過し落石港を見ながら落石駅到着です。

昆布盛駅を過ぎると、その名の通りの昆布干し場が並んでおりました。

この辺りは海風が強いので、風力発電の効果もあるようで、肝がん沿いにいっぱい並んで回っておりました。

海から離れ、西和田、花咲を通過すると、

日本最東端の駅東根室駅が見えてきましたが、快速列車は停まりませんが、帰りに寄ってみましょう。

列車は東根室駅から大きく左に180度向きを変えで根室に到着するのです。

終点の根室駅に到着です。

ここで降りるのは3度目ですが、最後に来たのは標津線終了の時なので、1989年4月でしたね。

乗客の居なくなった車内や、

駅の様子など記録。

ホームは1個ですが、側線が複数存在し、かつてのコンテナヤードであったことが偲ばれます。







根室駅は、バスターミナルと観光インフォメーションセンターも兼ねております。

根室駅前に今月10日より、日本最東端駅の幸せの黄色いポストが設置されました。これどこかの真似ですね。

そう日本最南端の駅、鹿児島の西大山駅でしたね。

そのうちに、ここも有名になるかも。

根室駅からのさっぷ岬バスで納沙布岬、北方領土見物です。

これはまだ、北方領土ではありません。

北方領土は遠くに見えてましたよ。

日本最東端の郵便局。

日本最東端の神社。

納沙布岬では、生活の中に北方領土が有るのですね。手前の貝殻島灯台もロシアなのです。

平らな島は「水晶島」。


北方領土が返還されるまで火を灯しているそうです。










人間は自由に往来できませんが、鳥たちに国境は無いのです。
伝承鳩でも飛ばして返還を求めたいんだけど、ロシア語出来ないから想いは伝わらないね。

そう思うほど近い距離なのです。

貝殻島灯台までは、僅か3qほどとか。

こちらは日本の灯台ですよ。


帰りのバスの車窓から綺麗な夕日。




途中の草原に二羽の丹頂鶴発見。

遠かったけど、それと判りましたよ。

天使の梯子。

観光を終えて、日本最東端の駅「東根室駅」にも行きましたよ。


駅とはいえ、木のホームだけの無人駅です。

案内板の上に紙が貼られているのは、花咲駅が平成28年3月をもって廃止となったので西和田に書き換えたものですが、紙じゃ剥がれてしまいそう。もう誰かが剥がそうとした痕跡もありましたよ。



根室の総ての交通標識には、ロシア語も記されているのです。

根室より釧路空港までは、バスで向かう方が早いようです。途中で日没に遭遇。

最東端の日没は東京より1時間以上も早いので、これからの時期は3時台に沈むそうでした。

風蓮湖に沈む太陽。

風蓮湖にはオオハクチョウが遊んでましたよ。ここでも丹頂鶴も見られるようですが、運が良ければ。




あ、空に丹頂鶴?みないな雲でした。

陽が落ちて、

釧路空港到着。

この空港から乗るのは、確か3回目ですね。



クラス Jシートで熟睡してしまったので、あっという間に着いちゃった。

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昨日の昼食は、納沙布岬で花咲ガニ定食、はっきしいって不味かったので娘は食べませんでした。

夕食は、釧路空港でこんなの。娘は北海道最後なので、向かいで味噌ラーメン喰らってる。

今回の収穫「帯広版」。


「根室」版。

かなり汚れてるけど、これしか見つからなかったの。

Memo
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