|   タクシーを降りて係員に案内されて入るいつもの上野駅、これから未知のゾーンに入れると思うと、通い慣れた空間が新鮮に見えてくるものですね。
  えぇ、こんなところに四季島専用改札口が有ったのですよ。全く知りませんでした。
 
  この前は何度も通っていましたが、入り口が開いているのを見るのも、もちろん入るのも始めて。
 
  へぇ、中はこうなっていたのですね。もしかしてこの先に13.5番ホームがあるのでしょうか。それは後ほど、考えてもみなかった意外な展開に驚くのであります。
 
  四季島ラウンジ内は
      かなり広い空間です。
 
  待機している方々が今回のクルーのようですが、 
  思ったより年配者ばかりでしたよ。
 
  クルーの紹介。お客様に失礼が無いように、経験豊富なクルーばかり用意したようですが、
 
  あほまろはたとえ失礼が有っても若さでカバーしてくれるクルーの方が良かったのにな・・・。
 
  
  同行カメラマンも紹介されました。埼玉で写真館をされている岡田氏です。 
  クルーズのビデオが流れ、総料理長が挨拶に回ります。
 
  総料理長は岩崎シェフですよ。
 
  四季島ラウンジで出されたコーヒーは、岩崎シェフお気に入りの老舗の超有名店、日本堤のカフェバッハブレンドでした。
 
  上野駅長のご挨拶。 
  
  様々なグッズが売られてましたが、乗車記念にバッジと絵はがきが配られたので、他に欲しい物は無さそうですね。
 
  四季島が入線するので、ご覧になりたい方はと13番ホームに案内されたけど、13.5番ホームっていったいどこなの?
 
  
  13.5番ホームは13番ーホームのお隣ですよ。
 
  と言われて行ってみると、12番と13番の間に細いホームがありましたよ。 
  この細いホームが四季島専用ホームだったのですね。かなり拍子抜け、今まで全く気付きませんでしたよ。
 
  いよいよ始めての四季島に乗車です。
 
  
  駅長さんと記念撮影。
 
  
  外観はシャンパンゴールドの宇宙船のようで格好良いのですが、展望車の中に入ると斜めの柱が邪魔して眺めが最悪でしたよ。外観重視のデザインっていかがなものでしょうね。
 
  
  更に、部屋の窓が小さくて少ないので、車窓から景色を満喫することなんて最初から考えられていないnおがガッカリ。外見重視は乗ってみないと判らないものですね。
 
  13.5番ホームを歩き5号車の「エントランス」に向かうのです。
 
  赤い絨毯が敷かれたエントランスでは、車掌さんが待期しておりました。
 
  複雑に並ぶ小さな窓、車内から見ると「額縁」に風景が絵画のように描き出されるんだって。
 
  ここで部屋の鍵を受け取ります。
 
  あほまろは展望車の隣の203号室ですよ。
 
   室内が広々見えるのはワイドレンズのマジックなのですよ。
 
  実際は室内も窓が小さいので、暗い感じでした。クルーズトレインの中で一番狭くて、テーブルも有りません。 
  
  トイレの中に小さな窓がいっぱい。 
  ブラインドを開くとこんな感じです。
 
  そろそろ出発時間なので展望車に行く途中、真っ赤な通路に驚きました。
 
  通路の突き当たりがエンジンルームです。「四季島」の車両は、電気を供給する架線区間では屋根のパンタグラフを使い、無い区間ではこのディーゼル発電機を使って電気を得て、走行用モーターを駆動させる「EDC方式」を採用。格好良いドイツ製の発電機も見世物にしているのです。 
  赤い通路を抜けると展望車に抜ける白い通路。
 
  展望車はご覧の通りでございます。 
  
  
  
  上野の駅員総出でお見送り。大勢並んで旗を振っておりましたが、窓枠が邪魔して全体を見渡せません。
 
  
  
  
  狭い室内に籠もっていると気持ちも暗くなるので、食事まで広いラウンジカーでコーヒータイム。 
  そんなことより、クルーズトレインの楽しみはお食事であります。
 
  今回も我が家のペットたちの分身を持ってきましたよ。
 
  えぇ、昼間からですか?
 
  昼食も前菜からデザートまでのフルコースであります。
 
  でっかい椎茸は見せるだけ。この後、ちゃんと料理をしたのが出て来たよ。
 
  メインディッシュは山形牛のこんなのでした。
 
  食事を終えて車内探索。ラウンジ全体を覆う樹木のような飾り。
 
  
  
  暖炉にはLEDの火が灯る。
 
  この位置より乗降いたします。 
  
  厨房。
 
  
  再び赤い通路と、
 
  白い通路を抜けて展望車へ。
 
  最後尾の一望車で車掌さんと記念撮影。
 
  同じ造りの先頭車は10号車です。
 
  どちらも眺めの悪い展望車なので、人気無し。
 
  
  
  超広角レンズ効果でせめて眺めが良いように見せてあげませう。
 
  狭い通路を戻ります。
 
  
  角を曲がると赤い通路。
 
  この時点でエンジンはまだかかっておりません。
 
  居住地を抜けて、
 
  その先がロビーカーです。
 
  
  
  乗車記念スタンプ台が有ったけど御朱印帳を持たないので押せません。あほまろは御朱印集めには興味が無いのであります。
 
  田園地帯を抜けると、
 
  宇都宮です。列車は停車しますが、ホームに降りることは出来ません。
 
  お友達になったご夫婦。おくつろぎ中。 
  そろそろ最初の深遊探訪地白石駅に到着なのでお部屋に戻って旅の支度です。
 
  部屋に戻ると、アメニティが置かれてた。
 
  それにしてもなんと狭いお部屋でしょう。
 
  15:21 白石駅到着。ここでも駅長さんのお出迎えでした。 
  深遊探訪は伊達家ゆかりの地なので、武士のお出迎え。
 
  
  仙台藩の城下町として栄え、様々な技と味が熟達され、守り伝えられてきた白石市をバスに乗り換えて散策です。
 
  四季島には専用バスが無いので、JRバスが代用しますよ。
 
  最初は、古典芸能伝承の館「碧水園」にて、活弁士の山崎バニラさんによる白石の歴史などが上映されましたが、館内撮影禁止なので写真はござらん。
 
  「碧水園」を後に、武家屋敷に向かいます。
 
  水路が巡る白石のマンホールはお城でした。
 
  
  いよいよ武家屋敷に潜入であります。
 
  何やら怪しい女性のお出迎え。
 
  享保時代の武家屋敷
        には、こけしが飾られ、
 
  こけしの制作も行われておりました。これも傘張りのような武家の内職だったのかな・・・。
 
  こちらが武家の武士であります。
 
  手先が器用じゃ無いと勤まらないようですね。
 
  武家屋敷を出て、うーめん商店であります。
 
  四季島の車内メニューにもこのうーめんが有るようでした。
 
  お部屋に試食の用意がなされ、地酒までありましたよ。でも、これから夕食なので味見程度にしておかないとと思いながら、美味しかったので全部頂いてしまいましたよ。
 
  男が食べてもうーめんはうめ〜ん。
 
  お店を出ると、外は真っ暗。カラスが鳴くから帰えろ。
 
  白石からバスで仙台市内までやって来て、日本料理
        「醇泉」にて夕食であります。
 
  夕食時にはセミフォーマルな格好でと記されていたので、わざわざ持って来たのに、早く言ってよね。着替えは列車内に置いて来たので、カジュアル姿でも宜しいのでありました。
 
  芳醇の醇に泉と書いて、じゅんせん。旬の食材をふんだんに使った会席料理で有名な料亭のようでした。
 
  仙台伊達家御用蔵勝山酒造の純米吟醸勝山付で、しかたなく美味しく頂きましたとさ。お変わりも二度ほどしたけどね。
 
  料理はこんなのとか、
 
  何だ!こんなのはイラン制裁!
 
  大丈夫です。イクラが苦手とお聞きしておりましたとさ。
 
  食事を終えてほろ酔い状態で再びバス移動、うつらうつらと一時間ほど。
 
  塩竃港に連れて来られました。
 
  これから松島湾のナイトクルーズらしいよ。実は、何を隠しても無駄だけど、もしもし、あほまろは船に弱いっての知らないのですか?
 
  
 
  そんなの関係無い。強制的に船に閉じ込められてしまいました。
 
  酔っているのにこれ以上酔ってもしらないよ。
 
  復興された塩竃の市場が見えます。
 
  ミスなんとかのおねさんが何かくっ喋ってます。
 
  テーブルに、お茶とお菓子が用意されたけど、残念ながらお酒の用意は無いんだって。
 
  マヌケなお菓子を喰らいながら、伊達藩のうんぬんくんぬん、おねいさんのお話は聞き流し。
 
  真っ暗で何も見えんのに、夜間運転良くやるね。
 
  
  津軽三味線の大家登場。
 
  お次の番だよ、ちゃちゃんがちゃん。
 
  酔いが回ってオカルトのような島々が気持ち悪かったよ。
 
  ここ、去年の暮れに娘と言った松島の五大堂だね。
 
  ようやく船を降りてふらふらになりながら松島駅に辿り着いたのが午後9時半でした。
 
  
  あほまろはもう寝る時間なのに、みんなは元気ですね。
 
  地元の方々もお見送りに来てましたよ。
 
  赤い絨毯を歩いて四季島に乗車です。
 
  
  
  
  
  21:58 定刻に松島駅発車でした。みなさんありがとうございます。
 
  長かった一日目が終わり、さぁ、寝ましょ。
 
  浴衣も用意されておりましたとさ。
 
  
 
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