本日より大人の休日倶楽部パスを利用し、四日間連続の蕎麦三昧の旅にでかけます。とは言え、毎朝、愛犬ナナちゃんの朝の散歩を済ませてから上野駅に向かうのです。
初日の目的値は盛岡です。蕎麦の収穫量で全国トップ10に入る岩手県盛岡市。ここはわんこそばで有名ですが、蕎麦の葉や根など余すところなく使った「南部蕎麦御前」が気になっていたのです。


盛岡は雪が少なくて暖かかったので、駅から予約している蕎麦屋まで歩きました。

重厚な雰囲気は、明治時代の銀行らしい。

こちらが目的のお蕎麦屋「東家」さんです。

本館は一般客で混雑しておりました。

本館2階は、名物わんこ蕎麦専用室です。

我々が通されたのは使用風の佇まいの別館でしたが、気取らない素朴な雰囲気の室内は、南部人気質を現しているかのような風土の香りも加味されているようでした。

南部そば会席は、総ての素材にそばが使用されているのですが、昼間っからお酒なんか出されてしまっては、呑めない酒ですが、ちょっとは口にしなくちゃいけませんでしたよ。

お酒のアテは蕎麦味噌です。

蕎麦の実のお吸い物。

蕎麦粉を使った天麩羅。

お刺身のようだけど、何処に蕎麦が使われているのかは不明。

絶妙な蕎麦寿司はグゥ!

めちゃくちゃ美味しい蕎麦がき、もっと食べたくなってしまったけど、入りません。

〆は、二八の手打ち蕎麦。腰が有ってものど越しは良くツルっとした食感の南部独特の手打ちそばはやや太めに切られ、噛みしめると鼻から甘みがほんのりと抜けていくようでした。これで一人前5400円の価値は充分でしょ。いゃ〜満足満足、蕎麦に溺れて蕎麦で死にそうで蕎麦よ。

腹ごなしに帰りも蕎麦駅じゃ無くて盛岡駅まで歩きました。

せっかく盛岡に来たので、大人の休日倶楽部パスが使える、いわて銀河鉄道に乗ってみたくなったのでしたが、やって来たのはJR花輪線直通の列車でした。





特に何処に行くかの目的は無かったけど、とりあえず石川啄木の生まれ故郷「渋民村」にて下車。




渋民駅舎。啄木は(明治43年12月、あほまろの故郷の北海道倶知安町でも誌を詠んでいます。
「真夜中の倶知安駅に降りゆきし 女の鬢の古き痍(きず)あと」

石川啄木の誌にはしょっちょう様々な「停車場」が登場します。もしかしたら啄木も鉄ちゃんだったのかも知れん。

渋民滞在僅か20分、帰路の列車は目的のいわて銀河鉄道の車両でありました。

2両編成なのに、各車両に客が1名づつとは寂しいですね。



折り返しは八戸行。ここから青い森鉄道とも直結しているのですが乗る時間無し。

かつての東北本線跡。線路が外されてちょっと悲しいですね。



帰路の新幹線。

ディープキッス。



帰りは大人の休日倶楽部パスの効果の無いこの車両であります。我々の貸切状態でありました。

食事と一緒に酒も出して来てきやがったので、しかた無く2本ほど飲んであました。

昨日の旅の痕跡が詰まった切符です。

自分へのおみやげ、東屋のおそば。これは来週の朝食用に購入してまいりました。

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