令和8年(2026)8月26日(水)  旧暦7月14日 友引
今朝の撮影 Data
SONY α1 II
Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG
iPhone 17 Pro Max
現像 Adobe Photoshop Lightroom CC
撮影枚数 826枚
- 帯ゆるく足もとだけはパリ仕立て 着物で歩けばここもシャンゼリゼ -

 最近は、文章の多い日記が続き、ネットにアップするのも遅れてしまいます。これも現在、出版に向けて原稿をまとめながら、日々あれこれと思いを巡らせているためなのです。
 そのため、これからの日記にも、今朝の出来事だけではなく、昔の思い出や過去の出来事を振り返って記すことが多くなってしまうかもしれません。
 ついつい長話になってしまいますが、どうかお付き合いくださいね。
「文章は長すぎるよ」とお思いの方は、無理に全部読まなくても結構ですよ。写真だけでも、今朝の浅草をご覧になってくださいね。

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 あほまろが浅草寺境内のハトたちと仲良くなってから、もう四年ほどになります。
 それ以前から、境内にはいつもたくさんのハトがいて、毎朝の散歩で当たり前のように姿を見かけていました。しかし、その頃は「今日もハトたちが遊んでいるな」くらいにしか思っておらず、一羽一羽を特に意識して眺めることもありませんでした。
 ところが、ある朝のことです。一羽のハトが側溝の蓋の上で、足に針金のようなものを絡ませ、身動きが取れなくなっていたのです。見過ごすわけにもいかず、あほまろはそっと捕まえて、足に絡みついた針金を丁寧に取り除いてあげました。
 そして、いつもカバンに入れて持ち歩いている人間用の薬を傷口に塗ってやったのです。それが、下の写真のハート君でした。

 思えば、あほまろが境内のハトたちを単なる「ハトの群れ」ではなく、それぞれに個性を持った存在として意識するようになったのは、この出来事がきっかけだったのでしょうね。
 その後も、足を傷めたり、髪の毛や異物を絡ませたりした数羽のハトを助ける機会がありました。そんなことを繰り返しているうちに、どうやらハトたちの側も、あほまろのことを覚えてくれたようなのです。  もちろん、最初から近寄ってきたわけではありません。少し離れたところからこちらの様子をうかがい、警戒されない距離を保ちながら、こちらも急いで近づこうとはせず、毎朝少しずつ、少しずつ距離を縮めてきました。
 そうやって時間をかけて築いてきたものが、今ではちょっとした信頼関係になっているのでしょうね。

 おかげで最近では、あほまろの姿を見つけると向こうから近寄ってきたり、目の前を飛び回ったりするようになり、まるで飼いバトのようになってしまいましたよ。
 もっとも、飼っているつもりはありません。彼らはあくまでも浅草寺境内で自由に暮らすハトたちです。ただ、毎朝決まった時間に顔を合わせ、「おはよう」と挨拶を交わす顔なじみになっただけなのです。
 今では、それぞれの羽模様や性格などから名前も付けています。そして、あほまろだけではなく、早朝参拝のみなさんにもすっかり顔を覚えられ、ハトたちも立派な「朝友」の仲間になっているのですよ。

 人間とハト。言葉は通じなくても、毎朝顔を合わせ、互いに警戒せずにいられるようになるまでには、それなりの年月が必要だったのです。
 考えてみれば、信頼というものは、人間同士でもハト相手でも、案外同じなのかもしれませんね。
 急いで近づけば逃げられる。追いかければ、もっと遠くへ行ってしまう。それでも毎朝同じ場所で顔を合わせ、何もしない時間を積み重ねているうちに、いつの間にか向こうから近寄ってきてくれるようになるのです。
 四年という歳月をかけて、あほまろは境内のハトたちから、そんな当たり前で大切なことを教えてもらったような気がしておりますよ。

 今朝の浅草寺では、まだ観光客もほとんどいない静かな本堂前に、ひときわ目を引く若いご夫婦がいらっしゃいました。
 お二人は、世界でも指折りのファッション大国、フランスから日本旅行にやって来たとのこと。しかも、日本に着いたばかりだというのに、すでにお二人とも立派な和服姿なのであります。
 男性は濃紺、女性は淡い桃色。朱塗りの本堂を背景に並んで立つ姿は、なかなか絵になっておりましたよ。
 お二人から、「写真を撮ってもらえますか」と頼まれたので、もちろん喜んで引き受けてあげましたよ。日中なら大勢の観光客で埋め尽くされる本堂前も、早朝なら、ほとんど貸し切り状態です。大提灯の真下にお二人に並んでもらい、何枚か写真を撮って差し上げました。

 その代わりと言っては何ですが、あほまろも日記に載せる写真を撮らせていただきました。
 話を聞いてみると、お二人は日本に来たら、ぜひ和服を着て旅を楽しみたいと思っていたそうです。そこで日本に到着すると、さっそく浅草の呉服屋さんで気に入ったものを購入し、今朝は自分たちで着付けをして出てきたというのです。
 レンタルではなく、買ってしまったというところが気に入りましたね。
 ただし、問題はその着こなしです。
 男性は濃紺の着物姿ですが、足元を見ると白い靴下にスニーカー。女性も桃色の和服の裾から白いパンツをのぞかせ、足元は歩きやすそうな普段履きです。

 我々日本人の目から見ると、「おやおや、そこまで和服にしたのなら、足元も何とかならなかったのかな」 と思ってしまいますよね。
 それに、帯の締め方も少々独創的でございました。しかし、理由を聞けば実に明快なのです。
「今日はこれから、たくさん歩くから」
 なるほど。草履や下駄で一日中東京観光をするのは、慣れていない外国人にはかなり大変でしょう。せっかく日本に来たのに、足が痛くなってホテルへ戻ってしまっては、何のための和服旅行なのか分かりません。
 そう考えると、これはこれで理にかなっているのです。

 そもそもファッションというものは、本来、他人から「正しい」と認めてもらうためだけに着るものではありません。ことにフランスのファッション文化には、流行をそのまま追いかけるというより、自分なりの感覚で組み合わせ、自分らしく着こなすことを大切にするイメージがあります。
 もっとも、「フランス人はみんなそうだ」と決めつけてしまえば、それこそ日本人は全員毎日着物を着て寿司を食べている、というくらい乱暴な話になってしまいますけどね。

 しかし、今朝のお二人を見ていると、少なくとも「自分たちが気に入ったものを、自分たちなりに楽しむ」という気持ちは、よく伝わってきました。
 着物にスニーカー。着物の下には歩きやすいパンツ。そして帯は、少々自由奔放。
 いわば、**浅草で生まれた「おフランス流和装」**なのでありました。

 考えてみれば、日本の着物だって長い歴史の中で、いつも同じ形だったわけではありません。時代によって着方も帯も髪型も変わり、その時々の暮らしに合わせて工夫されてきました。

 江戸の町人だって、現代人が想像するほど何でもかんでも格式通りに着て歩いていたわけではないでしょう。粋に着崩したり、流行の柄を競ったり、帯の結び方に工夫を凝らしたりしました。
 ファッションというものは、いつの時代も「決まり」と「遊び」の間を行ったり来たりしてきたのでしょうね。
 そう考えれば、二百年後の人たちが今朝の写真を見て、「二十一世紀の日本では、着物にスニーカーを合わせるのが正式だったらしい」
 なんて研究論文を書いているかもしれませんが、それだけは、ちょっと困りますけどね。

 それにしても、写真で見るとなかなか堂々としたものです。
 大提灯を背に並んだ二人は、最初に感じた違和感などどこかへ消えて、まるでアニメかゲームの世界から、そのまま浅草寺へ飛び出してきた登場人物のようにも見えてきました。
 日本人が「着物はこう着るものだ」と考えている横で、外国から来た若者が「こう着ても楽しいじゃない」と笑っている。これは、なかなか面白い光景でしたよ。
 文化というものは、守ることも大切ですが、外から来た人たちが面白がってくれることで、新しい見え方を教えられることもあるのでしょう。

 とはいえ――。やっぱり帯くらいは、もうちょっとちゃんと締めてもらいたかったですけどね。
 そんなお二人を少し離れたところから熱心に撮影していた女性もおりました。
 聞けば、タイからいらっしゃったYouTuberとのことでした。
 スマートフォンを小さな三脚に据え、画面を確認しながら撮影しています。 フランス人が日本の和服を自己流に着こなし、それをタイ人のYouTuberが浅草寺で撮影し、その様子を日本人のあほまろがさらに写真に撮って日記に載せる。
 もう、いったい誰が誰を撮っているのか分かりません。これぞ国際観光都市・浅草の朝なのであります。

 昔なら、外国へ出かけなければ見ることのできなかった異文化が、今では向こうから浅草へやって来てくれます。そしてスマートフォン一台あれば、その光景が数分後には世界のどこかへ発信されてしまうのです。
 江戸時代の浅草寺参詣を描いた浮世絵師がこの光景を見たなら、いったいどんな絵にしたのでしょうね。濃紺と桃色の和服を着たフランス人夫婦。
 それをスマートフォンで撮るタイ人女性。そして、その全員をカメラで記録する浅草の爺さん。 なかなか忙しい浮世絵になりそうですよ。
 ただ、タイのYouTuberさんには、ひとつだけお願いしておきたいことがあります。
 どうか世界へ向けて、「これが日本の正しい和服の着方です」なんて、紹介しないでくださいね。
 それでは日本の呉服屋さんがひっくり返ってしまいます。
 でも、少しくらい形が違っていても、「日本の文化を楽しみたい」と思ってくれる気持ちは嬉しいものです。

 遠いフランスからやって来た若い二人が、日本に着くなり浅草で和服を求め、まだ人影の少ない早朝の浅草寺へお参りに来てくれた。その事実のほうが、帯の締め方よりずっと大切なのかもしれません。
 正しく着ることから文化に入る人もいれば、面白そうだから着てみることから文化に近づく人もいる。入口は、それぞれで良いのでしょう。
 そして、今朝撮った一枚が、お二人にとって何十年か後にも、
「あのとき、日本の浅草で着物を着たね」
 と笑って思い出せる写真になってくれたなら、シャッターを押したあほまろとしても嬉しいことです。
 そんなことを考えながら、今朝の「おフランス流和装」を見送ったのでありました。

 最後に、今朝の光景を狂歌にしておきましょう。

「帯ゆるく 足もとだけはパリ仕立て 着物で歩けばここもシャンゼリゼ」

「仏蘭西が 浅草で着る日本服 タイが撮影世界がいいね」

 そして、あほまろの本音を少々。

「着る心 それが一番大事でも 帯だけせめて締めてくだされ」(阿呆人也)

 文化交流とは、案外こんなところから始まるものなのかもしれませんね。

。

 今朝の外気温は27℃で、日中の最高気温は36℃まで上がるとのことです。猛烈な酷暑はいくぶん収まるようですが、相変わらず蒸し暑さは続きそうですね。
 家の中にいても蒸し暑さを感じたので、今朝は使い捨ての冷却クールタオルを首に巻いて出かけました。ところが、ひんやり気持ちよかったのは最初の数十分だけ。その後は体温ですっかり温められ、まるでお湯で濡らしたタオルを首に巻いているような状態になってしまいましたよ。

 今朝の日の出は午前5時08分。

 サルスベリの花もそろそろ終わりそうでした。

 ハナカイドウの実。

 おはようございます。今朝は開門4分半前にやって来た、野崎さんと高橋さん。

 おはよう益美さん。

 梶原さんも加わって、おはようございます。

 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。

 日本のナイチンゲールと称される瓜生岩子像。

 セミが鳴く晩夏の境内をご覧下さい。

 深い緑に包まれたイロハモミジ。

 定点観察を続けているソメイヨシノの木。あほまろは、風格ある幹や力強く伸びる枝ぶりはもちろんのこと、とりわけ葉の移ろいに心を惹かれております。

 昨年から落ちることなく枝に残り続けている三枚の葉があります。新しく茂った深緑の葉にそっと覆われ、その存在に気づく人はほとんどおりませんが、あほまろは毎朝、その葉の姿を探してしまうのでございます。

 令和の大改修を終え、広々とした境内西広場。以前とはまったく違う景色になりましたが、開放感あふれる新しい浅草寺の表情が広がっております。

 お店の取り壊し作業が終わった伝法院通りでは、これから石垣や塀の補修工事が始まるのです。

 あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。

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 夕べの睡眠は85%でした。

 おはようヒロちゃん。まだ便秘が続いているので苦しそう。また病院行きかな。

 今朝の朝の朝食は、野菜とゆで卵と焼き鳥にクルミパン。デザートはデコポン。シャイマスカット。

 妻のコレクションは、さくらさんとウメちゃん。

 昨日の東京スカイツリー。

 しゅと犬くん。

 あほまろお帰りなさい。

 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、サバ寿司と柿の葉寿司。デザートは北海道のあんパン。

 妻のコレクションは、スワンさんと宇宙に行くソラさん。

Memo
iPhone 17 ProMAX