あほまろは来年、八十歳という節目を迎えます。その記念として、二十数年間、一日も欠かさず書き続けてきた浅草写真日記を、一冊の本としてまとめる作業を続けております。
今となっては、この写真日記は単なる日々の記録ではありません。浅草寺境内の移り変わり、犬仲間との何気ない朝の挨拶、ビクトリー君をはじめとする鳩やカラスたちとの不思議な交流、様々な方々との出会い、四季折々に咲き移ろう花木、そして、あほまろ自身が歩んできた人生の時間までもが幾重にも重なり合った、ほかの誰にも書くことのできない「個人史」であり、「浅草の定点観測史」でもあるのです。
もっとも、二十数年分の日記を読み返す作業は、想像以上の難敵でございました。毎日書いてきた本人でさえ、「ああ、こんなことがあったのか」と驚くことばかり。昨日ようやく三年分の見直しを終えましたが、全体から見れば、まだ入口をくぐった程度なのであります。
「これは、なかなか骨の折れる仕事だな……。」
そう思いながら境内を歩いていると、今朝も専属案内係のビクトリー君が、いつものように駆け寄ってまいりました。
「今日は、こっちだよ。」
そんな声が聞こえたような気がして後を追うと、向かった先は、おなじみのおみくじ売り場。どうやら今日は、これから先の長い道のりを観音さまに尋ねてみなさい、と勧めてくれたようでございました。
百円を納め、木箱を振り、出てきた番号は第五十六番「末小吉」。
「末小吉」と聞くと、どこか控えめな運勢のようにも思えます。しかし、その意味は「今は焦らず努力を重ねれば、やがて運が開ける」という、未来へ希望をつなぐ吉なのであります。
しかも、浅草寺のおみくじは百本のうち、大吉十七本、吉三十五本、半吉五本、小吉四本、末小吉三本、末吉六本、そして凶が三十本という構成です。その中でも末小吉は、わずか三本。つまり、一番少ない種類のおみくじを引き当てたわけでございます。
「運勢は控えめでも、引き当てる確率は大当たり。」
なんとも浅草らしい、少々ひねくれた縁起話ではありませんか。世の中とは、こういう皮肉があるから面白いのであります。
おみくじには、こんな漢詩が記されておりました。
生涯喜又憂
末老先白頭
勞心千百度
方遇貴人留
現代語にすれば、
「人生には喜びもあれば憂いもある。年老いる前から白髪が増えるほど苦労を重ねるだろう。しかし、幾度となく心を悩ませ努力を続けた先には、良き人との出会いがあり、その助けによって道が開ける。」
という意味です。
特に胸に響いたのが、
「勞心千百度 方遇貴人留」
――幾度となく心を砕き、苦労を重ねた末に、ようやく貴人と巡り会う。
この一節でございましたよ。
思い返せば、あほまろは毎朝浅草を歩き続け、多くの人と出会い、多くの犬や鳥たちと親しくなり、写真を撮り、文章を書き、時には励まされ、時には支えられながら二十数年を積み重ねてまいりました。
そして今、本づくりという大仕事にも、編集を手伝ってくださる方々や、日記を楽しみに読んでくださる皆さまとのご縁があるのです。
考えてみれば、あほまろの人生そのものが、この「貴人」に支えられてきたのかもしれませんね。
もちろん、今後も原稿整理は気の遠くなるような作業でしょう。三年分でこれだけ時間がかかるのですから、残りを考えるだけで頭の白い毛が、ますますハゲるかもしれません。しかし、それもまた、おみくじが教えてくれた「勞心千百度」のうちなのでしょう。
そう考えると、不思議と肩の力が抜けてくるのであります。今朝もビクトリー君は、おみくじ売り場で満足そうな顔をしておりましたよ。
「ほらね、ちゃんと道は続いているでしょう。」そんなふうに胸を張っているようにも見えました。
ありがとう、ビクトリー君。
君に案内してもらったおかげで、まだまだ続く本づくりの道も、焦らず、一歩ずつ歩いて行こうという気持ちになれましたよ。
「白髪増え 悩み重ねてなお歩む 末の小吉道ひらく朝」(阿呆人也)
今朝の雷門前では、一台のバイクを止めた若い女性が、地面に座り込んでカップ麺をすすっておりましたよ。
早朝の浅草寺は、昼間の賑わいとは違い、静寂に包まれた特別な時間が流れております。そんな空気の中で朝食を済ませたくなった気持ちも分からないではありませんが、せっかくなら場所を選んでいただきたかったですね。
浅草寺は多くの人々が手を合わせる信仰の場でもあります。旅の思い出づくりも結構ですが、まずは観音さまへの敬意を忘れずにいてくだされば、もっと気持ちの良い朝になったことでしょう。
もっとも、若いうちは空腹のほうが信仰心より勝ってしまうこともありますからね。これもまた、時代が変わったということなのでしょうか。それでも、浅草では「食べる場所」と「手を合わせる場所」の違いだけは、いつまでも大切にしていただきたいものですね。
今朝も早朝から気温は26℃と高く、朝から蒸し暑さを感じる一日となりました。
日本付近は前線や湿った空気の影響を受けており、東北や関東、九州では気温があまり上がらないものの、局地的な雷雨に注意が必要とのことです。一方、近畿地方では強い日差しが照りつけ、大阪では猛暑日となるほどの厳しい暑さが予想されております。
今朝の日の出は午前4時37分。
ハナカイドウの実。
おはようございます。今朝は開門4分前にやって来た、高橋さん。
おはよう益美さん。秩父のおみやげありがとう。
子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
旧奥山の奥に移動された「日本のナイチンゲール」と称される瓜生岩子像。
夏の境内をご覧下さい。
イロハモミジも深い緑に包まれ、境内には本格的な夏の訪れを感じさせる風景が広がってまいりました。秋には鮮やかな紅葉で人々を魅了するモミジですが、この青々とした葉こそ、一年で最も生命力に満ちあふれた姿なのかもしれません。暑い夏を乗り越えた先に、美しい紅葉の季節が待っているのですね。
定点観察を続けているソメイヨシノの木。あほまろは、風格ある幹や力強く伸びる枝ぶりはもちろんのこと、とりわけ葉の移ろいに心を惹かれております。
このソメイヨシノには、昨年から一度も落ちることなく枝に残り続けている四枚の葉があるのです。今では新しく茂った深緑の葉にそっと覆われ、その存在に気づく人はほとんどおりません。
それでも、あほまろは毎朝、その葉の姿を探してしまうのでございます。まるで一年という歳月の流れを静かに見届ける証人のように、枝へしっかりとしがみつき、新しく芽吹いた葉たちを優しく見守っているようにも思えるのです。
令和の大改修を終えた西広場は、何もない広々とした空間が広がっております。以前の面影はありませんが、その分、空の広さを感じられるようになりました。
伝法院通りでは、お店の取り壊し作業がすべて終わり、今朝は石垣や塀の補修工事が始まる準備が進められておりました。
あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。
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夕べの睡眠は76%でした。
おはようヒロちゃん。
今朝の朝の朝食は、肉と野菜とゆで卵の真ん中に、トウモロコシごはん。デザートはブルーベリー。
妻のコレクションは、昭和初期生まれの音威子府の留さんと春さん。
昨日の東京スカイツリー。
しゅと犬くん。
あほまろお帰りなさい。
夕べの夜の夕食の晩ご飯は、久しぶりのトウモロコシとコッペパン。デザートは西瓜。
妻のコレクションは、シンディちゃんとモモちゃん。
MemoiPhone 17 ProMAX