昨日は、渋谷PARCOで開催されている**「横尾忠則 はじめての90歳! 90のポスター展」**を訪ねてまいりました。
会場には、横尾忠則さんがこれまで手がけてこられた千点を超えるポスターの中から、1960年代から2010年代までを代表する九十点が展示されておりました。代表作はもちろん、普段はなかなか目にする機会のない希少な作品も数多く並び、まさに「横尾忠則という時代」を一望できる贅沢な空間でございました。
あほまろにとって横尾忠則さんは、単なるグラフィックデザイナーではありません。青春そのものと重なる存在なのです。
若き日のあほまろは、新宿・花園神社に張られた真っ赤な「紅テント」に通い詰め、唐十郎さん率いる伝説の劇団「状況劇場」のアングラ演劇に夢中になっておりました。既成の商業演劇にはない、生身の俳優が観客へぶつかってくるような熱気と迫力。あの時代の舞台は、芝居というより事件だったようにも思えます。
そして、その世界をさらに妖しく、美しく彩っていたのが、横尾忠則さんや赤瀬川原平さんらによる前衛的なポスターでした。
終演後に劇場でいただいた『腰巻お仙』のポスターは、あほまろの部屋の壁を長い間飾り、毎日眺めては、あの熱気と興奮を思い出していたのでございます。
そういえば昭和四十三年頃だったでしょうか。銀座松坂屋で開催された『横尾忠則遺作集』出版記念展にも足を運びました。もちろん、その場で本を購入し、横尾さんから直々にサインまでいただきました。その一冊は、半世紀以上を経た今でも、あほまろ家の大切な宝物として書棚に鎮座しております。
あの頃の横尾さんは、未来へ向かって突き進む若き旗手でした。
それが今、「はじめての90歳!」という展覧会のタイトルになっているのですから、時の流れとは実に不思議なものでございます。
もっとも、「九十歳」と聞いて「ご高齢ですね」と思った瞬間に作品を見れば、その考えは一瞬で吹き飛んでしまいます。作品は少しも老いておりません。むしろ、こちらの固定観念のほうが年を取ってしまったのだと気づかされるのでした。
会場には『腰巻お仙』や『TADANORI YOKOO』をはじめとする代表作はもちろん、滅多に公開されない希少な作品が所狭しと並び、しかも写真撮影も許されておりました。
そうそう、横尾さんの作品といえば、あほまろには忘れられない一枚があります。同級生が営んでいた居酒屋のトイレに貼られていた『ジョン・シルバー』のポスターでございます。
あまりの格好良さに刺激を受け、何度も模写をして遊んだものでした。今思えば、トイレに入るたび芸術鑑賞をしていたようなものですね。最近のトイレは無機質で清潔ですが、あの頃のトイレには人生の教養が貼ってあったのでございます。
そして現在、あほまろ家のトイレには『椿説弓張月』のポスターが飾られております。
これは妻と歌舞伎座で観劇した帰り、玄関に「ご自由にお持ちください」と置かれていたものを一枚いただいてきたのでした。
当時は「記念になるからいただこう」くらいの気持ちでしたが、今ではオリジナル作品が驚くような価格で取引されているそうです。
今回の展示会でも販売されているポスターには二十万円、三十万円、中には四十万円という値札まで付いておりました。
その値段を見た瞬間、「歌舞伎座でも、あと十枚くらい頂いてくれば良かったかな。」などという、いかにも庶民的で下世話な考えが一瞬頭をよぎってしまったのであります。
もっとも、その時そんな欲を出していたら、今頃どこにしまったのか分からなくなっていたでしょうから、人間とは都合よくできておりますね
今回この展示会を知るきっかけとなったのは、銭湯研究家として知られる町田忍さんから、「横尾忠則さんが手がけた銭湯ポスターも展示されているよ」と教えていただいたからでした。
それを聞いたあほまろは、オリジナルを見たくて弟子を誘って渋谷へ向かったのでございます。
あの銭湯ポスターは発表当時、「銭湯で泳いでも良いのか」と話題になったことを覚えております。確か、銭湯内ではふさわしくないのではないかという議論まで巻き起こりましたけどね。
しかし、それこそが横尾忠則さんの真骨頂なのでしょう。 人を驚かせ、人を笑わせ、人を考えさせる。
賛否を巻き起こしても、誰の記憶にも残らない作品より、何十年経っても語り継がれる作品のほうが、芸術としてははるかに強い生命力を持っているのです。
九十歳になってなお、「初めて」を名乗る横尾忠則さん。
年齢とは、身体に刻まれる数字であって、創造力に刻まれるものではないのでしょうね。
そして、あほまろも来年はいよいよ**「はじめての八十歳」**を迎えます。
もちろん、横尾忠則さんのような著名人ではございません。しかし、八十歳という人生の節目を記念して、二十六年以上にわたり毎朝書き続けてきた浅草「江戸ネット」の日記を、一冊の本としてまとめようと頑張っているところなのです。
これは写真集でも作品集でもなく、あほまろが毎朝歩き、見つめ、感じ、書き続けてきた浅草の歳月そのものです。移り変わる街並みや四季の風景、境内で出会った人々や犬や鳩たちとの交流、その一日一日の積み重ねが、やがて一冊の本となって未来へ残ってくれたら、これほど嬉しいことはありません。
横尾さんが九十歳になってなお新しい挑戦を続けておられる姿に励まされ、あほまろも「はじめての八十歳」に向けて、人生の集大成となる一冊を完成させたいと願っているのであります。
今回の展示会は、横尾忠則さんの九十年を振り返る展覧会であると同時に、あほまろ自身の青春を静かに振り返る時間でもありました。
会場を後にした時、渋谷の街はすっかり様変わりしておりました。しかし、不思議なことに、心の中では今も紅テントの幕が揺れ、花園神社の夜風が吹いていたのでありました。
「九十路なお 色は褪せずに紙の上 青春までも刷りなおすなり」(阿呆人也)
今日は、厚い雲に覆われているおかげで、昨日ほど気温は上がらないようですが、それでも最高気温は30℃前後の予報です。湿度が高いため、蒸し暑さを感じる一日となりそうですね。
にわか雨の降る可能性もありますので、お出かけの際は折り畳み傘があると安心でしょう。気温が少し控えめとはいえ、熱中症の危険は変わりません。こまめな水分補給を心がけ、無理をせずお過ごしください。
今朝の日の出は午前4時35分。
今朝もいつもの場所に立ち、霧雨に静かに濡れながら、今日の日記には何を書こうかと思いを巡らせていたのであります。
この場所は、あほまろにとって単なる散歩道ではありません。毎朝ここに立つと、境内の木々や空の色、鳥たちの声、風の匂いが、その日の話題をそっと教えてくれるのです。
日記の題材は机の上で考えるものではなく、浅草の朝が授けてくれるもの。今朝も霧雨に煙る境内を眺めながら、自然と今日の一頁が心の中に綴られていったのでありました。
ねむの花は終わりそうです。
ハナカイドウの実。
平井さん、おはようございます。
ビクトリー君も来てましたよ。
今朝、外国から来られた若いお嬢さんがお二人、「浅草寺は何時に開門しますか」と尋ねてこられました。
どちらからいらしたのかお聞きすると、なんとポーランドからとのことでした。
そういえば、以前、浅草をご案内したポーランドのカシャさんも同じ国のご出身でしたね。カシャさんは旦那さんと、日本を紹介する四百ページにも及ぶ旅行ガイドブックを執筆され、その取材のために何度も日本を訪れておられます。
そこで、「カシャさんの日本案内本をご存じですか」と尋ねてみると、「書店で見かけたことがありますよ」とのお返事でした。
遠く離れたポーランドで、日本を愛する方が書いた本を、同じポーランドの方が知っている──そんな小さなご縁に触れ、世界は広いようでいて、案外狭いものなのだと感じた朝でございました。
おはようございます。今朝は開門4分前にやって来た、高橋さん。
おはよう益美さん。
ヘビを探してましたよ。
イロハモミジも深い緑に包まれ、境内には夏の勢いを感じさせる風景が広がってまいりました。秋には鮮やかな紅葉で人々を魅了するモミジですが、この青々とした葉こそ、一年で最も生命力に満ちあふれた姿なのかもしれませんね。暑い夏を乗り越えた先に、美しい紅葉の季節が待っているのです。
定点観察を続けているソメイヨシノの木。あほまろは、幹や枝ぶりはもちろんですが、とりわけ葉の移ろいに心を惹かれ、その小さな変化を毎朝記録し続けているのでございます。
そんな中、昨年から一度も落ちることなく枝に残り続けている四枚の葉があるのです。今では新しく茂った深緑の葉にそっと覆われ、その存在に気づく人はほとんどおりません。
それでも、あほまろは毎朝、その葉を探してしまうのですよ。まるで一年という時の流れを見届ける証人のように、静かに枝へしがみつき、新しい葉たちを見守っているようにも思えるのです。
変わりゆく境内では、まだ定点観察を行うこともできませんが、ほぼ完成に近付いてきたようです。しかし、工事予定表には終了は8月末日となっているので、まだ何かあるのかな。
伝法院通りの撤去作業は終わりましたが、これから外壁の修復作業が行われるようでした。
あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。
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夕べの睡眠は86%でした。
おはようヒロちゃん。
今朝の朝の朝食は、コンビニサンドとベーコンと芋。
妻のコレクションは、ルナちゃんとグレースちゃん。
上野駅の修復作業が終わったようでした。
昨日の東京スカイツリー。
あほまろお帰りなさい。
夕べの夜の夕食の晩ご飯は、上野駅で買った柿の葉鮨。
妻のコレクションは、リカちゃんの子どもたち。
MemoiPhone 17 ProMAX
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「横尾忠則 はじめての90歳!」の続きをごらんください。
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