令和7年(2025)11月21日(金)旧暦10月2日 大安
今朝の撮影 Data SONY α1-2 SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS iPhone 17 ProMAX 現像 Adobe PhotoshopLightroomCC 撮影枚数445枚
- 「百聞は一見にしかず」 -
今朝の外気温は 8℃でしたが、風がなかったおかげで、それほど寒さを感じませんでしたよ。朝晩は冷え込むものの、日中は 17℃まで気温が上がり、日差しの温もりが心地よい“晩秋の陽気”となりそうですね。 そして、明日からは今年最後の三連休。どうやら行楽日和に恵まれ、季節先取りの寒さもひと休みしてくれるようですね。紅葉狩りをはじめ、秋の景色を楽しむには絶好のタイミングですよ。 -------------------------------- あほまろは一昨日、「HOKUSAI ― ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」を観賞してまいりました。帰宅後、展示で目に焼きついた作品を確かめたくなり、手元の図版をめくっていたところ、『富嶽百景(三編)』に収められた「網裏の不二(あみうらのふじ)」の摺りがどうにも気になってしまったのですよ。 こうなると、あほまろの性分としては、もう一度現物を確認せずには気が済まない。結局、翌日も足を引きずるようにして展示会場へと舞い戻ったのでした。 この「網裏の不二」という絵は、隅田川河口の佃島付近で行われていた白魚漁の風景が題材です。縦長の四つ手網の向こう側に、まるで薄布越しの影法師のように富士が透けて見える──北斎らしい、なんとも洒落た構図なのですよ。 ところが、あほまろが気になったのは絵そのものではなく「彫り」なのです。 実はあほまろも昔、版画をかじっていたことがありましてね。網のように繊細で規則正しい模様を“透かし彫り”で表現する難しさというのは、身をもって知っているのです。あほまろも何度挑戦しても網の繊維がプチプチと切れてしまい、途中で匙を投げた苦い思い出があるのでした。 それだけに、「これは二度刷り(別版で網と背景を重ねる技法)なのでは?」──そんな邪推がふくらみ、どうにも確かめたくなったわけなのですよ。 そして再訪して、目を皿のようにして現物を観察した結果…… なんと、背景と網を分けて刷ったのではなく、網の一本一本の間にまで富士の背景が“彫り込まれている”ではありませんか。 「まったく、あんたら江戸の彫り師は化け物かね」──思わず心のなかでつぶやきましたよ。これほど精緻な技術を、手元の暗い作業場で、拡大鏡もない時代にやってのけたのですから驚き以外の何ものでもありません。 あほまろは今まで印刷物だけで満足したつもりでいましたが、あれでは到底わからない。現物に宿る“技の気配”というものは、紙面には落ちてこないのですね。 まさしく、「百聞は一見にしかず」。いや、百聞どころか、一千聞でも敵わないかもしれませんよね。 さらに言えば、この作品の魅力は彫りだけではありません。 北斎の構図力も見事なのです。四つ手網の縦のフォルムを富士の高さに重ね、漁師が偶然にも富士を“網で掬い取った”かのような幻想を生み出している。 派手な彩色ではなく、墨一色で人と富士の距離感をスッと縮め、江戸の風情を一枚の紙に閉じ込めてしまう……もはや魔法としか言いようがありません。 いやはや、北斎の絵は奥深く、見れば見るほど感動が湧き上がるばかり。あほまろは、こんな歳になってなお新しい驚きを与えてくれる北斎に、静かにして熱い敬意を覚えるのであります。 もっとも、あほまろは「網裏の不二」に夢中になるあまり、気がつけば展示ケースに顔がくっつきそうなほど前のめり。 他人の迷惑も省みず、食い入るように観察していたものだから、とうとう係員さんから「お客様、白線からお下がりください」 と、優しくも鋭い一言をいただいてしまいましたよ。 あほまろとしては“創作意欲の暴走”だったわけですが、周囲から見ればただの怪しい老人──いやいや、反省したのであります。 それでも、心に引っかかる作品はまだたくさんあるのです。北斎の世界は、一度では到底すくいきれませんよ。 だからこそ、「できることなら、もう一度行ってみたい」 展示会場を後にした瞬間、胸の奥がじんわりと熱くなり、その思いがチリチリと燃え続けている──そんな今日この頃のあほまろなのでございます。 今朝の日の出は午前6時22分。 今朝は、6時の鐘楼が鳴り終わっても、ビクトリー君ペアの姿が見えませんでした。 「どうしたのかな、寝坊かい?」と心配していたところに、ひょっこり顔を出したのがハートちゃん。 棚の上にちょこんと乗って、「おはよう」のごあいさつをしてくれたのでした。 すると、その後ろから、見慣れない真っ黒い小さなハトが、トコトコと寄ってきたのですよ。 つぶらな瞳に、あどけない仕草。もしかしたら、この子……ハートちゃんの子どもなのかな。 そう思うと胸がほわっと温かくなって、思わず「よく来たねぇ」と声をかけてしまいました。 ビクトリー君の家族模様に、新しい物語が生まれたのかもしれませんね。 これから毎朝、じっくり観察してあげましょう。 浅草の朝は、こうして小さな命たちが物語を紡いでくれるのであります。 中村さん、おはようございます。 今朝は開門2分前にやって来た、野崎さんと高橋さん。おはようございます。 益美さんもやってきました。 野崎さんは、近々入院されるとのことで、無事を祈ってみんなで開門前の記念写真。 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。 初冬の境内をご覧下さい。 定点観察中のイロハモミジが剪定されてしまいました。 冬色に染まってきたソメイヨシノ。 今日と明日からの三連休は、良いお天気になりそうですよ。 あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。 ------------------------------------------------------- 夕べの睡眠は85%でした。 おはようヒロちゃん。 今朝の朝の朝食は、野菜とタマゴ焼きとシャケ。デザートはシャインマスカット。 妻のコレクションは、いちごちゃんとりんごちゃん。 昨日の東京スカイツリー。 しゅと犬くん。 あほまろお帰りなさい。 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、デパ地下で買ってきた神戸牛のすき焼き丼。デザートは榮太郎のおまんじゅう。 昨日の会場は、一昨日より空いてたので、ゆっくり観賞できましたよ。 可愛いワンちゃん。 あほまろは、北斎の江戸の名所とその地を詠み込んだ狂歌がおさめられた色摺りの狂歌絵本「東都勝景一覧」の後刷りを所有しておりますよ。展示会では、その初刷り「隅田川」を拝見することもできました。 Memo iPhone 17 ProMAX