令和7年(2025)11月22日(土)旧暦10月3日 赤口
今朝の撮影 Data SONY α1-2 SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS iPhone 17 ProMAX 現像 Adobe PhotoshopLightroomCC 撮影枚数497枚
- 年の瀬の市の看板見上ぐれば 今年の無茶も笑い納めか -
あほまろは、年末が近づくこの季節になると、どうしても胸の奥がそわそわしてまいります。朝晩はめっきり冷え込み、吐く息も白くなる頃ですが、昼間はまだほんのり暖かさが残り、思わず「ホッ」としてしまう瞬間もございますね。 しかし、そんな余裕も束の間、週が明ければもう十二月──師走ですよ。なんとまあ、今年もあっという間に過ぎ去ってしまいそうで、あほまろは時間の流れの早さに置いていかれそうでございます。 今朝、雷門の前を通ると、浅草寺歳の市「納めの観音・羽子板市」の看板が堂々と掲げられておりました。今年も“浅草の師走”が本格的に始まる合図でございます。 昔からこの看板を見るたびに、あほまろは一年の締めくくりを意識してしまうのですよ。 「年の瀬の 市の看板 見上ぐれば 今年の無茶も 笑い納めか」(阿呆人也) 今年を振り返れば、何とも波乱万丈なこと。あほまろは八月中旬、突然の痛風発作に襲われ、それでも意地を張って早朝散歩を続けた結果、なんと浅草寺境内で熱中症で倒れ、救急車で運ばれるという、実にありがたくない大事件を起こしてしまったのでした。 救急車で運ばれたのは、あほまろの人生でも片手で数えるほど。いやはや、あの時は「年寄りの冷や水」ならぬ、「あほまろの無茶」と笑われても仕方がありませんよ。 熱中症は点滴のおかげで早々に回復しましたが、痛風の痛みは九月中旬まで居座り続け、まるで根性のある不法占拠者のようでございました。三十代で痛風を発症して以来、数年おきにやって来る“あほまろの宿敵”ではありますが、普段は一週間もすれば立ち去ってくれたのですよ。 それが今年に限って長期滞在するとは……これも歳月のいたずら、つまり“年寄り特典”なのでしょうね。 しかし、あほまろは反省もいたしました。痛風に特効薬は無いとのことなので、せめて酒ぐらいは──いや、ビールだけは……いやいや、酒類すべてを思い切って断つことにしたのでございます。 その甲斐あって、十月の豪華寝台列車「瑞風」の旅でも禁酒を貫きましたよ。まわりの乗客が総て無料の高級ワインやシャンパンを楽しんでいる中、あほまろは一人、清らかな水を啜りながら「健康第一」を噛みしめたのでした。なんと健気なことでしょう。 そして毎年言っては達成できない“断捨離”ですが、今年もやはり終わりそうにありません。 あほまろが大切にしてきた物たちは、他人から見れば単なるガラクタ──いや、ほぼゴミと呼んでも差し支えないものでしょう。 しかし、それらはあほまろにとって、思い出の化石であり、語られぬ記憶の断片であり、捨てるに捨てられない愛しき宝物なのです。 「捨てるべき 物ほど愛し 離れずに あの世行くまで 増え続くかな」(阿呆人也) わかっておりますよ。あほまろがいなくなったら、それらは総て容赦なく処分されることでしょう。 しかし、それでもまた今日ひとつ、くだらないものが増えていくのです。この世の物たちがあほまろを呼ぶのか、あほまろが物たちを呼ぶのか──その因果は問いますまい。きっとこれは、あほまろの性(さが)なのでしょうね。 「年の瀬と 我が終わりをも 考慮せず 重ね湧き出る ガラクタの山」(阿呆人也) こうして今年も、浅草の空の下で、あほまろの一年は終わりに向かって静かに走り続けていくのでしょうね。 今朝の日の出は午前6時23分。 まだ夜の名残が色濃い境内に、手水場をひと回りしてから、ビクトリー君が勢いよく飛び込んでまいりました。 暗がりの中でも、その白い羽模様がふわりと浮き上がり、まるで朝の幕開けを告げる一筆書きの光のようでございます。 棚の上には、すでにレインボウちゃんがちょこんと待機。 薄明の灯りに、二羽の羽がほのかに虹色を帯びて、名前のとおりの気品を漂わせておりましたよ。 そこへ、少し遅れてハートちゃんが参上。 ところが……なんと、あろうことかビクトリー君がハートちゃんをあっさりと追い出してしまったのでございます。 いったい何があったのか、鳥社会のしがらみは人間以上に複雑なようで、あほまろには到底読み解けませんよ。 せっかく朝一番に顔を見せてくれたハートちゃん、ほんとうに可哀想に。 しかし、負けてはおりません。今朝のハートちゃんは、そんな悔しさを吹き飛ばすように、ビクトリー君から日々学んだあの“乱舞”を、見事に披露してくれましたよ。 舞い上がる瞬間のしなやかな羽ばたき、くるりとひねる身のこなし。 その舞は、まるで「私だってやれるのよ」と言っているかのようでしたよ。 「追われても 舞いで魅せるや 朝の空 習ひし技で 心晴れたり」(阿呆人也) 朝の浅草寺は小さなステージのよう。今日もまた、彼らの物語が始まっていくのでございます。 「薄闇に 今日も始まる 小さき舞 浅草寺の 朝は羽音で 開門合図」(阿呆人也) おはようございます。今朝は開門5分前にお友達の山本さん、五味さん、高橋さんとやって来た野崎さん。 後ろから金山さんが駆けてきました。 野崎さんは、来週水曜日に入院されるそうです。手術に負けず、頑張ってくださいね。 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。 冬の境内をご覧下さい。 定点観察中のイロハモミジ。 すっかり色に染まってきたソメイヨシノ。 今日は二十四節気の「小雪」。 それでも太平洋側を中心に広く日差しが届き、三連休初日は絶好の行楽日和となりました。紅葉がちょうど見頃を迎えている場所も多く、澄んだ空気の中で、鮮やかな赤や黄色がひときわ映えることでしょう。 あほまろはどこにも出かけず、今日も秘密基地に籠もっておりますけどね。 ------------------------------------------------------ おはようヒロちゃん。 今朝の朝の朝食は、シュウマイに麻婆豆腐とクロワッサン。デザートは柿。 妻のコレクションは、息子のために、旅の天使と旅の女神を飾ってくれました。 昨日の東京スカイツリー。 しゅと犬くん。 おはようヒロちゃん。 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、変わったいなり寿司とエビチリ。 妻のコレクションは、ラウルちゃんとチリちゃん。 Memo iPhone 17 ProMAX