あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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令和7年(2025)10月8日(水)旧暦8月17日 赤口

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今朝の撮影 Data
SONY α1-2
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
iPhone 16ProMAX
現像 Adobe PhotoshopLightroomCC
撮影枚数
701

- 赤布の下に隠れる世の流れ 拝む心は国を越えても -

日記写真

 浅草寺本堂前の賽銭箱の上に、見慣れぬ赤い覆いが設置されておりました。 あほまろは、また何か特別な法要でもあるのかと思っておりましたが、開門直後、係員が手際よくその覆いを取り外すと、謎が解けましたよ。そこには新しい木札が掲げられ、「立ち止まらず、本堂内にてご参拝ください」との注意書きが。しかも、日本語に加えて英語、中国語の表記まで。まさにグローバル対応の浅草寺でございます。
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 係員の話によると、最近はインバウンド観光客の増加で、賽銭箱の前に長蛇の列ができてしまうのだとか。多くの方が「ここで参拝するもの」と思い込み、賽銭を投げては深々とお辞儀、そして記念撮影……。まるで神仏混淆の観光イベントのような光景が日常になりつつあるのです。そこで、境内の流れをスムーズにするため、あえて大きく注意書きを掲げたとのことでした。
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 しかし、係員さんの苦労はここからが本番。閉門後には毎晩この覆いを掛け、翌朝の開門と同時に外すという新たな“日課”が加わったそうです。「いやぁ、これがけっこう重労働なんですよ」と、少し笑いながらも本音を漏らしておりました。
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 そのおかげで、あほまろの定点観察スポットも一部制限を受けることになりましたが、これもまた時代の流れ。浅草寺が“世界の浅草寺”へと進化している証なのかもしれませんね。
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 思えば、雷門から仲見世、そして本堂までの道筋は、いまや「ニッポン・テーマパーク」とも呼ばれるほど外国人観光客で賑わっています。レンタル着物姿の人々が笑い合い、スマホを掲げて五重塔を撮影する姿も、もはや日常の風景。
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 台東区の発表によれば、2024年の年間観光客数は4,121万人。そのうち640万人が外国人旅行者だというのですから驚きです。江戸の下町が、世界の文化交差点になったわけですね。
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 それでも、朝の静けさの中で賽銭箱を見上げると、やはりここは昔も今も変わらぬ信仰の場。 文明開化もグローバル化も、結局は「手を合わせる心」に帰るのだと、あほまろは思うのです。
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「赤布の 下に隠れる 世の流れ 拝む心は 国を越えても」(阿呆人也)
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 昨日は満月でしたが、あいにくの曇り空で、その姿を拝むことは叶いませんでした。
 しかし今朝は、雲間から静かに顔を覗かせた立待月が、浅草の夜明けをやさしく照らしておりましたよ。
 薄青い空を背景に、白銀の月がゆっくりと沈みゆく光景は、まるで夜と朝とが静かに引き継ぎの挨拶を交わしているかのよう。 その光に包まれながら歩いていると、胸の奥がふっと落ち着いていくのを感じます。
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 あほまろは思うのです。人間の暮らしは、古くから月の満ち欠けとともにありました。
 潮の満ち引き、農作の時期、そして心のリズムまでもが、知らず知らずのうちに月の影響を受けているのかもしれませんね。
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 今朝の立待月は、そんな「自然と共に生きる心」を静かに思い出させてくれた気がいたしました。
 雲を抜けてなお輝く月のように、たとえ見えぬ夜があっても、その光は確かに空の彼方で生きている――そう思うと、なんとも穏やかな気持ちになりますね。

「雲隠れ また顔出せし 月の声 心も満ちて 朝に溶けゆく」(阿呆人也)
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 今朝の日の出は午前5時41分。 写真00
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 境内は、まだ夜と朝の境目が曖昧な頃、浅草寺の境内は静寂に包まれておりました。
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 その暗がりを切り裂くように、一羽の影が飛び込んできたのです。もちろん、ビクトリー君ですよ。
 闇の中から、まるで朝の到来を告げるように羽ばたきながら姿を現しました。
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 白い「V」の羽紋が、かすかな灯りを受けて一瞬きらりと光ります。その姿は、まるで夜の帳を破る希望の印のよう。 「今日も来たぞ」と言わんばかりに、あほまろの頭上を旋回しながら、見事な舞を見せてくれましたよ。
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 人も犬友もまだ訪れぬ薄明の時間、彼らは自由そのもの。 ビクトリー君はいつものように手水舎の前を低空で舞い、時折こちらを振り返っては、「今日も写真、頼んだよ」と言っているようでした。
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 あほまろがカメラを構えると、まるでポーズを取るかのように羽を広げる――この呼吸の合い方、長年の友の証しでございます。
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「闇破り 羽音に染まる 朝の風 今日も変わらぬ 友の舞かな」(阿呆人也)
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 やがて、ハートちゃんとレインボー君もやってきました。三羽がそろうと、境内は一気に活気づき、空気が柔らかく震えます。
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  ハートちゃんは名のとおり、胸に浮かぶ白いハート模様を誇らしげに見せつけ、
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 レインボー君は光の加減で羽が虹色に輝き、まるで浅草の夜明けに彩りを添えているようでした。
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 おはようハートちゃん。
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 最近のビクトリー君は、ますます人懐っこくなってきましたよ。あほまろがカメラを構えると、まるでモデルのように羽を広げ、合図を送るように近寄ってくるのです。
 そして、ついにはあほまろの掌にふわりと降り立ち、おやつをねだるようになってしまったのですよ。
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 やれやれ、甘え上手にも程がありますね。
 いつものワンちゃん用のおやつを、少しだけお裾分け。器用に嘴でつまみ上げると、満足そうに一声「クルッ」と鳴き、再び羽を広げて小さく旋回。その仕草がなんとも可愛くて、思わず笑ってしまいましたよ。

「手のひらに 降りて語らう 友ひとり 人も鳥とも 朝を分かちぬ」(阿呆人也)
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 やがて空がうっすらと明るくなり始めるころ、境内にも人の気配が戻りはじめます。
 それを察したビクトリー君は、ゆっくりと手水舎の棚の上へ移動し、いつものように“犬友”たちの登場を待つのです。
 今朝はレインボー君と一緒に、まるで浅草寺の「朝の番人」。
 今日もこの場所から、一日の始まりを見守っているかのようでした。
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 思えば、新コロの頃からずっと、ビクトリー君はあほまろの散歩の友であり、浅草の朝の象徴でもあります。 人も鳥も、時代の流れの中で逞しく、そして優しく共に生きているのですよね。
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 おはようございます。今朝は開門2分半前にやって来た野崎さんと高橋さん。
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 守護さんと益美さんも加わりました。
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 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
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 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。
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 秋の境内をご覧下さい。
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 メイプルリーフ。
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 ソメイヨシノ。
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 週末の三連休は前線や気圧の谷の影響で雲の広がるところが多くなる予想です。
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 あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。
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 夕べの睡眠は100%でした。
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 おはようヒロちゃん。
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 今朝の朝の朝食は、野菜と肉まん。デザートはバナナ。
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 妻のコレクションは、ネネちゃんとクルマスキーちゃん。
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 調子電鉄より新しいダジャレお菓子をいただきました。お馴染み「不味い棒・メロンパン味」に「経営状態が、落下せん」と、「電車に乗ってほしいも」
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 昨日の東京スカイツリー。
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 しゅと犬くん。
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 あほまろお帰りなさい。
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 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、シュウマイに野菜蒸しにパン。デザートはシャインマスカット。
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 妻のコレクションは、レアちゃんとウメちゃん。
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Memo
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