あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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令和7年(2025)10月1日(水)旧暦8月10日 大安

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今朝の撮影 Data
SONY α1-2
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
iPhone 16ProMAX
現像 Adobe PhotoshopLightroomCC
撮影枚数
166

- 今日から十月ですね・・・ -

日記写真

 10月の幕開けは、あいにくの雨模様となりました。時折、ザッと強まることもあるようで、一日を通して傘の手放せない天気になりそうですよ。
 秋が深まるこの時期、官庁や学校、企業などでは「衣替え」が習わしとされています。本来であれば冬服に切り替わる頃合いですが、残暑の名残で暑い日が続いているため、あほまろは今日も半袖のまま出かけてまいりました。

 表紙の写真は、昨夜の宴席会場「清澄庭園涼亭」。
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 衣替えといっても、現代では強制的なものではなく、あくまでも習慣に過ぎません。ただし、近所の高校生に聞いたところによると、学校ではおよそ二週間ほどの移行期間を設けられており、その期間を過ぎると強制的に冬服に替えなければならないのだそうです。交番のおまわりさんにも移行期間をが有るようですよ。季節の移ろいとともに装いを変える文化の中に、時代の名残と現代の規律が交錯しているようで、興味深く感じますね。
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 仲見世の沿道には、先月末から秋の飾りが取り付けられ、紅葉の鮮やかな彩りが一気に広がったのです。早めの秋を先取りしたようですね。こうして紅葉の飾りが並ぶと、浅草にも本格的な秋が訪れたことを実感いたします。

「めぐる四季 仲見世通り 彩(いろ)移ろい 人は変わらず 時のみ急ぐ」(阿呆人也)
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 もっとも、この華やかな飾りも長くは続きません。終われば次はお正月の飾りへと早変わりし、さらに桜や七夕、夏祭りと、四季折々の表情が仲見世を彩ります。人々は「毎年同じことの繰り返し」と思うかもしれませんが、あほまろにとっては違います。なぜなら、その繰り返しの中にこそ、誰も気づかない小さな変化や移ろいが潜んでいるからです。
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 気がつけば、浅草に越してきて今年の十一月で満二十六年になります。人間の二十六年といえば一世代。ですが、この町並みは江戸からの長い歴史を背負っているわけで、あほまろの二十六年などほんの一瞬に過ぎません。それでも、毎年同じ行事を追いかけ、同じ風景を写真に収めてきたことで、初めて見えてくる変化があるのです。人の流れ、商人の工夫、観光客の姿、そして町の息づかい。これらを積み重ねた先に「浅草の今」が浮かび上がってきます。
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 先日のNHKの取材でも、そんな「気づかない日常」をテーマにしてくださり、あほまろが普段から見つめてきた浅草の早朝が紹介されました。テレビに映ると「そんなに立派なことをしているのか」と見えるかもしれませんが、実際のところは誰に頼まれたわけでもなく、ただ好きでカメラを担ぎ、散歩ついでに記録し続けてきただけなのです。
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 けれども、振り返ればその「ただ好きで続けてきたこと」が二十五年を越えました。これほど長く同じ町の姿を追いかけてきた人間も、そう多くはないでしょう。時に「飽きないのですか」と尋ねられますが、飽きるどころか、毎日が発見の連続なのです。仲見世の紅葉一枚にも、時代の流れと人々の営みが宿っている。それを見つけるのが、あほまろの楽しみであり、役目でもあるのです。
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 一年が過ぎるのは驚くほど早いものですが、その速さを実感できるのも、こうして日々を記録しているからこそ。結局のところ、誰に褒められるわけでもなく、求められるわけでもないのに、あほまろは今日もシャッターを切り、浅草の朝を綴り続けているのですよ。
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 雨が激しくなったので、今朝の散歩は早めに切り上げました。
 雨に濡れる奥山のサルスベリ。
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 この先の天気は周期的に変化し、曇りや雨の日と、澄み切った秋晴れの日が交互に訪れる見込みです。日ごとに気温の差も大きく、特に日中と朝晩では寒暖差が際立ってまいりますので、体調管理には十分ご注意くださいませ。
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 今日から浅草寺の開門が30分遅れの冬時間となりました。あほまろは開門を待たずに戻ってきましたが、野崎さんは開門1分半前にいらっしゃいましたよ。
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 今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。
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 夕べの睡眠は77%でした。
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 おはようヒロちゃん。
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 今朝の朝の朝食は、肉野菜炒めにパン。
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 妻のコレクションは、ねねちゃんとこまちちゃん。
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 昨日の東京スカイツリー。
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Memo
iPhone 16 ProMAX
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 昨日は、墨田区にある清澄庭園にて、野崎さん主催の「浅草朝の会」に参加してまいりました。浅草からほど近い場所にありながら、意外にも訪れるのはこれが初めてのこと。庭園の池のほとりに静かに佇む「涼亭」は、まるで時が止まったかのような趣で、そこに集った早朝散歩仲間たちとともに、心豊かなひとときを過ごしました。
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 四季折々の自然に包まれた庭園の風景に癒やされながら、夜は涼亭の座敷で語らいと笑いが尽きず、賑やかな宴となりました。窓越しに灯る柔らかな明かりは、まるで昭和の文人が集った会のようで、日常を忘れるほどの心地よさがありました。
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 浅草の町から少し足を伸ばすだけで、こんな豊かな時間に出会えるとは――あほまろにとっても新たな発見の一日となりましたよ。
 宴席での写真は、益美さんが撮ってくれました。
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 テーブルの上には、皆さんが持ち寄った銘酒の数々がずらりと並びました。焼酎から吟醸酒、さらにはワインまで、まるで酒宴の展示会のような豪華さです。しかしながら、あほまろはすでに酒を断って久しく、この華やかな列を前にしても、手を伸ばすことはございませんでした。
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 けれども、悲観などいたしません。代わりにいただいたのは、ノンアルコールのグラスと、目にも鮮やかな清澄庭園特製のお弁当。季節の野菜や煮物、彩り豊かな天ぷら、刺身にすき焼き風の煮物まで、まるで小さな宴が箱の中に詰め込まれているようでございました。料理ひとつひとつに手仕事の温かみが宿り、酒がなくとも十分に心を満たしてくれる味わいでございました。
 酒を嗜んでいた頃なら、銘酒の数々を前にして喜び勇んでいたことでしょう。しかし今となっては、静かに箸を進め、談笑を楽しむ時間のほうが、あほまろにとっては何よりのご馳走でございます。
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「酒断ちて 盃満たすは 友の声 肴は笑みと 秋の宵かな」(阿呆人也)
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 益美さん写真提供ありがとう。
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 締めは、お馴染み三社締め。よ〜ぉ、・・・
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