あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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令和7年(2025)9月24日(水)旧暦8月3日 仏滅

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今朝の撮影 Data
SONY α1-2
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
iPhone 16ProMAX
現像 Adobe PhotoshopLightroomCC
撮影枚数
514

- 瑞風の夢を抱きつつ -

日記写真

 「瑞風の 夢を抱きつつ 目覚めれば 袖にひやりと 秋の風立つ」(阿呆人也)

 夢のような「瑞風」の旅を終え、今朝からは再び日常へと戻ってまいりました。 振り返れば、車窓に広がった日本海のきらめきや、山里の静かな風景、贅を尽くした食事の数々。そのすべてがまるで幻のように胸に残っておりますよ。
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 東京も、旅の終わりを知ってかのように涼しさを纏い、あの夏日の熱気は遠くへ去ってしまいました。今朝の外気温は17℃、半袖では思わず身震いするほどの冷え込みでございました。けれど昼間には27℃まで上がり、カラッとした空気の中、心地よい秋の陽気が広がるようです。
 瑞風の優雅な時間を思い返しながらも、現実の暮らしは容赦なく始まります。季節の移ろいを感じつつ、旅の余韻を胸に抱いて歩む日常も、また一つの贅沢なのかもしれません。内陸部を中心に寒暖差が大きくなりますので、どうぞ調整しやすい装いでお過ごしくださいね。
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 半年前から心待ちにしていた「あほまろにとって何度目になるのか分からない、しかし“人生最後”と銘打った豪華列車の旅」も、つつがなく幕を閉じました。正直なところ、一時は持病の痛みが収まらなければ断念せざるを得ないと覚悟していたのです。しかし幸いにも、出発のわずか三日前に痛みがすっかり引いてくれたおかげで、息子と二人、寝台特急「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」山陰コース(上り)、下関から京都までの一泊二日の夢のような旅を存分に味わうことができました。
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 何を隠そう、あほまろは筋金入りの“列車旅中毒”でございます。若い頃から常識外れの経路ばかりを選んでは、日本全国を乗り回してきました。その結果、駅員さん泣かせの複雑怪奇な乗り継ぎルートを携えて「みどりの窓口」に足繁く通うのが日課となり、時には発券に数日かかることもあったほどです。窓口の方々からすれば迷惑千万だったかもしれませんが、あほまろにとって「みどりの窓口」は、いわば古くからの馴染みの店のような存在なのです。
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 ちょうど今日は、その「みどりの窓口記念日」。昭和40(1965)年の今日、国鉄(現JR)が全国およそ150の駅に、コンピュータを用いた指定券発売窓口を設置したのが始まりでした。切符を求める長蛇の列を思えば、これはまさに“革命的な窓口”だったのです。ところが時代が変われば名称も変わり、JR東日本が「みどりの窓口」を登録商標としたため、他のJR各社は泣く泣く「JR全線きっぷうりば」などと呼び替える羽目になりました。まるで、かつての愛称を奪われた古参俳優のようで、どこか寂しさを覚えるのです。
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 さらに近年は、時代の波とともにチケットレス化が進み、新型コロナの影響による利用者減少も追い打ちをかけて、「みどりの窓口」は削減の憂き目に遭いました。効率化の名のもとに窓口を閉じたはいいが、利用者の混乱や混雑が増して、結局は復活させたり、遠隔対応の「みどりの券売機プラス」なる機械を導入したりと、右往左往している様子は滑稽でさえあります。人情味ある窓口を機械に置き換えれば解決すると思ったら大間違い。やはり旅人の心を受け止めるのは、人の手から手へと渡される一枚の切符ではないでしょうかね。
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 あほまろは、これからも願わずにはいられません。「どうか、この国から“みどりの窓口”が消えてしまわぬように」と。列車旅は単なる移動ではなく、人生を豊かにする一篇の物語。その入口である窓口が失われれば、旅の夢も半減してしまうのですから。
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  今朝の日の出は午前5時30分。
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 あほまろ、どこに行ってたんだよ!
 まるでそう言わんばかりに、久しぶりに姿を見せたあほまろを見つけるや否や、ビクトリー君が真っすぐこちらへ駆け寄ってきました。その小さな足取りには、寂しさを隠しきれなかった日々の想いがにじんでいるようで、胸がじんわりと温かくなったものです。
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 ごめんよ、寂しい思いをさせてしまったね。
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 そんなあほまろへの抗議なのか、あるいは再会の喜びなのか、今朝のビクトリー君は、ひときわ派手で力強い舞を披露してくれました。
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 翼を大きく広げ、境内の空を自由自在に駆け巡る姿は、まるで「帰ってきてくれてありがとう」と伝えているようでもありました。
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 その一瞬一瞬は、ただの鳥の飛翔にとどまらず、
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 長い友のような絆の証しのようにも思えてならないのです。
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 どうぞご覧ください、今朝だけの特別な舞いを――。
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 「寂しさを 舞に託して 羽ばたけば 再会の朝 風も祝いぬ」(阿呆人也)
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  ハートちゃんも見てましたよ。
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 おはようございます。今朝は開門3分半前にやって来た野崎さんと高橋さん。
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 おはよう益美さん。
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 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
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 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。
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 秋の境内をご覧下さい。
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 メイプルリーフ。
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 ソメイヨシノ。
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 奥山のサルスベリ。
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 すっかり秋らしくなってきましたね。
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 あほまろは今日も秘密基地で旅の写真整理と紀行文の作成に取り組みますね。
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 夕べの睡眠は70%でした。
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 おはようヒロちゃん。
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 昨夜、ヒロちゃんは、旅から戻ったあほまろの姿を見つけるなり、大きな声で何やら訴えてきましたよ。まるで「どこへ行ってたのさ」と文句を言っているかのようでした。
 ただ、最近は動きが少し鈍くなってしまったので、以前のように勢いよく飛びついてくることはありません。それでも、その存在感と鳴き声には、変わらぬ温もりと愛おしさが満ちているのでした。
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 今朝の朝の朝食は、野菜とお肉にパン。デザートは無し、いや、梨。
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 妻のコレクションは、さくらさんとモモちゃん。
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 楽しかった、トワイライトエキスプレス「瑞風」の旅を終え、旅がもたらしてくれた思い出の写真で振り返ってみましょう。
 前回担当してくれた古賀さんと、今回担当の辻本さん。
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 立ち寄り観光の担当者は、さくらさんでした。
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 大きな箱に入った、最後の朝食。
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 朝から豪華でしよ。
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 食後は、鳥取砂丘に立ち寄り観光でした。
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 まずは、砂と水だけを素材につくられる彫刻〈砂像〉を展示する世界初の美術館「砂の美術館」の見学でした。
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 今回の企画は、「2025年日本国際博覧会」開催に遭わせて、「日本」がテーマ。神話の時代から現代までの歴史をベースに富士山や京都に代表される景勝地、寺社建築や浮世絵などを題材にした砂像がならんでおりました。
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 日本と言えば、やはり浅草。
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 鳥取砂丘は、これまでロケなどで幾度となく訪れ、その広大な砂の海を歩き尽くした思い出がございます。吹き渡る風に描かれる砂の模様や、夕日に染まる幻想的な光景、そのすべてがあほまろの胸に刻まれているのです。
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 今回は、あえて砂の上を歩くことはせず、高みから静かにその雄大な姿を眺めるだけにいたしました。上から見渡す砂丘は、また違った趣があり、過去の記憶を呼び覚ますかのようでございましたよ
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 昼食は、地元の方々の歓迎を受けながら、東浜駅近くのレストランにて。
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「駅ごとに 笑顔で迎え 送られて 記憶の環は 心に残る」(阿呆人也)
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 東浜駅より帰路に着きました。
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 この列車は、走行中も窓を開けることができるので、このように素晴らしい風景を車体と共に収めることができるのですよ。
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 餘部駅を通過中。
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 緑色の車体に映し出された景色は、まるで鏡面のように澄みわたり、車窓からの眺めと重なり合って不思議な広がりを見せておりました。海と空、そして山影までもが一つの絵画のように溶け込み、旅の一瞬を永遠の景色に変えてくれたのです。

「鏡面に 映る景色も 旅の夢 現か幻か 海と山なす」(阿呆人也)
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「日本海 きらめく波を 背に受けて 瑞風去りて 夢だけ残る」(阿呆人也)
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 最後の立ち寄り観光は、船岡駅。
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 から仰ぎ見る「瑞風」の姿は、威風堂々としてひときわ映えておりました。
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 ここは鉄道ファンの間ではよく知られた撮影スポットのようで、列車が通るたびに多くのカメラマンがその瞬間を切り取ってきた場所だそうです。あほまろも思わず足を止め、その雄姿を心に刻みましたよ。
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 粋な計らいの数々に触れることができ、とても楽しいひとときを過ごさせていただきました。
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 撮影を終えた後は、再び車内に戻ってひと息つきました。帰路の列車は亀岡を経て、風光明媚な嵯峨嵐山を通り抜け、終着の京都へと向かいます。
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 静かに流れる車窓の景色に身を委ねながら、旅の余韻を心ゆくまで味わうことができましたよ。
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 17:44 京都到着。
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 クルーのみなさん、ありがとう。さようなら「瑞風」。 写真00
 楽しい旅は終わってしまいました。
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 京都より、新幹線にて戻ってまいりました。
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 今回のマンコレは砂丘の「ふくべ」。
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