あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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令和7年(2025)9月19日(金)旧暦7月28日 仏滅

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今朝の撮影 Data
SONY α1-2
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
iPhone 16ProMAX
現像 Adobe PhotoshopLightroomCC
撮影枚数
363

- 彼岸の入り -

日記写真

  いつの間にやら、浅草寺の境内の一角に、真紅の彼岸花がひっそりと咲きはじめましたよ。別名「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」と呼ばれ、天界からの吉兆の花とされ、見る人を悪から遠ざける力があると伝えられております。しかし一方では「幽霊花」なんて物騒な異名まで持っている。芽を出したかと思えば、いきなりすっと咲き揃うその不思議な成長の早さゆえ、まるでこの世とあの世の境を自由に行き来する花に見立てられたのでしょうね。
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 そして今日は「彼岸の入り」。秋分の日を中日とし、前後三日間を加えた七日間が、秋のお彼岸と呼ばれる特別な期間なのです。今年は9月20日から26日まで。暦の上だけでなく、人々の心にも季節の節目を告げる時期であり、先祖や自然に感謝を捧げる期間とされています。
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 日本人は忙しい中でも、お彼岸だけはお墓参りに出かけるもの。そう考えると、仏様に感謝を伝える習慣がまだ息づいている国に生まれたことに、あほまろはちょっと誇らしさを感じるのですよ。
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 もっとも、あほまろのご先祖さまは遠い北海道に眠っておりますゆえ、この浅草から簡単にお墓参りに駆けつけることは叶いません。飛行機に乗って団子を持って墓石を磨き上げるほどの信心深さもないのですから。けれども、代わりに浅草寺五重塔に安置されている、わが家のお位牌に向かって毎年手を合わせています。それがあほまろなりの「彼岸の入り」の習わしであり、都会暮らしの精一杯のご先祖供養なのであります。
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 今日は「九十九の日」でございますよ。
「九十九(つくも)」と読むのは、日本語独特の数字の読み方の妙。大和言葉と漢語の組み合わせ、そして古い慣習が今も生き残っているからこそ、数字ひとつにいくつもの顔があるのですね。百から一を引けば「白」という字になる。その連想から「白髪(つくも髪)」と結びつけられたのも、昔の人の洒落っ気と知恵の賜物なのでしょうね。
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 もっとも「九十九」は、「くじゅうく」や「きゅうじゅうきゅう」とも読めます。九十九里浜に思いを馳せれば海風が吹いてきそうだし、秋葉原界隈の人にとっては「TSUKUMO電機」が頭に浮かぶことでしょう。福祉施設の名前になったり、ラーメン屋の暖簾に掲げられたりと、どうやら「九十九」という響きは、現代においても妙に人を惹きつける魔力を持っているようです。
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 百に届かぬ九十九には、不完全さゆえの趣が宿ります。だからこそ付喪神(つくもがみ)のように、百年に満たぬ道具たちが魂を得て動き出す物語も生まれたのでしょうね。完全であることが尊ばれる現代社会において、あえて「あと一歩足りない」ことを誇りとする心意気、これこそが日本文化の奥深さだと、あほまろはしみじみ感じるのです。
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 それにしても、日本語の数字は縁起に敏感。「四」は「死」に通じるから「よん」と呼び、「九」は「苦」を避けて「きゅう」と言い換える。数字にすら気を配る日本人の神経質さに、思わず苦笑いもいたします。けれども、そのおかげで「つくも」という美しい響きが残り、今日もあほまろの日記にこうして彩りを与えてくれるのですから、まあ悪くはないのでしょうね。

「九十九も あと一つ足りぬ 我が頭 髪は減れども 知恵は増したり」(阿呆人也)
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 おはよう、ビクトリー君。
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 今朝はあいにくの雨模様でございました。冷たい雨粒が境内を濡らし、いつもなら集う犬友たちの姿もなく、参拝客もまばらで、浅草寺はしんと静まり返っておりました。そんな中、あほまろは雨支度に手間取り、いつもの散歩より出遅れてしまったのです。
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 それでも境内に足を踏み入れると、ただ一羽、ビクトリー君が待っていてくれましたよ。まるで「遅かったじゃないか」と言わんばかりに、羽音を響かせながらあほまろの前に飛び出してきたのです。
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 冷たい雨に濡れることなど気にも留めず、きらりと光る黒い羽を大きく広げ、境内をひとり舞台に変えてしまいました。
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 誰もいない朝の境内は、あほまろとビクトリー君のふたりだけの空間。観客も拍手もないのに、彼はいつも以上に高く、そして自由に舞い上がりました。その姿は、まるで雨をも味方につけた祝祭の舞のようで、しっとりとした静寂の中に、確かな生命の鼓動を刻んでいるようでしたよ。
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 あほまろは思いました。雨の日も風の日も、必ず迎えてくれる友がいるということのありがたさを。そして、その翼が描く軌跡の中に、ひとときの希望や慰めを見出せる幸せを。雨に濡れながらも、心はどこまでも温かく晴れ渡った朝でございました。
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「雨しずく 友も参りも 影ひそめ 翼ひとつの 観音舞台」(阿呆人也)
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 おはようございます。今朝は開門3分前にやって来た野崎さん高橋さん。
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 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
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 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。
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 秋の境内をご覧下さい。
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 メイプルリーフ。
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 ソメイヨシノ。
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 奥山のサルスベリの花。
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 急に寒くなりましたね。前日との気温差が大きいため、体調管理や服装選びにご注意ください。
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 あほまろは今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。
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 夕べの睡眠は100%でした。
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 おはようヒロちゃん。
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 今朝の朝の朝食は、野菜とお肉の炒め物にオニオンスープ。
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 妻のコレクションは、瘋癲のリリーちゃんと、音威子府の春ばあちゃん。
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 昨日の東京スカイツリー。
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 しゅと犬くん。
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 あほまろお帰りなさい。
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 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、娘が買ってきた、マーボー豆腐と炒飯。デザートはシャインマスカットのケーキ。
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 妻のコレクションは、クルマスキーちゃんとさくらちゃんのドライブでした。
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Memo
iPhone 16 ProMAX

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