令和7年(2025)6月17日(日)旧暦5月22日 友引
今朝の撮影 Data SONY α1-2 SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS iPhone 16ProMAX 現像 Adobe PhotoshopLightroomCC 撮影枚数673枚
- 陽は高く空は真っ青汗しとど 夏はまだまだ序の口ですと -
あほまろは、毎朝の散歩で浅草寺境内のイチョウの木々を眺めるのが楽しみのひとつなのです。今朝、見上げると、青々とした葉の間から、あの丸くて小さな「銀杏(ぎんなん)」の実が顔を覗かせておりました。まるで、秋の知らせを密やかに伝える伝令のようにね。まだ夏も本番前だというのに、自然の時計は一歩先を進めているのですね。 この銀杏の実というものは、8月の終わり頃に受精して、種子へと成長していくのです。そして、9月から11月にかけて、あの例の強烈な“芳香”を放ちながら、地面に落ちてまいります。毎年その頃になると、境内は黄色いじゅうたんを広げたかのような景色に染まり、まるで極楽浄土の入り口のような幻想的な眺めとなるのですよ。ただし、鼻をつままなければならない極楽ですけどね。でも、あほまろはちゃんと愛しておりますよ。 「銀杏や 実るも落ちるも 臭(くさ)き縁 されど君こそ 秋の実よ」(阿呆人也) ご存じのとおり、東京都のマークは銀杏なので、街路樹としてイチョウがよく植えられておりますが、街の美観や匂いへの配慮から、たいていは実をつけない雄株ばかりが選ばれております。その点、境内のイチョウは雄株も雌株も仲良く並んで植えられておりますので、自然の摂理に従って、しっかりと実がなるのです。 秋になれば、この“自然のいたずら”が参拝者の足元に転がり出し、時に靴底に貼りついて、家まで香りを連れて帰ってしまう。なんていう苦情も耳にしますが、それもまた、四季とともに暮らす日本ならではの風情ではございませんか。 イチョウは、生きた化石とも呼ばれる古代の植物。億年の時を超えて、いまここに立っているのです。そんなイチョウが、春に芽吹き、夏に実を宿し、秋に香りを振りまいて、冬にすべてを落とす。その命のサイクルに、あほまろはいつも敬意を抱いております。だから、匂いくらい我慢しますよ――なるべく、ね。 さぁ、今年も銀杏の実りの季節が始まります。皆さま、黄色い絨毯が広がるその日まで、しばしのご猶予を。そして、銀杏を踏む際はどうかお気をつけて。靴底に“秋の記憶”を持ち帰らぬように、ご用心くださいませ。 今日は、太平洋高気圧の勢力が強まった影響で、梅雨前線の活動が一時的に弱まり、広い範囲で「梅雨の中休み」となりました。日本列島には暖かな空気が流れ込み、東京では夜明け前からすでに24℃。蒸し暑さが肌にまとわりつくような朝でしたよ。 日中はまるで梅雨明け後のような青空が広がり、このまま気温はグングン上がって、予報では35℃――今年初の「猛暑日」になるとのことです。くれぐれも熱中症対策をお忘れなく、水分と休息はたっぷりとお取りくださいね。 さて、あほまろは明日から2泊3日、涼を求めて北海道へ旅立ちます。行き先は、かの音威子府(おといねっぷ)。最近あほまろは、音威子府と浅草を舞台にした、くだらないと言えばくだらない、けれど本人は至って真剣な……小説を書いておりまして、その取材の旅なのです。 なにぶん、現地の空気や匂いを肌で感じておかねば、物語に命が吹き込めませんからね。執筆という名の逃避行……いや、探訪でございます。 というわけで、みなさんにまたお目にかかれるのは土曜日になりますよ。しばしのお別れですが、どうぞ元気で、そしてこの暑さにも負けず、お過ごしくださいませ。あほまろも北の大地で、しっかり吸収してまいりますゆえ。 キョエちゃん、しばしの間、寂しいかもしれませんが――どうか待っててくださいね。 あほまろは明日から、北海道・音威子府へと旅に出ますが、物語の中にはちゃんと、キョエちゃんも登場していただいておりますよ。 物語は、浅草神社の狛犬の上に佇むキョエちゃんが、一枚の黒い羽根をふわりと落とすところから始まるのです。その羽根は、やがて“時”と“記憶”をつなぐ鍵となり、遠く離れた雪国へと物語を運んでいくのです。 そう、あなたの羽ばたきがなければ、物語は始まらなかったのですよ。 キョエちゃん、ほんの少しだけ、登場しているだけかもしれませんが、しっかりと“語りの環”の一翼を担ってくださっているのですからね。 ---物語からちょっとだけ抜粋--- 朝焼けの光が、浅草神社の境内にうっすらと差し込む。まだ人影まばらなその時、ひときわ高いところから世界を見つめる目があった。 狛犬の頭の上に、静かに佇む一羽のカラス。その黒羽の名は、キョエ。 キョエちゃんは、今朝もあほまろの姿を待っていた。 だがその日は、なぜかいつもより少し早く、首をかしげるように羽を震わせると、そっと一枚の羽根を抜いた。 それは、風もないのにふわりと空を舞い、朝の光を受けて銀のようにきらめいた。 羽根は、ゆっくりと弧を描いて落ちていき――誰かの足元に、そっと届いた。 その誰かとは、まだ見ぬ誰か。けれど、その羽根を拾った瞬間から、物語は始まっていたのだ。 音威子府(おといねっぷ)という名も知らぬ、遠い北の村と、ここ浅草とを結ぶ、記憶と時間の環(わ)の物語が。 キョエちゃんは、なにも言わず、ただ東の空を見つめていた。 それは、あほまろにもまだ知らされていない、時の兆しだった---- ビクトリー君もおもしろそうだねと言ってたよ。 アメリカデイゴの花が、日を追うごとにどんどん落ちておりますね。 今朝も、まるで「はい、どうぞ」とでも言うかのように、目の前にポトンと一輪。あほまろの足元に落ちてきましたよ。 それは、まるで花自身が何かを伝えたがっているようなタイミングでした。拾い上げると、艶やかな赤が朝の光に映えて、美しいというよりも、どこか切なさを秘めた色に感じられました。 このアメリカデイゴの花は、一般的な花のように花びらが一枚ずつ散るのではなく、あの形のまま、まるごと“ひとつの意志”のように落ちてくるのですよ。だからこそ、なおさら愛おしい。 花びらが風に舞うのも美しければ、花そのものが音もなく落ちる姿には、どこか命の静けさが宿っているように思えてなりません。 持ち帰ったその花は、今、コップの水に浮かべております。今夜は、明後日からの禁酒を前に、ひとり静かに狂句をひねりながらの“花見酒”とまいりますかね。 「落ちた花 音もたてずにポトンだよ 誰に告げずに咲きを終える」 「咲くときも落ちるときにも誇らしく ひとの心を染めてゆく花」 今朝の日の出は午前4時24分。 合歓の花。 今朝の境内で出会ったのは、ムクドリのつがい。 手前をちょこまか歩くのが夫、奥で悠々と構えているのが妻――たぶん、ですけどね。 ふたりは仲睦まじく地面をついばんでいたのですが、夫のほうが何やら見つけた様子。くちばしで小さなものを拾い上げると、せっせと妻に口移し。 その姿たるや、まるで、 「ほら、これでいいでしょう?」 「んー…まあ、悪くないけど、次はもっと大きいのをお願いね」 そんな会話が聞こえてきそうな、まさにかかあ天下の朝の光景でした。 夫はせっせと給仕係、妻はどっしりと王座にて待機――人間界にも、どこかで見覚えのある風景ではありませんか。あほまろは、そんなやり取りをカメラ越しに眺めながら、思わず笑ってしまいましたよ。鳥たちも、ちゃんと家庭の力関係を持っているんですね。 ムクドリのつがいを夢中になって撮っていたあほまろ。すると、ふと頭上から視線を感じたのです。 見上げれば――いましたよ。いつものように、キョエちゃんママが静かに佇んでいたのです。 境内の高みから、まるで監督官のようにムクドリたちのやりとりを見守っておりましたよ。 「あらあら、若い夫婦は朝から元気ね」。そんなつぶやきが聞こえてきそうな眼差しでしたよ。 キョエちゃんママは、何も言わずとも、すべてを知っている。 ムクドリ夫婦がどちらに主導権があるのかも、きっと一目で見抜いていたに違いありません。 突然、ママの横に――キョエちゃん登場。 そして、いきなり「カア、カア」と鳴き出したのです。 母が黙して語らず、子が声をあげる――まるで世代交代の象徴のような瞬間。 けれど、その鳴き声はどこか無邪気で、ちょっと興奮気味。 ムクドリたちの動きが気になったのか、それとも、あほまろに何か言いたかったのでしょうかね。 こうして、あほまろは境内の鳥たちと、少しずつ、でも確かに仲良くなっているのですよ。 キョエちゃんママは、あほまろの顔を見ると「遅かったじゃない」と言いたげな目で見つめ、キョエちゃんは、なぜかちょっと興奮気味に鳴きながら寄ってきます。 また、ビクトリー君は相変わらず舞いを披露し、ハートチャンはまだ少し照れながらも歩み寄ってくれる。 そしてムクドリの夫婦は……まあ、こっちのことなど気にせず喧嘩したり仲直りしたり、勝手ににぎやかですけどね。 でも、こういう朝こそが、あほまろにとっての”一日”の始まり。ニュースでもSNSでもない、生の「命の声」とのふれあい。それがあほまろにとって、何よりの贈り物なのです。 おはようございます。今朝は開門3分半前にお友達とやって来た野崎さん。 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。 初夏の境内をご覧下さい。 いまだに枝にしがみつく枯れ葉。誰も見向きもしないかもしれませんが、あほまろは、ちゃんと見ておりますよ。 毎朝の散歩のたびに、「まだ頑張ってるなぁ」と声をかけてあげているのです。 奥山のアジサイ。 今日は今年一番の暑さになるようですね。暑さは命に関わる時代になりました。どうか皆さま、冷たいお茶けの水分と休憩、くれぐれもお忘れなく。 「陽は高く空は真っ青汗しとど 夏はまだまだ序の口ですと」 あほまろも今日は、秘密基地に明日の取材の準備に励むといたします。 ------------------------------------------------------- 夕べは遅くまで考えていたので、睡眠は53%でした。 おはようヒロちゃん。 今朝の朝の朝食は、今度は、ブルーベリーを入れたポタージュとクロワッサン。デザートはSuica。 妻のコレクションは、チリちゃんと、音威子府のトメさん。 目の前におちてきたアメリカデイゴの花。今夜の楽しみです。 昨日の東京スカイツリー。 しゅと犬くん。 おはようヒロちゃん。暑いよ・・・・。 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、娘が買ってきたうな丼なので、「黒佐藤」を飾ってみました。デザートは佐藤のサクランボ。 妻のコレクションは、ウメちゃんと焼酎好きの瘋癲のリリーちゃんが、開けちゃった。 Memo iPhone 16 ProMAX