あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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令和7年(2025)5月31日(土)旧暦5月5日 先負

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今朝の撮影 Data
SONY α1-2
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
iPhone 16ProMAX
現像 Adobe PhotoshopLightroomCC
撮影枚数
589

- 自然界ではこれが立派な“愛情表現” -

日記写真

 今朝も、浅草寺境内の影向堂で、驚くべき報せが飛び込んできたのです。あの池に時折現れるアオサギが、なんと…鯉を捕まえて丸ごと飲み込んでしまったのだとか。
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 あほまろは、その劇的な瞬間には立ち会えませんでしたが、犬友のアラ・モアナちゃんパパが、見事なタイミングで写真とビデオに収めてくれました。その証拠写真を拝見すると、アオサギのくちばしには、あの赤くて立派な鯉がぶら下がっているではありませんか。
 しかも、この鯉、サギの喉元より明らかに太い。にもかかわらず、長い首をくねらせながら、あの繊細そうな喉がぐいぐいと膨らみ、獲物が体内に吸い込まれていったのです。自然界とは、かくも容赦ないものなのですね。
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 小鳥たちの多くは、木の実を食べて種を運び、やがてどこかに芽吹く希望を植えていきます。しかしこのアオサギは、完全なる動物食。魚、カエル、ヘビ、そして小鳥のヒナまで、生きたタンパク質を丸ごとお召し上がりになる。さながら境内の“頂点捕食者”とでも申しましょうか。
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 とはいえ、彼らも今は子育て真っ只中。きっとこの鯉も、巣に待つヒナたちへのお土産だったのでしょう。アオサギは、一度自分の胃に収めた獲物を、巣に戻ってから吐き戻して与えるのだそうです。人間なら眉をひそめたくなるような話ですが、自然界ではこれが立派な“愛情表現”なのです。
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 そういえば、あほまろのお友だちカラスのキョエちゃんも、先月からぱったりと姿を見せなくなりました。きっとどこかで巣を作り、せっせと子育てに勤しんでいるのでしょう。けれど、キョエちゃんママだけは、今朝も変わらず浅草神社の境内であほまろを待っていてくれますよ。その姿を見ていると、母鳥の強さと、静かな孤独が胸に沁みてくるのです。
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 昔は鳥たちにとっても住みやすい自然が、今や人間の都合でどんどん狭まりつつあります。私たちが失ったものは多いけれど、せめて今、この子たちが命を育むひとときだけでも、そっと見守ってあげたいと思うのですよ。
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 人間の暮らしが自然を侵し、かつて住みやすかった世界を狭めてしまったのは、まぎれもない事実です。だからこそ、せめてこの繁殖の季節だけでも、鳥たちの営みに目を細め、やさしく見守ってあげたいと思うのです。追い払うよりも、寄り添う心が、きっと明日を変えてくれる。あほまろはそう信じていますよ。
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 今日も、鯉を呑み込むアオサギの姿から、あほまろはたくさんのことを学ばせてもらいましたよ。自然は、残酷で、美しくて、そして、とても正直であることを。
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 風の冷たさが肌を刺すような、外気温14℃の肌寒い朝でした。それでも、散歩の時点ではまだ雨は降っていなかったのです。けれども、関東南岸に位置する低気圧が本州東の海上を北上しており、関東甲信から北陸、東北にかけては広い範囲で雨が降り出すとの予報。場所によっては、強風を伴った横殴りの雨となるおそれもあるようですね。
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 こうして日記を書いている今、外からは激しい雨音が響いてまいります。風も冷たく、どうやら今日は一日、ヒンヤリとした空気に包まれそうです。昼間といえども油断は禁物。お出かけの際は、しっかりと上着を羽織ってお過ごしくださいね。
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 おはようキョエちゃんママ。
 あほまろは、毎朝、浅草の境内を歩きながら、鳥たちと交わす無言の会話の続きを、心の中で書き綴っているようなものなのです。
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 キョエちゃん親子と出会って、もう二年余りが経ちましたよ。時間が経つのは早いもので、最初はただの通りすがりだったカラスが、いつの間にか、あほまろの“散歩仲間”になってしまったのですから、人生は面白いものですよ。
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 思い返せば、あれはキョエちゃんがまだ幼いヒナだった頃。他のカラスの縄張りに迷い込んでしまい、寄ってたかって虐められていたのですよ。羽も傷つき、地面に蹲るその姿を見たあほまろは、思わず手を差し伸べてしまったのです。血を洗って治療してあげる姿を、木の上からじっと心配そうに見つめていたのが、このキョエちゃんママだったのです。
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 それからというもの、毎朝あほまろの姿を見かけると、親子でちょこちょこと近づいてくるようになりました。カラスというと、どうにも忌み嫌われがちですが、実際には非常に賢く、慎重で、そして心を通わせる力を持った鳥なのです。人の顔を覚え、時には言葉まで真似する、そんな知性の高さを持ちながら、今日もゴミを漁っては人間に怒鳴られているのですから、まことに理不尽な話ですけどね。
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 ところが、ここひと月ほどでしょうか。キョエちゃんの姿がぱったりと見えなくなってしまいました。でも、ママだけは変わらず、毎朝あほまろの前に現れてくれるのです。最初は、どこか寂しげな様子もありましたが、いまでは落ち着いた表情で、静かに境内を歩いています。あほまろにはわかるのです。きっと、キョエちゃんはどこかで無事に巣を構え、今ごろヒナたちに囲まれて、あの大きなくちばしでせっせと子育てに励んでいるのでしょう。
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 そう考えると、あほまろの胸の中にも、あたたかく、どこか誇らしい思いが込み上げてくるのです。人間が失いかけている“親子の絆”というものを、カラスたちがしっかりと見せてくれているのですから。
 カラスは、ただの黒い鳥ではありません。人と通じ合える知性と、親子の情を持った、実に味わい深い生きものなのですよ。あほまろには、彼らがまるで自分のご近所の誰かのように思えてくるのです。声をかけても返事はしませんけれど、その目が何かを語りかけてくる。そんな静かな関係が、また明日も続いてくれることを、あほまろは楽しみにしているのですよ。
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 おはようビクトリー君。背中に見事なV字が描かれていることから、あほまろは「ビクトリー君」と命名したのです。勝利の“V”、なんとも縁起の良い名前でしょう。
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 このビクトリー君、なかなか芸達者なハトでして、あほまろが境内に足を踏み入れると、どこからともなく現れて、ぴょんぴょん跳ねながら、あほまろのまわりを飛び回ってくれるのです。
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 これがまた、乱舞というよりも、空中バレエとでも呼びたくなるような優雅な動きで、たまに他のハトたちも影響されて、一緒に舞い始めるのですから、まったくもって愉快な朝ですよ。
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 カラスのキョエちゃん親子とも旧知の仲ですが、ハト界隈にもこうして、あほまろを慕って(?)寄ってきてくれる仲間たちがいるのです。
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 人間には人間の社会があり、鳥には鳥の“街”がある。境内という小宇宙の中で、彼らと無言の交流を重ねていると、世間の喧騒やニュースの騒がしさなど、まるで別世界の話のように感じられてしまいますね。
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 それにしても、鳥たちの目というのは、実に正直です。ビクトリー君のくりくりとした目で見つめられると、「おい、また来たな」とでも言われているような、なんとも居心地のよい感覚に包まれるのです。
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 人間の社会では、褒められるよりもけなされることの方が多くなってきたこの頃。せめてこのハトたちとの朝だけは、あほまろにとって“勝利の時”でありたいと願っております。
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 明日もまた、ビクトリー君のV字の舞が見られますように。境内の舞台は、毎朝、静かに幕を開けているのですよ。
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 アメリカデイゴの蕾を見てくださいよ、この真っ赤な粒々。あほまろには、唐辛子かと思うほどに辛そうな姿にも見えるし、角度によっては鳥のくちばしが枝先に鈴なりになっているようにも見えてくるのです。こんな艶やかな色で、そっと小声で「見て見て」と言っているような佇まい、なんだか憎めませんね。
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 それにしても、アメリカデイゴという名前の響きには、いささか大仰なロマンを感じてしまいます。アメリカで生まれたから“アメリカ”なのか、あるいは日本の“デイゴ”の親戚筋だからそう呼ぶのか。調べてみれば、この木は本来ブラジルやアルゼンチンの原産らしく、アメリカと名乗りつつ、アメリカではあまり目にしないという、なんともアイデンティティが混線した植物なのです。まあ、そのあたりも含めて、どこか現代人を彷彿とさせる存在ではありますね。
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 蕾が膨らみきったあとは、まるで蝶の羽のような華やかな花が咲きます。情熱の赤、命の赤、そのひとつひとつが、梅雨の曇天の下にあっても、まるで小さな太陽のように輝いてくれるのです。
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 浅草という土地に根を張り、夏が来るたびに、こうして律儀に咲いてくれるアメリカデイゴ。誰に見られようが見られまいが、花は花として、ただ咲くべき時を知っているのですね。
 あほまろもそうありたいものです。華やかさよりも、タイミングを大切に。なんて言いつつ、写真に納めながら「もう少し早く咲いてくれたらな」と欲張ってしまうのも人間の性(さが)でしようかね。
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 いまはまだ、唐辛子にも似た小さな蕾たち。ですが、このあと訪れる浅草の夏に、きっと艶やかな蝶の舞いを見せてくれることでしょう。その日を、カメラを磨きながら、あほまろは静かに待っているのですよ。
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 今朝の日の出は午前4時27分。
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 おはよう、ハートちゃん。今日も凛とした表情で、こちらを見つめてくれましたね。まるで「今日の撮影はこれでどう?」と言わんばかりのポーズ。写真に撮るたび、ちょっと誇らしげな顔をしてくれるのが、たまりませんよ。
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 ハートちゃんと出会ったのは、ちょうど昨年の春のことでした。あのときは、右足を傷つけて地面に蹲っていましたね。羽は元気でも、足が痛ければ飛ぶのもままならない。誰にも気づかれず、人の波の中に取り残されていたその姿を見て、あほまろは迷わず駆け寄りましたよ。
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 あほまろの散歩バッグには、ちょっとした“医療道具”が常備されているのです。傷薬に絆創膏。いざという時の備えは、鳥にも人にも等しく向けられるべきですからね。毎朝、そっと薬を塗り、足をかばうその小さな体を見守ってきました。
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 やがて、ハートちゃんは少しずつ元気を取り戻し、ついには空へと舞い上がるようになったのです。まだ右足の指は2本欠けたまま。それでも、空の旅には支障がないようで、あの傷バン付きの足をぴょこぴょこと引きずりながらも、見事な飛行を披露してくれます。歩くときは少し苦しそうに見えますが、その足取りにこそ、命のたくましさを感じずにはいられません。
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 世の中には、「鳩なんてどこにでもいる」と言う人もいますが、あほまろにはそうは思えません。この一羽、この名前、この物語、それぞれが唯一無二の出会いであり、かけがえのない縁なのです。
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 ハートちゃん、あなたのその姿に、あほまろは何度も元気をもらっていますよ。見た目ではわからない痛みを抱えながらも、今日もこうして立ち上がってくれる。人間の世界も、見習うべきことがまだまだ多いものです。
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 明日もまた、おはようと言わせてくださいね。空の上からでもいい。あなたが元気でいてくれる限り、あほまろの朝は、ちょっとだけ輝いて見えるのです。
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 おはようございます。今朝は開門4分半前にお友達の山本さんと金山さんたちとやって来た野崎さん。
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 おはよう益美さん。ホワイトアスパラおいしかったよ。
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 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
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 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。
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 初夏の境内をご覧下さい。
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 昨年から落ちずに、いまだに枝にしがみついているソメイヨシノの一枚の葉。
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 キンシバイ(金糸梅)
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 奥山の梅の実。
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 今日は雨のいちにちなので、花川戸の花魁道中は中止かもね。
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 今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。
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 夕べの睡眠は89%でした。
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 おはようヒロちゃん。
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 今朝の朝の朝食は、野菜とソーセージとウズラの卵に海苔ごはん。デザートはキュウイ。
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 妻のコレクションは、クルマスキーちゃんとモモちゃん。
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 昨日は雨で霞んだ東京スカイツリー。
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 しゅと犬くん。
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 あほまろお帰りなさい。
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 いつも寝てばかりだね。
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 悪かったな、ニャロメ。
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 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、久しぶりに近所の寿司屋さんから出前一丁なので、未開封の「黒佐藤」を飾ってあげました。妻のコレクションは、サクラちゃんと歌手の聖子ちゃん。
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Memo
iPhone 16 ProMAX

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