あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記
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令和7年(2025)3月28日(金)旧暦2月29日 赤口

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今朝の撮影 Data
SONY α7CR
SONY FE 24-240mm/F3.5-6.3 OSS
iPhone 16ProMAX
現像 Adobe PhotoshopLightroomCC
撮影枚数
594

- ながむとて花にもいたし頸(くび)の骨 -

日記写真

 あほまろが毎朝歩く浅草寺の境内にも、春の息吹がはっきりと感じられる季節がやってまいりました。今朝見上げた枝先には、桜がほぼ満開となり、まさに見ごろを迎えております。淡い桃色の花びらが朝の空気に溶け込み、そこに立ち尽くしているだけで、時の流れが止まったかのような気分になってますよ。
 日本では「花」といえば、まず思い浮かべるのが「桜」ですね。古来より、桜は春の象徴であると同時に、日本人の心そのものを映し出す存在でもあります。多くの和歌や俳句に桜は詠まれ、直接「桜」と記されていなくとも、「花」と一文字書かれるだけで、それが桜を意味するという、何とも日本的な美意識にあほまろは深く心を打たれるのです。
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 さて、いみじくも本日は、江戸時代前期の連歌師であり俳人でもあった西山宗因(にしやま そういん)の忌日であります。この季節に宗因を偲ぶというのも、また何かの巡り合わせでしょうか。
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 浅草寺の新奥山には「三匠句碑」と呼ばれる石碑が静かに佇んでおり、そこには江戸時代を代表する三人の俳人の句が刻まれております。
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  西山宗因:「ながむとて花にもいたし頸(くび)の骨」
  松尾芭蕉:「花の雲鐘は上野か浅草か」
  宝井其角:「ゆく水や何にとどまるのりの味」

 その隣には、この時期を詠んだ正岡子規の「観音で雨に遭いけり花盛」の句碑もありますよ。
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 芭蕉の句は浅草を舞台にしたものとしてあまりにも有名ですが、宗因の句は少々分かりにくいかもしれませんね。しかし、あほまろに言わせれば、これは実に巧みな一句なのです。
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 「美しい桜の花を、よく見ようと思って長時間見上げていたら、首の骨が痛くなってしまった」という、そんな光景が目に浮かびますね。実はこの句は、『新古今和歌集』に収められた西行法師の名歌―― 「眺むとて 花にもいたく 馴れぬれば 散る別れこそ 悲しかりけれ」を踏まえて作られた、本歌取りの一句なのです。
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 西行の雅な調べを前半に用いながら、後半では日常の滑稽味に変調させる。いわば「花疲れ」という季語をオヤジギャグのような洒落で包み込んだ、江戸の粋が滲むような作風なのです。この転換の妙には、あほまろも思わず唸らされているのです。
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 実のところ、松尾芭蕉も若い頃は宗因に傾倒し、多くを学んだとされています。宗因の句には、理屈を越えた「遊び心」と「人間味」があり、それが多くの人の心を掴んだのでしょうね。
  芭蕉の句は、春の霞に煙るように咲き誇る桜の花々を見上げながら、どこからか聞こえてくる鐘の音に耳を澄ませ、上野か浅草か、その響きの出どころを思いめぐらせるという、実に風雅な一句です。
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 この「鐘」とは、江戸に9か所設置されていた「時の鐘」のこと。芭蕉の時代には、明六つ(夜明け)、正午、そして暮六つ(日没)の三度、時を告げて撞かれていたのです。この句に詠まれているのは、日没を告げる「暮六つ」の鐘。淡い桜の雲のような景色のなか、静かに響く鐘の音は、春の夕暮れに漂う情緒を一層際立たせております。
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 芭蕉が住んでいた深川の芭蕉庵から最も近い「時の鐘」は、他の場所にありましたが、あえて「上野か浅草か」と詠んだところに、この句の妙があります。当時、桜の名所といえば、上野寛永寺と浅草観音が筆頭。芭蕉は、鐘の音を通して春の名所を対比させ、その情景を読者の想像に委ねたのでしょう。
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 あほまろは、この句に触れるたび、江戸の人々がいかに自然と風情を愛し、音の響きまでも詩に昇華させたのかに感動いたします。そして今も、浅草の空に残るその余韻を、朝の散歩道でひっそりと感じ取っているのです。
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 境内のハナカイドウも開花しましたよ。
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 今朝の気温は15℃。日中は一時的に天気が回復し、25℃近くまで気温が上昇するとの予報ですが、油断は禁物。夕方以降は再びにわか雨が降る可能性があるそうです。特に、朝の通勤時間帯は、短時間の強雨や雷雨、さらには横殴りの風雨に見舞われる恐れもありますから、みなさま、どうかご注意を。
 桜の花が満開となるこの季節、自然の移ろいと人の心が響き合う瞬間に、あほまろは静かに耳を傾けています。雨の朝であっても、桜は変わらずそこに咲き誇っており、時代を越えて語りかけてくれるのです。まるで、宗因や芭蕉の句のようにね。
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 今朝の日の出は、午前5時33分。
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 仲見世のソメイヨシノも満開になりました。もっと明るくなったら写真を撮ってあげましょうね。
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 おや、ビクトリー君。今朝は早起きですね。
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 まだ暗いので、せっかくの乱舞もちょっとしか撮ることができませんでした。
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 浅草神社の鳥居の上に、キョエちゃんママが留まってましたよ。
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 まだ薄暗かったけど、浅草神社のソメイヨシノも写してきました。
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 柳の新芽も出て来ましたよ。
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 浅草寺で、キョエちゃんのあさ〜!
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 早朝から元気ですね。
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 今日もおはようの練習をしましたよ。
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 雨が降り出しそうなので、今日は帰りますね。
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 また明日、遊びましょうね。
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 ハナモモ。
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 帰りには少し明るくなってきたので、影向堂境内で満開になったソメイヨシノを撮ってきました。
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 去年から落ちずにしがみつくソメイヨシノの一枚の葉。まだ頑張ってましたよ。
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 子育地蔵さま、わが家の子どもたちと猫の安全をお守りください。
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 日本のナイチンゲール、瓜生岩子像。
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 春の境内をご覧下さい。
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 カエデの新芽もどんどん伸びてきました。
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 六角堂のシダレザクラも見頃ですよ。
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 今日の夕方以降は再びにわか雨が降る可能性があるそうです。
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 今日も秘密基地でダラダラ過ごしますよ。
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 夕べの睡眠は99%でした。
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 おはようヒロちゃん。
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 今朝の朝の朝食は、野菜とタマゴとハムに、クルミパン。デザートはバナナ。妻のコレクションは、ペコちゃんとティファニーで朝食を。
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 昨日の東京スカイツリー。
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 しゅと犬くん。
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 あっ!
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 あほまろお帰りなさい。
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 上野駅でお子さまランチを買ってきた。
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 夕べの夜の夕食の晩ご飯は、お子さまランチと、柿の葉寿司。デザートはデコポン。妻のコレクションのはるさんととめさんが、「魔王」飲みながら、昭和の昔話を語ってくれましたとさ。
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iPhone 16 ProMAX
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 昨日は、上野公園の桜の開花状況を見てきました。
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 広重でお馴染み、月の松。
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 ソメイヨシノはまだ2〜3分咲きでしたが、大勢の花見客が集まってましたよ。
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 桜まつりなので、全国各地から名物屋台が来てました。
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 北海道のザンギとジンギも気になったけど、あほまろは弟子と、飛騨のクルミ入り味噌が美味しい五平餅を頂きました。
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 上野公園入口の大寒桜だけが満開でした。
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 上野駅。
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 上野駅の構内では、現在、大がかりな耐震工事が進められておりました。 写真00
 長い歳月を経た駅舎が、また新たな姿へと生まれ変わろうとしているようですね。工事が完了したその先には、いったいどんな景色が待っているのでしょう。便利さと安全性が増すのはもちろんですが、あほまろにとっては、ただの駅ではありませんよ。人生の幾つもの節目でお世話になった、思い出深き場所ですからね。
 あほまろの人生を支えてくれた「ああ上野駅」。
 新たな時代の風が吹き込んでも、あの懐かしい情景は心の中にずっと息づいているのです。
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Memo
Leica M11
TRI-ELMAR-M f4/16-18-21mm ASPH.
APO-SUMMICRON-M f2.0/35mm ASPH.

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