まだまだ暑いとはいえ、散歩に出かける時間には涼しい風が吹いて秋を感じるようになりましたね。今朝の空には秋を感じるいわし雲、漁師さんは、この雲が出ると、イワシが大漁になる兆しと喜ぶんだって。

イワシは、陸に揚げるとすぐに弱って腐りやすい魚なので、昔は貴族は食べずに、卑しい身分が食べる魚で、「イヤシ」が語源となって「イワシ」に変わっていったとか、かなりウソっぽいね。

イワシは年中獲れるけど、これから旬になるのが秋の味覚を代表する大衆魚サンマだね。七輪にサンマ、昔は夕方になるとどこの家でもやってたけど、今では全く見かけなくなってしまいましたね。焼きたてのサンマに大根おろし付けて・・・、♪さんま、さんま、 さんま苦いか 塩つぱいか・・・、あぁ、美味しそうだけど、禁酒中のあほまろに、サンマの歌は耳が痛いかも。

暑い夏が終わって秋になるとなぜか寂しくなるって人も多いよね。感傷の秋とか、芸術の秋など、四季の中で秋を形容する言葉がいちばん多いんじゃないでしょうか。そして秋は食欲の秋。
また、
「秋ナスは嫁に食わすな」
「秋サバは嫁に食わすな」
こんな言葉もありますね。
これらは、秋の味覚を嫁には食べさせないぞと、姑の「嫁いびり」なのでしょうかね。関係無いけど、あほまろはナスなんてマヌケな食べ物が大嫌いだからいびられても構わないよ。といっても、あほまろは嫁じゃ無かったね。そういえば、グリンピースが大嫌いって言ってるどっかの嫁が居たけど、グリンピースの色がウグイスのフンの色に似ているからかもね。ちなみに、グリンピースの日本語は、うぐいす豆なんだから。

「女心と秋の空」ってのもあるね。本来は、「男心と秋の空」だったのを、女心に変えて普及したようですね。「男心と秋の空」は主に女性に対する男性の愛情が変わりやすいことですが、「女心と秋の空」は男性に対する愛情に限らず、感情の起伏が激しいことや移り気なことをいうんだって。

「女の心は猫の目」って同じような意味のようだけど、女の心と一緒にされた猫が気の毒だよね。

秋にも色々あるけれど、あほまろとナナちゃんにとっては、これから始まる秋は、まるで人生のたそがれどきのようで辛い季節に突入するからです。日の出が遅く、日の入りは早くなる。そう、まだ暗い朝の散歩になってしまうからです。

たそがれ(黄昏)とは、「あの人は誰」と人の顔がハッキリとわからない程の暗い時刻を差す言葉「誰ぞ彼(たれぞかれ)」から派生した言葉なんだって。ほんと日本語って奥の深い言葉だよね。
さ、あほまろは今日から酒を止めるぞ。

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「三十坪の秘密基地」の企画展「夏だ!三十坪からの暑中見舞。」展の案内葉書とポスターのデザインが完成しました。写真をクリックすると、大きな画像でご覧いただけます。

昭和な雰囲気でもステキなトモちゃんですよ。手にする団扇は、昭和15年(皇紀2600年)に日本で開催予定だった、幻の東京オリンピックを祝った絵柄ですよ。こちらも写真をクリックすると、大きな画像でご覧いただけます。

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