気象庁は昨日、関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。今年の梅雨入りは平年に比べて1日遅く、昨年より13日も遅かったようですね。

あほまろの梅雨入りバロメーターは、境内のアジサイがうっすら青く色づき始めた頃でしたが、今年はすっかり開いてからの梅雨入りになってしまいましたね。

青やピンクに色づきくアジサイの花が雨に濡れて鮮やかさを一層増す姿を見るのが好き。それに、雨に濡れたアジサイを見ようと傘を差した観光客の姿もこの時期の風物詩だよね。

昨夜のNHKスペシャル「MEGAQUAKEU(3)“大変動期”最悪のシナリオに備えろ」。
あの巨大地震から1年余り。今、日本は地震や火山噴火が多発する“大変動期”に入ったのではないかと、科学者たちは懸念している。それまで東北沖が中心だった地震が、首都圏周辺で多発。大きな地震も連続している。さらに20を超える火山では、火山ガスが新たに噴出したり、地熱が高まるなどの異変が確認され、富士山も噴火の可能性が指摘され始めた。膨大なデータと最新の研究を映像化し、科学が描きだす最悪のシナリオに迫る。

CGやドラマ仕立てで、表現した意欲的な番組でしたが、過去の大地震の歴史からの想定なので、かなり真実に近いようです。世界的にも巨大地震の後には必ず大噴火が訪れています。東日本大震災の直後に富士山直下の地震も起こりましたね。富士山はいつ噴火してもおかしくない山、もし噴火すると、空震で窓ガラスが割れたり、溶岩が駿河湾まで流れ出して、新幹線、高速道路、在来線も総て寸断されてしまうので、東西の交通が分断されてしまうんだよ。

また、火山灰は数時間で東京を襲来。空港は閉鎖され、電気も停電してしまうので首都圏の電車も止まり、道路も通れなくなってしまうのです。つまり、首都機能が麻痺するってことだよ。

天下のNHKに、あんなハイリスクな想定を見せられたら、富士山の近くの地価が大暴落してしまうかもしれないよ。いや、東京も危ないかも。

それよりも、こんな危険な日本列島で原発を稼働させようとしている政府はどれほど異常なことでしょう。もしかしたら、NHKがこのタイミングで番組を放送したということは、政府の判断に対するマスコミの抵抗と捉えても良いのかも。

それは何時かは知れませんが、首都直下型地震と全国の大規模火山噴火は必ず襲ってきます。それを知りながら、次の地震がきっかけで原発事故が起きようなら、明らかに政府の失態ですよ。人災は絶対に繰り返してはいけないのです。

夕べの番組を見ながら、日本政府が地震対策に本当の意味で本腰を入れれば、国家政策として地中であろうと海中であろうと、もっともっとデータを取得する装置の設置が可能なのです。原発再稼働のために使う予算の一部でも地震対策に廻してあげても良いんじゃないのでしょうかね・・・。
もう一度念を押します。
「首都直下型地震と全国の大規模火山噴火は必ず襲ってきます」
それは今日か、明日なのか、それほど近い将来に必ず。

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