雨の朝になりました。この天気の回復は非常にゆっくりで、午後は段々と止み間が長くなるようです。

世間の方々は明日からゴールデンウィークですね。でも、あほまろには関係ありません。ナナちゃんの散歩は欠かせないし、「三十坪の秘密基地」は年中無休だし、原稿の締め切りも迫っているし・・・。

そういえば、明日は弟子の古麻呂の結婚式なんだよね。結婚式といっても、婚姻届は去年出しているので単なるセレモニーだよ。実は、昨年、結婚式を挙げる予定だった「九段会館」が、大震災で崩れてしまい中止を余儀なくされ、一年延びたってワケ。まあ、結婚式とは、婚姻を確認するための儀式だからいつでも良いってことだよね。

日本人は、クリスマスとバレンタインと結婚式の時だけクリスチャンになってしまう不思議な民族だ。そんなことを知り合いのアメリカ人が言ってたっけ。
そりゃそうだよ、日本では結婚する二人の進路を神父って呼んでるくらいだから、それで納得していたアメリカ人もバカだったけどね。

あほまろの結婚式は貧乏だったので、近所の神社だったよ。巫女さんが司会進行しながら鈴振って踊ったり、三々九度の杯なんてのもあったけど、とっても安かったって記憶しているよ。おかげで、ご祝儀で儲かってしまったっけ。

古麻呂の結婚式も神式でやるとか言ってたけど、結婚披露宴ではきっと、純白のウェディングドレスを着るのでしょうね。そして、まるで東京スカイツリーのように高くそびえる格好だけのウェディングケーキの入刀式。あほまろは、披露宴の司会者の歯が浮くような言葉がイヤなんだよな・・・。
特に、「新郎新婦の初めての共同作業です」なんて、バカみたいな言葉。先日なんか、出来ちゃった結婚式でも言ってたぜ。これも、どこかのファミレス同様、マニュアル通りに進行しなくちゃいけないってことかもね。

そして宴会が始まると、新婦の友人達が集まって定番の「いい日旅立ち」とか「赤いスイトピー」なんての歌うんだろうな・・・。そんな瞬間って、結構覚めてしまうんだけど。

祝電披露なんてのも有るね。先日、あほまろの師匠にアタシの弟子が結婚するので祝電でも頂けないでしょうかとお願いしたよ。それはおめでたいと、箸袋の裏にお祝いのメッセージを書いてくれたんだけど、まさかそれを渡せってワケじゃ無く、師匠の弟子に向かって「これを一番高いので打っておきなさい」の一言。ということは、もちろん祝電の代金はオマエが出せよ。

何はともかく、結婚式は人生の門出となる日ですね。「一生で一度の晴れ舞台」とかバカなことを平気で言う司会者も多いようだけど、こんなことで「一生で一度の晴れ舞台」としちゃいけないんだよ。これからもっともっと大きな「晴れ舞台」を創って行くのがこれから二人で歩む人生、結婚式は、「小さな小さな晴れ舞台」でしか無いんだよ。

またまた適当な言葉で埋めてしまったけど、明日は古麻呂の結婚式で、始めての仲人なんてのをやるんだよ。仲人とは、「結婚する二人および両家の縁組みをする人」って書いてあるけど、両家の縁組みをしたワケじゃ無し、ましてや二人の縁をとり持ったワケでも無し。いったい何をしたら良いのやら、とにかく別れないように、うまくやれよって言ってやるさ。

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