散歩にでかけようとメガネを拭いていると、突然フレームの真ん中でポキリと折れてしまいましたよ。弾力性の高いフレームだといっていたのに、こんなところから折れてしまうなんて信じられないよ。お気に入りのメガネだったのに・・・。

予備のメガネもあるんだけど、それは秘密基地に置いているんだけど、取りに行く時間なんてありません。しかたがない、今日はメガネ無しで出かけることにしましょうね。ナナちゃんにも、いつものあほまろと違っているのが解るのでしょうね、エレベーターの中で、あほまろの顔を不思議そうに見上げているのでした。

写真を撮る時には、メガネがとっても煩わしかったんだけど、いざ無くなってしまうとピント合わせが出来なくなってしまいました。たぶんこの辺で良いだろうと、いつものようにシャッターを切ってきたのですが、ご覧の通り、やっぱりピントが合ってませんね。

カメラのファインダーの視度調整を合わせてなんとか間に合わせたんだけど、今朝の写真はピンボケが多かったようです。やはりメガネは身体の一部となってしまったのでしょうね。

こんな時に便利な機能といえばオートフィーカス。普段はほとんど使っていないオートフィーカスですが、今朝はオンにして撮ってみたんだけど、やはりオートフィーカスはアテにはなりません。写真は自分の目で確かめなくちゃいけないものです。
下の写真も前ピンでしょ、今朝は東京スカイツリーが見えていなかったのでこれでも良いんだけど、何か、違うんだよな・・・。

やはりこの写真も前ピンになってます。カメラのオートフィーカスは「高速・高精度9点+アシスト6点 AFセンサー搭載」とかのたまっているけど、これの何が高精度じゃ。

新しくなる「EOS–1Ds Mark III」では、「19点クロス+アシスト26点、新エリアAF」と、数字の上では更に優秀な機能に見えるんだけど、いざ使ってみるとたぶん同じようなお粗末な結果になってしまうのでしょうね。たとえ目が見えなくても、オートフィーカスなんか外した方がピントはちゃんと合うんだ。

最近のカメラは、様々な機能をオートに設定することは可能ですが、写真の基本はやはり人間の慣性が一番なのです。

プログラムで作られた反応には決まったパターンがあります。常に現場での対策を講じる人間との脳とは違って当然ですよね。何でもかんでもコンピュータ任せはいけないことは重々承知ですが、気付くと、設定の一部をコンピュータを頼りきってきるのも確か。

特に、流し撮りとか逆ズーム撮影、ちょろちょろ動き回るワンちゃんたちを撮る時には、絶対にオートフォーカスはアテにはなりません。必ず自分の目でフォーカスを追いかけながら、被写体の表情のチャンスを狙っているのです。
それらを解っていながら、一部の機能をコンピュータに任せていた自分が寂しく感じた朝の散歩でした。
さて、メガネを修理するのにいったい幾らかかるのでしょう。今夜から、例のお稽古は暫く抜かなくちゃいけないようですね。あぁ、益々貧乏になってしまうよ・・・。

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