『つくづくと』
台風20号が去った今朝の東京は、4日ぶりにさわやかな好天が広がりました。我が家のベランダから雪化粧した富士山の姿がくっきりと見えてましたよ。手前のマンションがまだ無かった頃には、手前の丹沢連邦まで見えていたんですけど、今ではこれっきゃ見えなくなってしまったんです。まあ、全く見えないよりはマシですけどね。
気象庁によると、台風が通過した今日は、西から張り出した高気圧が関東地方を広く覆いこれから日中にかけて晴れ間が広がるようで、久しぶりに爽やかな陽気になってくれることでしょう。
いつだったかな・・・、伊豆長岡の露天風呂に浸かりながら見た富士山、あの時、ふと口ずさんだ「真白き富士の嶺」。逗子開成中学校の生徒12人を乗せたボートが転覆、全員死亡した事件を唄った歌謡曲ですが、今でもあの歌詞の意味が理解できないんですよ。
みそらにかがやく、朝日のみ光
暗に沈む、親の心・・・。
(ここ)→黄金も宝も、何にし集めん
神よ早く、我も召せよ
このフレーズなんだよね・・・。不思議な歌だけど、雪に覆われた富士山を見るたびに口ずさんでしまうのです。
♪真白き富士の嶺、緑の江の島、仰ぎ見るも、今は涙・・・。

幕張メッセで「第41回東京モーターショー2009」が開催されていますね。今年はどの会社も「楽しさ」と「環境」の両立を訴えた展示はニュースでも取り上げられております。今回のテーマは、「クルマを楽しむ、地球と楽しむ」とのことで、各社、エコカーや電気自動車をメインにした展示が主流のようですが、車の運転を止めたあほまろが興味を持ったのが、カーナビとケータイを連携させる展示なのです。
あほまろは実際に会場には行ってませんが、車好きの友人によると、車に通信モジュールを搭載し、インターネットとつながることでもたらされる利便性のデモが素晴らしかったとか。昨年までも同じようなテーマのデモを行っている企業は多かったのですが、どこも、「こうなったら良いね」と、すぐに実現できそうにない、いわゆる未来志向ばっかり。
しかし、今年は電気自動車をコントロールすため、本格的なコンピュータが搭載されたことで、その未来志向も一歩前進、車載通信ユニットなどが標準搭載された製品も登場、車がインターネットと常時接続されるだけでは無く、車の走行状態や電池の消耗具合などが、グローバルデータセンターとの常時情報交換できることによって、クルマのさまざまな機能を制御したり、走行中の車をモニタリングしたりすることが可能になったようです。これからの車社会は、まるで航空機の管制塔のようなグローバルデータセンターのコンピュータによって管理されるようになるのかも知れませんね。
この技術が現実になったら、昔、SF雑誌で見たような、自分で運転しなくても勝手に目的地まで走ってくれる。そんな日もそう遠くは無いでしょう。ということは、自動車運転免許も不要になるのでしょうかね・・・。
散歩に出かける時は、まだ寝ぼけているナナちゃん。

散歩から帰ると元気になるのです。

どんどん日の出が遅くなるので、散歩の出発を10分遅くしました。

まだ暗かったけど、真っ暗では無かったよ。

僅か10分の違いで、日の出がこうも違ってしまうんだよね・・・。

『東京スカイツリー』
この数日間は良く見えませんでしたが、こんなに進展してたんですね。


散歩の帰り(午前7時10分頃)には、もう作業が開始されていました。クレーの向きでそれが判るでしょ。

「和みのぽち袋と絵封筒」展
遊び心たっぷりの「ぽち袋」の世界です。
これっぽちの小ふくろの中に凝らされ、思いもつかない粋なおもしろさに出会えるでしょう。 ぽち袋は小さいので、当然、中い入れるお金もちっちゃいのです。
誰が名付けたのかは知れませんが、「これっぽち」の「ぽち」から派生した言葉じゃ無いのでしょうか。
冠婚葬祭で使われる熨斗袋と違い、非公式の場所での使用に限られているため、めちゃくちゃ粋に洒落た小袋は子どもたちへのお年玉、またお使いのお駄賃など、立場が上の者から下の者にしか使うことが出来ないのが「ぽち袋」なのです。
それまでの心付けは、懐紙に包んだお捻りだったのですが、このぽち袋に変わっていった背景には、郵便制度の導入が大きく関わっているのです。我が国では古来から文章の秘密を保持する手段として紙で包んだ手紙を封紙などで封じて渡していたのでしたが、明治四年に郵便業務開始に伴って郵便局が開設、切手と共に封筒も売られたのです。
ぽち袋が始めて市販されたのは、明治15年、日本橋の和紙店「金華堂」で、それまで和紙の包みであった大入り袋の封筒版でした。その後、東京の和紙屋の「開運堂」、「榛原」、京都の「さくら井屋」などからも次々と洒落た袋が売り出され、全国に普及していきました。それに端を発したのが千社札の交換会から派生した、ぽち袋交換会でした。大正8年5月、浅草仲見世中正倶楽部開催の「江戸会」にて、始めて開催され、凝った意匠のぽち袋が登場したのも、その頃からではないでしょうか。
これっぽちの気になる小ぶくろをお楽しみください。

会場:テプコ浅草館 協力:江戸ネット
会期:2009年9月15日(火)〜11月15日(日)
休館:毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌日)
電話:03(5827)3800
入場無料 |