『つくづくと』
気持ちの良い秋晴れとなりました。昨夜は中秋の名月でしたが、あいにくの空模様だったことで、雲の切れ間から時々ちらっと顔を出す程度でしたね。女房といつものお寿司屋さんを出て、満月を見ようと空を見上げながら歩いていると、ほんの一瞬ではありましたが雲の合間から綺麗なお月様が顔を出してくれたのです。お月様といえば「かぐや姫」ですね。
「かぐや姫」といえば、1970年代はフォークの全盛期で、あほまろの青春そのものでしたよ。独立して会社を創業したばかりで経営も苦しく、すさんだ生活に勇気を与えてくれたのが「神田川」「赤ちょうちん」「22才の別れ」など、「かぐや姫」の曲を聞くとなぜか心が癒されたのです。今もこれらの曲を聞くと涙が出てくるくらい懐かしい歌なんですよね・・・。
♪あなたの やさしさが こわかった・・・、
女房と知り合ったのもちょどその頃、「神田川」を聞きながら、窓から見える中秋の名月を見上げながら、あほまろは27才で、女房は20才になったばかり、ただただ、素直にその瞬間を信じていたのでしょう。あのとき、女房が呟いた「どうしてやさしさが怖いのかな・・・」、中秋の名月になると、必ず脳裏に浮かんで来るフレーズです。やさしいのが怖いんじゃなく、このやさしさが途切れる時がこわい。きっと、やさしくされすぎるのが不安だったのかな、それとも「22才の別れ」、そんなこと考えてたのかもね・・・。
あれから、中秋の名月は何度巡って来たのでしょう。た今となっては、あほまろの方が女房のやさしさを怖いと思っているんですけど・・・。そんな訳でも無いのですが、あほまろが製作する映画やドラマの挿入歌には、必ず当時の「かぐや姫」の曲を使用するほど脳裏を離れない曲なんだよね・・・。
朝はまだ寝ぼけているナナちゃん。

帰って来ても、表情がさほど違ってませんね。ナナちゃんはあほまろと一緒で、いつもクールなンだよ。

お天気が良いのは今日までのようですね。明日からは秋雨前線がウロウロしているので、傘の出番が続くようですね。台風も近づいているようだし・・・。

『東京スカイツリー』
ここから見える墨田区役所の一段目の右肩より高くなってきましたよ。

こちらは散歩帰り、前の写真より150メートル下がった場所からです。

「和みのぽち袋と絵封筒」展
遊び心たっぷりの「ぽち袋」の世界です。
これっぽちの小ふくろの中に凝らされ、思いもつかない粋なおもしろさに出会えるでしょう。 ぽち袋は小さいので、当然、中い入れるお金もちっちゃいのです。
誰が名付けたのかは知れませんが、「これっぽち」の「ぽち」から派生した言葉じゃ無いのでしょうか。
冠婚葬祭で使われる熨斗袋と違い、非公式の場所での使用に限られているため、めちゃくちゃ粋に洒落た小袋は子どもたちへのお年玉、またお使いのお駄賃など、立場が上の者から下の者にしか使うことが出来ないのが「ぽち袋」なのです。
それまでの心付けは、懐紙に包んだお捻りだったのですが、このぽち袋に変わっていった背景には、郵便制度の導入が大きく関わっているのです。我が国では古来から文章の秘密を保持する手段として紙で包んだ手紙を封紙などで封じて渡していたのでしたが、明治四年に郵便業務開始に伴って郵便局が開設、切手と共に封筒も売られたのです。
ぽち袋が始めて市販されたのは、明治15年、日本橋の和紙店「金華堂」で、それまで和紙の包みであった大入り袋の封筒版でした。その後、東京の和紙屋の「開運堂」、「榛原」、京都の「さくら井屋」などからも次々と洒落た袋が売り出され、全国に普及していきました。それに端を発したのが千社札の交換会から派生した、ぽち袋交換会でした。大正8年5月、浅草仲見世中正倶楽部開催の「江戸会」にて、始めて開催され、凝った意匠のぽち袋が登場したのも、その頃からではないでしょうか。
これっぽちの気になる小ぶくろをお楽しみください。

会場:テプコ浅草館 協力:江戸ネット
会期:2009年9月15日(火)〜11月15日(日)
休館:毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌日)
電話:03(5827)3800
入場無料 |