『つくづくと』
京都は朝から激しい雨が降っています。もっとも観光で来た訳ではないのですがユウウツ・・・。
今回の出張は、京都精華大学であほまろの映画を学生たちに見せ、新しい映像の在り方に関するシンポジウムを行うための打ち合わせで来ているのです。まだ日程は決まっていませんが、学長はできる限り早めに実行したいとのことなので、これらか何度か京都を訪れなければいけないでしょうね。
新型新幹線N700型には、東京・大阪間に無線ランが設置され、誰でも自由にネットを利用することができるようになりました。このサービスを利用するには、あらかじめ会員登録をしなければいけないのですが、もしかしてと、あほまろが加入しているソフトバンクテレコムのBBモバイルポイントのパスワードを入れるだけで無事開通。もちろんトンネルの中でも途切れることなく繋がったままなんですよね。以前は、走る新幹線の中でそれもトンネルを避けた場所で、PHSでなんとか繋ごうと苦労したのが嘘のようです。おかげで、京都まで退屈せずに過ごすことができました。
おまけに、椅子の肘掛け下にはAC電源も用意されているのですから、電池の心配も無し。便利な世の中になったものですね・・・。

メールを書きながら車窓を見ると富士山が見えています。でも、昨日は雲が多かったのでこれ以上良くは見えませんでした。

宿泊したホテルです。

ナナちゃんは居ませんが、いつもの癖で土砂降りの雨野中、ホテル前の二条城を一周してきました。

現在、お城まつりの真っ最中。京都一の観光名所とはいえ、早朝は誰も歩いてませんね。もっとも、ここが開門するのは午前9時からですけどね。

京都らしい古い看板を発見。鏡屋さんのようです。いったいいつ頃からここに掛かっているのでしょうね。

京都精華大学の島本学長さんたちと京風料亭で会食。ごちそうさまでした。今度は浅草でよく冷えた麦茶でも飲みましょうね。

ホテルの窓から不思議な光景。この鉄塔、いったい何でしょうね・・・。ところ変われば品変わると片付けて良いのかな。

浅草を離れているのでいつもの写真は載せられませんけど、明日はまたナナちゃんといつものコースを散歩しますよ。今朝はちゃんと散歩ができたのかな・・・。
「和みのぽち袋と絵封筒」展
遊び心たっぷりの「ぽち袋」の世界です。
これっぽちの小ふくろの中に凝らされ、思いもつかない粋なおもしろさに出会えるでしょう。 ぽち袋は小さいので、当然、中い入れるお金もちっちゃいのです。
誰が名付けたのかは知れませんが、「これっぽち」の「ぽち」から派生した言葉じゃ無いのでしょうか。
冠婚葬祭で使われる熨斗袋と違い、非公式の場所での使用に限られているため、めちゃくちゃ粋に洒落た小袋は子どもたちへのお年玉、またお使いのお駄賃など、立場が上の者から下の者にしか使うことが出来ないのが「ぽち袋」なのです。
それまでの心付けは、懐紙に包んだお捻りだったのですが、このぽち袋に変わっていった背景には、郵便制度の導入が大きく関わっているのです。我が国では古来から文章の秘密を保持する手段として紙で包んだ手紙を封紙などで封じて渡していたのでしたが、明治四年に郵便業務開始に伴って郵便局が開設、切手と共に封筒も売られたのです。
ぽち袋が始めて市販されたのは、明治15年、日本橋の和紙店「金華堂」で、それまで和紙の包みであった大入り袋の封筒版でした。その後、東京の和紙屋の「開運堂」、「榛原」、京都の「さくら井屋」などからも次々と洒落た袋が売り出され、全国に普及していきました。それに端を発したのが千社札の交換会から派生した、ぽち袋交換会でした。大正8年5月、浅草仲見世中正倶楽部開催の「江戸会」にて、始めて開催され、凝った意匠のぽち袋が登場したのも、その頃からではないでしょうか。
これっぽちの気になる小ぶくろをお楽しみください。

会場:テプコ浅草館 協力:江戸ネット
会期:2009年9月15日(火)〜11月15日(日)
休館:毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌日)
電話:03(5827)3800
入場無料 |