『つくづくと』
今朝も雨ですね・・・。それも散歩の時間は特に強く激しく降っていましたよ。予報によるとこの雨は降ったり止んだりで、体感も涼しくなったり、ムシッとしたりとスッキリしない天気が続くとのことです。今日は一日、憂鬱な気分で過ごさなければいけないようですね・・・。雨の気配を察知したナナちゃんも玄関を出るのをこばんでましたよ。あほまろだって行きたく無いけど、どんな時でも散歩は欠かせないんだよね。この日記のためにも。

今月24日にリリースされたiPhone 3G用アプリケーション「セカイカメラ」をご存じですか。「セカイカメラ」とは、バーチャルリアリティと対を成す概念「拡張現実」の技術を用いたアプリケーションで、日本のIT企業「頓智・(どっと)」が開発したものです。開発中から既にネットユーザーやエンジニアの間では大きな話題を呼び、今年の2月にはパリで開催された「世界を変革するインターネ.ット技術ベスト10」で堂々の2位に選出されたのです。
「セカイカメラ」がインストールされたiPhone 3Gのカメラで現実の町並みを写してみると、空間に存在する情報そのものが何らかの表現力をもって迫ってくるのです。たとえば、カメラを雷門に向けると、その周辺の建物の情報はもちろん、そこにある空間の中に情報を見出し、雷門や浅草寺の歴史はもちろん、グルメ情報なども。また、その辺に貼ってあるポスターをセカイカメラごしに見ると、その場で使い方が表示され、それについて誰かが書いたこと、語ったことをその場で知ることも出来るのです。
「セカイカメラ」開発者井口氏によれば、たとえばUFOキャッチャーの景品にあったリラックマというキャラクター。一生懸命、彼女のために取ろうとして頑張ったが取れなかったとします。そんなときセカイカメラを使うと、その商品がどこで、いくらで買えるのかが検索できるのです。また、「実際にその場でお金を払って買うこともそんなに難しくない」とか。
これまでは部屋の中で、キーボードというインターフェースを用いてパソコンからウェブにアクセスしていた。情報の構成はハイパーリンクが一般的だった。それが「セカイカメラ」を使うことによって、モバイル環境で、「サーチ」ではなく「見る」ことによって情報を得られるようになる。しかもリアルタイム、リアルスペースの情報だ。これらがセカイカメラの新しさだという。何かを伝えたい、誰かに残したい。このような感情は人間の根源的な欲求であると語っているのです。
「セカイカメラ」のキャッチフレーズは「Air Tagging The RealWorld」。タグをリアルな空間に貼り付けていく。そして「Look up、not down」。デバイスに没入する形で情報を得るのではなく、まさに情報そのものがあるリアルな空間を見つめようとした、全く新しい概念の登場、まさに夢のような世界が現実として見せてくれるのです。
さっそく、あほまろもこの機能を使って、浅草の情報をどんどん入れ込んでいますよ。iPhone 3Gを持って浅草にいらっしゃった時には、是非、カメラをかざしてみてください。ナナちゃんとの散歩コースも見られるかも。

雨が降っているので、真っ暗ですね。

しかし、この時間の散歩は今日でお終い。明日からは浅草寺の開門が30分遅れの6時半になります。

そうなったら、11月初旬までは明るい状態の散歩になるのですが、その後は再び暗くなってしまうんですよね。

『東京スカイツリー』
激しい雨の中でしたが、暗いので感度を目一杯上げて撮ってみましたが、感度を上げると色が汚くなってしまいますね。

感度を戻した方が、見た目に近い色のようです。でも、辺りは真っ暗で、オートフィーカスが動いてくれない状況でした。

散歩から帰る途中です。

おまけのウンコ。

「和みのぽち袋と絵封筒」展
遊び心たっぷりの「ぽち袋」の世界です。
これっぽちの小ふくろの中に凝らされ、思いもつかない粋なおもしろさに出会えるでしょう。 ぽち袋は小さいので、当然、中い入れるお金もちっちゃいのです。
誰が名付けたのかは知れませんが、「これっぽち」の「ぽち」から派生した言葉じゃ無いのでしょうか。
冠婚葬祭で使われる熨斗袋と違い、非公式の場所での使用に限られているため、めちゃくちゃ粋に洒落た小袋は子どもたちへのお年玉、またお使いのお駄賃など、立場が上の者から下の者にしか使うことが出来ないのが「ぽち袋」なのです。
それまでの心付けは、懐紙に包んだお捻りだったのですが、このぽち袋に変わっていった背景には、郵便制度の導入が大きく関わっているのです。我が国では古来から文章の秘密を保持する手段として紙で包んだ手紙を封紙などで封じて渡していたのでしたが、明治四年に郵便業務開始に伴って郵便局が開設、切手と共に封筒も売られたのです。
ぽち袋が始めて市販されたのは、明治15年、日本橋の和紙店「金華堂」で、それまで和紙の包みであった大入り袋の封筒版でした。その後、東京の和紙屋の「開運堂」、「榛原」、京都の「さくら井屋」などからも次々と洒落た袋が売り出され、全国に普及していきました。それに端を発したのが千社札の交換会から派生した、ぽち袋交換会でした。大正8年5月、浅草仲見世中正倶楽部開催の「江戸会」にて、始めて開催され、凝った意匠のぽち袋が登場したのも、その頃からではないでしょうか。
これっぽちの気になる小ぶくろをお楽しみください。

会場:テプコ浅草館 協力:江戸ネット
会期:2009年9月15日(火)〜11月15日(日)
休館:毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌日)
電話:03(5827)3800
入場無料 |