青空はのぞいているのですが、何かすっきりしない空ですね。予報によると夕方からにわか雨の可能性もあるとか、春三月もそろそろ半分過ぎ桜のつぼみもスクスク成長しているというのに、ちょっとだけでも春ウララを感じさせてくれよな（怒）！

　今朝はモモちゃんの散歩はお休みでした。何故かというとモモちゃんは行きたがっていたのですが、お供の女がダラダラしているから、結果的に出かけられなかったのです。あほまろが散歩から帰ってモモちゃんの写真を撮りに行くと、ゲージの中からこっちを睨み付けているのでした。おい、今からでも遅くないので、早く連れていけよな（怒）！。

　誰が言ったか、「猫好きの人は文化人で、犬好きの人は権威主義者である」とか。それでは犬好きなあほまろは権威主義なのでしょうかね。ところで、この「権威主義」とはいったいどんな主義なの。ウイキペディアで調べてみると、

『権威主義とは、意思決定や判断において自分の頭で考えたり情報を集めずに権威に盲従する態度。あるいは意思決定の場において、論理的説明を省略し、権威に対する盲従を他者に要求する態度を指す。また、特にパターナリズム（家父長主義）的な統治思想を指す用法もある』。また、思考に於ける手抜きや官僚制的責任の回避であり、保守的偏見や無責任体制・封建主義の温床、科学の敵、独創の敵になっているとの批判もあるとか。

　これって要約すれば、学習もせず頭も悪いのに威張ってばかりいる頑固者ってことなのかな・・・。それとも怠け者。それで勝手気ままに暮らし主人に媚びない猫とは違って、人に逆らわず常に服従すしてくれる犬を好きになるってことなのでしょうかね。

　そういえば、モモちゃんとナナちゃんは性格が大きく違います。モモちゃんはいつもあほまろの横か後ろを歩き、決して自分の意志で行動しない、典型的な犬の性格です。しかし、ナナちゃんは時々好き勝手な場所に行こうとするのです。そんな態度をとるたび、思いっきりリードを引っ張って叱っているのです。そんな効用が効いたのか、最近は勝手な行動は少なくなりましたが、時々、歩きながらあほまろの顔を見上げて何かを訴えるのです。

　たぶん「ねぇ、次の角を右に曲がっても良いかな・・・」と問いかけているんですよ。もしその顔に怒った顔で答えると諦めるようですが、ちょっと甘い顔をすると、さ〜っと右に曲がってしまうんですよ。これじゃどっちが権威主義者なのかな・・・。

　どっちにしても、諺にも「千慮の一失、千慮の一得」という言葉がるように、権威主義は公正では無いのですよね。お互いの主張を聞き、情報を集めて正誤を正しく判断せねばならないのです。これからは、権威主義者と言われないように、どっちに曲がるかの判断でもお互いで相談して決めるようにしまようね。猫好きの人に笑われないようにね。

　注：「千慮の一失（せんりょのいっしつ）」いかなる知者でも完璧ということはなく、時には失敗することもある。

　写真で見ると青空が広がっているようにも見えますが、北の方向だけ青空だったのですよ。

　

　

　今朝も境内到着が６時１５分でした。

　開門は午前６時半です。

　



　



　

　『本堂から宝蔵門』　
　南の空はどんよりと曇って、今にも雨が降り出しそうですね。

『本堂から宝蔵門の大提灯』　
　

　

　カラスが枝のようなモノを銜えて飛んでいます。いったい何を銜えているのか飛んでいく方角を追うと、清掃員の目の前に木の枝を落としていきました。変な行為を何度も繰り返しているのです。もしかしたら、清掃員の嫌がらせを楽しんでいたのかな。

　こちらはきっと桜茶屋なのでしょうね。

　今日も一日、良い日でありますように。　

　

　

　

　同じ日本人で、猫好きの文化人といえば、彫刻家の朝倉文夫先生ですね。猫好きの聖地「谷中」の朝倉彫塑館にもたくさんの猫の彫刻が展示されていますよ。

　ここ浅草寺の境内には、朝倉文夫先生の「慈雲の泉」が飾られています。７〜８人の人（猿？）男達が裸で寄り添って雲に乗り、同じ方向（南西）を向いて何かを見つめているのです。髪の毛はちょんまげを結ってるのです。

　慈雲、『江戸中期の真言宗の僧。諱いみなは飲光。号は葛城山人・百不知童子。大坂の人。正法律を提唱し、悉曇しつたん学を研究。また、雲伝神道を創唱。著「梵学津梁」「南海寄帰伝解纜鈔」「十善法語」などがある』。

　でも、真言宗の僧が観音宗のお寺の庭に置かれているのかは不明ですけどね。　

　六角堂のシダレザクラはまだ芽も出てません。

『今朝の浅草神社』　　　



　早く咲け咲け咲いたなら、思う存分酒呑める。

　酒、酒、咲け！

　そうでした。あほまろは酒止めたんだよな。

　ナナちゃん、お互い権威主義者に見られないように頑張ろうね。

　文化人のおとうさんが連れているのがワタル君。

　文化人のおばあちゃんが抱っこしているメイちゃんです。

　クッキーちゃんとクレアちゃんのおとうさんも、みんなも犬好きでも文化人なんだよね。

　文化について考えながら歩いて来たラッテ君とおかあさん。

　バビちゃんたち犬族だって、人間の行動を理解しているってことは、文化的現象といえるんだよね、ラッテ君そうでしょ。

　そう、動物にも文化を認める考えもあるんだよ。チョロ君も話に加わってきました。

　人間における文化とは、人間と犬（獣）との境界線を引く行為なのだよ。それが多様な宗教感が衝突する原因にもなっているんだ。

　モモちゃんはまだ四ヶ月だから難しいこと、わかんないよ。

　またで難しい話になってしまったようだね。

　ココアちゃんは人間と同化し、豊かな食文化を持っているから良いけど、我々犬族の中には今も野生で暮らしている連中も居るんだよ。そんな連中こそ、生きて行くための知恵を凝らしているんだ。それが猿から人への自然な進化の過程と同じく、いずれ犬族にも知恵が備わって来るって訳だよ。

　それまで何百万〜何千万年もかかるでしょううよ。サツキちゃんは今の生活に満足してるよ。

　ジャム君だって文化的な生活してるよ。今の文化やそれに基づく行動が遺伝子として残っていくと・・・、

　ジャム君の子孫も何百万年後には人間をペットとして飼ってるかもしれないんだよね。

　そんなことある訳ないでしょ。

　ま、そんなムキにならなで、モモちゃんも落ち着きなさいよ。

　ジョージ君のおねえさん、何万年後のことなんか考えても無駄だよね。

　チョロ君のおかげで、せっかくの朝の集まりもおかしくなってしまうでしょ。ココアは未来のことより、今が大切なんだからね。

　でもね、ココアちゃん。ここにみんなが集まるってことも文化だと思わないかい。

　それもそうだよね。慣習だって文化に含まれるんだよね。

　そうだよ、みんなが集まる、会話が有る、その中にも規律や仕来りも産まれて来る。それらが全体として文化を構成するってことなんだよ。

　さすがにナナちゃん、ちゃんと理論的にまとめてくれたね。ココアのブログ「まるごとココア」にも載せてあげるよ。

　企業の「社風」、学校の「校風」、家系の「家風」と同じように、毎朝境内に集まるみんなも「犬風」って、新しい文化を大切にしましょうね。おや、ジョージ君、悩んでしまったね。

　さて、それじゃお家に帰って、人間と犬との文化について考えてみましょうか。また明日ね・・・。

　どうも最近は話題が無いと好き勝手なことを書いてしまうようですね。やっぱりあほまろは文化人にはほど遠く、いつまでも権威主義者のままなのでしょうね・・・。

　おばあちゃんの誕生日は３月６日、ということは９４才になられたんですね。今朝も元気にボビちゃんと娘さんを連れてのお散歩です。いつもおばあちゃんから元気を貰ってるんですよね。

　そして最後は影向堂前でアックス君でした。