『今朝の浅草』
東京は久しぶりの雨の朝になりました。モモちゃんも冬の雨は冷たいようで時々立ち止まって身震いをするのです。そのたびに飛び散る雨であほまろのズボンはビッチャビチャ、でも、裸のモモちゃんの寒さに比べれば厚着のあほまろは我慢をしなくっちゃ。
雨の朝なので浅草寺を訪れる人も少なく、散歩のワンちゃんも極端に少なくなってしまいます。今朝お逢いしたワンちゃんは僅か3匹だけでした。みなさん雨具を着せているのですが、モモちゃんは服を着るのを嫌がるのでいつも裸のままなんです。犬は元々自然の中で生きている動物、どんな環境にも対応できる身体ですから、濡れても平気なのですが、端で見ている方々は“濡れて可愛そうね”なんて言葉をかけていくのです。雨合羽も着せないあほまろ、虐待でもしているかのように見えていたのでしょうかね・・・。
そんな雨の中、浅草寺裏広場では「ガサ市」の準備が始まりました。まずは骨組みにテントを張る作業からです。突貫工事で作業をされているみなさんずぶ濡れになりながらも、現場は明るい声が響いているのでした。テントの設置を終えうずたかく積まれた縁起物の商品が並ぶと、浅草にはサンタを飛び越して年末がやって来るのです。
今年の世相を漢字一つで表す年末恒例の「今年の漢字」に「偽」が選ばれました。今年は不二家から始まって、ミートホープ、白い恋人、赤福、船場吉兆、比内鶏など大手や老舗で相次いだ偽装食品の「偽」が発覚した年でしたね。そんなことから、あほまろの予想は「食」だったのですが、やはり直接よりもその結果の「偽」が応募の上位にあったようです。それよりも、食品だけに留まらず、企業のトップ、政治家さんやお役人さんたち、更には亀田家や朝青龍、いつも同じような格好で頭を下げる「謝罪」会見の方が、テレビニュースで直接目に触れていたので、「謝」だって「偽」同様に世相を反映している漢字では無いでしょうかね。
何はともあれ、現代の日本の世相を反映する一つの指標として使われることが多い漢字として選ばれた「偽」、昨年は悪い世相をぬぐい去ろうと、悠仁親王の誕生にちなんだ「命」が選ばれました。その時の清水寺の森貫主は「命という文字を見ていると、来年の希望が見えるようだ」と語っていましたが、今年の「偽」を見ながら、「こういう字が選ばれるのは本当に恥ずかしく、悲憤に堪えない。己の利のためには人をだましてもいい、という嘆かわしい社会だ」とのお言葉、なんだか日本人として一抹の寂しさが込み上げてくるではありませんか。
あと半月で今年も終わってしまいます。来年こそは良い漢字で一年を終えたいですね。
『今朝の雷門』
雨の朝なので外はまだ真っ暗です。でもあほまろはなんだか得をした気分になっているのです。雨で濡れた路上に写る雷門の大提灯がいつもよりクッキリしているのですからね。これもまだ交通量が少ないので地面に溜まった雨が流れていないからなのです。いつもと同じ佇まいの雷門ではありますが、季節と天候によってこんなに違った顔を見せてくれるのですよ。そんなのが好きで、毎日、毎日、記録し続けているのです。

『今朝の宝蔵門』
雨で濡れた地面に写るお堂の姿も良いですね。

『今朝の本堂』
『本堂から宝蔵門』
『本堂から宝蔵門の大提灯』
雨は土砂降り、写真にも雨粒が写るほどでしたよ。

『今朝の二天門』
『今朝の境内』

昨日運び込まれたこも樽、この雨に濡れないようにビニールが被せられました。
今朝の本堂内部です。誰も居ない本堂も珍しいでしょ。左端に写っているのは、奉納された大羽子板です。
地面に写る五重塔を狙ってみましたが、夜明けの行燈のような街路灯が邪魔でしたね。
どんな日でも境内の清掃は休まずに続けられているのです。
『今朝の浅草神社』
浅草神社です。
この雨でほとんどの葉が落ちてしまうのでしょうね。
『今朝の一写』
浅草は観音様と共に暮らす街です。ここに住む人たちは、子供の頃からいつも観音様を慕う人々を見ながら育っているのです。
『浅草な人』
「ガサ市」の準備をする「浅草な人」たち。威勢の良い掛け声が、この雨を吹っ飛ばすような勢いを感じました。今日中に完成し、明日の朝には注連縄の用品や縁起物が並んでいるのでしょうね。
『今朝のワンちゃん』
雨なのに、ナナちゃんも雷門前までやって来ましたが、そのまま帰ってしまいました。ナナちゃんは歩きたいのに、女房は濡れるのを嫌がっているのですよ。

こんな日でもランディ君は出てきましたね。それもちゃんと雨合羽を着て。
でも、嫌がって着せるのに時間がかかったそうです。
雨の中でもお魚を見るのが大好きなサクラちゃん。サクラちゃんも雨合羽を着ていましたよ。
クニミツ君も雨合羽でお散歩です。やっぱりモモちゃんにも着せてあげようかな・・・。てなわけで、今朝お逢いしたワンちゃんはこれだけでした。明日はまた、いつものみんなにお逢いできるでしょうね。
『心ふれあう憩いの広場―下町と銭湯の物語』
江戸時代から現代まで、銭湯は町内の情報交換の場として、
また、親子、隣人たちとの世代を超えたコミュニケーションの場として 大変効果的な役割を担ってきましたが、最近はお客さまの銭湯離れにより
廃業する銭湯の数は少なくありません。
今回の展示では、銭湯の魅力を掘り起こし、 銭湯を知らない方々にも銭湯の魅力を知っていただくために、 銭湯の形を見える形でご紹介します。 昭和40年代のなつかしい銭湯や町空間を思い起こさせる品々の展示です。
あほまろコレクションは、置き薬の箱とホーロー看板です。このように並べてみると迫力ありますね。
展示内容
・江戸時代の「湯屋」の模型展示
・現代の銭湯の模型展示
・台東区内「銭湯めぐり」写真展
・銭湯の歴史・地図で見る銭湯数の変遷・入浴料金の変遷 等
開催期間 平成19年11月14日(水)〜平成20年1月30日(水)
※休館日を除く
今回の展示会にも、あほまろのコレクションがいっぱい展示されますよ。ポスターをクリックすると大きな画面でご覧になれます。
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