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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年12月9日(日) 旧暦10月30日先負

- 懶道心 -

日記写真


『今朝の浅草』
  風が無いので寒さは感じませんが、やはり冷たく固まってしまうのが指先なんです。おかげで、今朝の写真はいつもよりも手振れが多いのですよ。それもそのはず、散歩に出かける時間はちょうど日が昇った頃なので、まだ薄暗いのですからね。これからは散歩の時間をもっと遅らせなければ、と思うこともあるのですが、境内ではいつものワンちゃんたちが待っているし・・・。

 最近のあほまろ、鉄道模型の製作で秘密基地に閉じこもりっぱなし、おかげで日中の浅草で何が起こっているのかも確かめることができません。そんな中、昨日の夕方に外で大きな音が響いています。いったい何をやっているのだろうと、ベランダに出てみると、浅草ジンタの路上ライブをやっているではないですか。そういえば、昨日は新しいCDの発売記念でヨーロー堂の店頭ライブでしたね。そんな大切なこともすっかり忘れていました。といっても、撮影の準備に時間もかかるし、あぁぁ、あほまろもとうとう「懶道心(ものぐさどうしん)」になってしまったのかな・・・。
 
 ところで、この「懶道心(ものぐさどうしん)」ってご存じですか。仏の道に真から修行に励むために出家するのではなく、毎日の仕事をしたくない単なる怠け心で僧侶にでもなった方が、そんなことを表す言葉なのですが、どっちかというと、僧侶の修行ってのは仕事よりも辛いんですよね。

 あれはちょうど20年前のことでした。仕事の疲れとストレスで気分が滅入ってしまった時、とある雑誌で、「人間の不安感や恐怖感は常に仏を心に描いていることで救われる」、そんな記事を見付け、我が家の宗派である曹洞宗の本山、福井の永平寺で受戒修行をしたことがありました。最初は正に「懶道心(ものぐさどうしん)」
の心で入山をしたのでしたが、朝5時に起こされ行水、読経、座禅、掃除等々、それはそれは簡単に説明できるような内容ではありませんでした。しいていえば、二度と経験したくないし、仕事の方がどれだけ楽であるか、仏心よりもそんな気持にさせてくれるような経験だったのです。

 それ以来、あほまろは「懶道心(ものぐさどうしん)」なんて言葉は使わなくないようにしていたのですが、それも喉もと過ぎれば何とやらで、ついつい怠け者になって口走ってしまうんですね。いけないいけない、あの修行以来、常に仏を心に描いていると、寝ても覚めても仏様の近くにいるような心地がするような徳を授かったのですから、もっともっと素直にならなくっちゃね。

 窓外で聞こえている浅草ジンタの演奏、やはり撮りに行ってあげなくちゃ。と、重い腰を上げようとした途端に、演奏は終了してしまったのです。それを良いことに、再び作業を続けたのでした。でも、感心なのは、発売記念演奏を終えた浅草ジンタのみなさんが、わざわざ秘密基地まで御挨拶に来てくれたのでしたよ。悪い悪い、そんな謙虚な態度のみなさんが演奏しているので、今度のCDはきっと大ヒットするでしょう。みなさんも、「懶道心(ものぐさどうしん)」にならずに頑張ってくださいね。

 尚、浅草ジンタ発売記念店頭ライブは、本日も行われます。午後4時から5まで、浅草雷門通りのレコード店「ヨーロー堂」の店頭で開催されます。
 今回発売されたCDは、限定1000枚マキシシングル「Fes!Fes!Fes!」。祭り!祭り!祭り!って意味のCDですよ。今日はメンバーのサイン会も行われます。
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『今朝の雷門』
 昨日、いつもの喫茶店「アロマ」で、ひさしぶりに演出家の小国正皓先生にお逢いしました。彼は、来年2月に三越劇場で「浅草ものがたり」の公演をします。浅草のとある喫茶店「アレマ」に集まる連中が繰り広げる浅草の人情劇で、もっとも浅草らしいところは、お芝居の全編に手話を交えていること。そうですね、今まではあまり気にしたことが無かったのですけど、彼の言葉を聞いて感じるのは、浅草の人々は昔から障害者にも優しく接しているのですよね。

 今朝、雷門前で道を訪ねて来た耳の不自由な方でした。差し出された紙には、「私は耳が聞こえません」と印刷されたメモ用紙に、「生涯学習センターまで行きたいのですがどのように行けばよろしいでしょうか」と書かれています。雷門から約2キロほどの場所ですが、簡単に道を教えられるような所では無いので、あれこれと悩んでいるところに、カッパ橋にお住いの方が散歩の帰りに通りかかって、“私が教えてあげますので一緒に行きましょう”と、助けてくれました。浅草の人は優しいな・・・、つくずく再認識しましたよ。

 きっと小国正皓先生
のお芝居も、そんな優しい浅草の方々が描かれているのでしょうね。「浅草ものがたり」公演は、来年2月2〜3日、 手話ダンスと手話うたのショータイムもありますよ。
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『今朝の宝蔵門』
 
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『今朝の本堂』
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『本堂から宝蔵門』
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『本堂から宝蔵門の大提灯』  


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『今朝の二天門』 
 
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『今朝の境内』
  
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 観音裏広場で開催される「ガサ市」会場の骨組みが完成しました。これから、業者の方々によって飾り付けが行われるのでしょうね。
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 今年の銀杏の落葉は昨年の半分以下とか。
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 奥山の突き当たりの観音温泉、例年壁びっしりに覆う蔦も、今年はご覧の通りです。もしかして、これも地球温暖化の影響なのでしょうかね・・・。
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『今朝の浅草神社』 
 浅草神社です。
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『今朝の一写』
 終末の浅草は、場外馬券売り場に大勢の方がやって来ます。観音様の御利益を求めてか、ここでみなさん競馬新聞と睨めっこ、境内のあちこちでこんな光景を見かけるのです。
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『浅草な人』
 今年の落葉は少ないよねと「浅草な人」。とはいえ、毎朝の清掃は大変なのです。昨年の同じ時期の写真を見ると、この辺は落ち葉の絨毯だったのですよ。
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『今朝のワンちゃん』
 日曜日なので、みなさんのお出かけは遅くなってしまったのかな。今朝は、いつもよりもワンちゃんのお散歩が少なめでしたよ。でも、お決まりのランディ君はちゃんと待っていてくれました。
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 こちらもお馴染みココアちゃん。おとうさんが帽子を被っていないってことは、いつもよりも暖かいってことなのでしょうね。お坊さんは毛が有るのに剃っているので頭が寒いでしょうけど、あほまろは毛が無いので暑さ寒さもなんのそのと、帽子で隠しているし・・・。世の中、不合理なことが多いんですよね。
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 ココアちゃんの可愛いお姿。
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 今朝はモモちゃんともご挨拶をしてくれましたよ。満足そうなモモちゃんでした。
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 ランディも挨拶したいよ。だめ、あんたはうるさいんだから。可愛そうに、おかあさんに叱られてました。
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 ハニーちゃんとダンディ君のご夫婦は、お久しぶりです。この他にもう2匹飼っているのですよ。8畳間一つが4匹のワンちゃんたちに解放されているそうです。
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 ハニーちゃんとダンディ君は大人なので、ランディ君とじゃれてくれませんでした。ハニーちゃんは昨年、12匹の子供を産んだそうです。全員傷害も無く、元気な赤ちゃんだったそうです。今度産まれたら、あほまろも欲しいかも。
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 今朝のおばあちゃんは頭を綺麗にセットして、どこかにお出かけでしょうか。
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 いえ、ただ髪の毛を結んだだけですよ。92才になっても身だしなみを忘れないおばあちゃんですが、たまにはボビちゃんの毛もお手入れしてね。
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 ヒナちゃんとゴン君は、他のワンちゃんが嫌いなので、いつも近づけないので遠くからご挨拶。
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 ハナちゃんとリュウちゃん。左のハナちゃんはモモちゃんともご挨拶をしてくれるのですけど、リュウちゃんは焼き餅を焼いて吠えてくるのです。
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 メグちゃんのおかあさんは、太極拳をやられているそうです。太極拳をやっている時のメグちゃん、じ〜っとお座りをして待っているそうですよ。そういえば、観音様にお詣りをしている時も、お座りをして待ってますね。お行儀の良いメグちゃんなんです。
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 みなさん。ビビアンちゃんのおかあさん、無事に女の子を出産しましたよ。お名前は江莉奈ちゃんです。ビビアンちゃんも元気に散歩をしています。昨夜、ようやく連絡がとれて一安心。“チャコちゃんのおかあさんと連絡をとりたいのですけど・・・”と、申しておりました。
ご覧になっていらっしゃったらお知らせください。

 来月は、浅草に戻って来られるそうです。久しぶりにビビアンちゃんにお逢いするモモちゃん、喜ぶでしょうね。
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『心ふれあう憩いの広場―下町と銭湯の物語』

 江戸時代から現代まで、銭湯は町内の情報交換の場として、 また、親子、隣人たちとの世代を超えたコミュニケーションの場として 大変効果的な役割を担ってきましたが、最近はお客さまの銭湯離れにより 廃業する銭湯の数は少なくありません。
 今回の展示では、銭湯の魅力を掘り起こし、 銭湯を知らない方々にも銭湯の魅力を知っていただくために、 銭湯の形を見える形でご紹介します。 昭和40年代のなつかしい銭湯や町空間を思い起こさせる品々の展示です。 
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 あほまろコレクションは、置き薬の箱とホーロー看板です。このように並べてみると迫力ありますね。
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  展示内容
 ・江戸時代の「湯屋」の模型展示
 ・現代の銭湯の模型展示
 ・台東区内「銭湯めぐり」写真展
 ・銭湯の歴史・地図で見る銭湯数の変遷・入浴料金の変遷 等
  開催期間 平成19年11月14日(水)〜平成20年1月30日(水)
  ※休館日を除く

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 今回の展示会にも、あほまろのコレクションがいっぱい展示されますよ。ポスターをクリックすると大きな画面でご覧になれます。


今朝の写真
CANON EOS-40D,Tamron Zoom AF18-250 3.5-6.3
撮影枚数133枚
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