『今朝の浅草』
寝坊してしまいました。といっても今朝は決して飲み過ぎた二日酔いではありませんよ。昨夜は、浅草十二階の研究者細馬宏通氏が秘密基地を訪ねてくれたことで、夜中まで浅草の話と絵はがきの話題で盛り上がってしまったからなのです。浅草十二階の研究者といっても、細馬氏は関西のご出身で現在は滋賀県立大学で人間文科学を教えている方。彼の研究テーマは、エレベータの閉ざされた空間の中での人間の心理状態とかで、エレベータの中の会話の録音の分析などから、人が状況の中で言葉を発し、さまざまな行為を遂行しているとき、その拘束がどのように参照され、利用されているのか等々、我々凡人には到底理解が出来ない研究をなされているのです。
浅草十二階の研究は、日本最初のエレベータという切り口から興味を持ち、様々な資料を調べているうちにはまってしまったようです。彼が言うには、浅草に縁もゆかりも無い人間だからこそ、浅草を客観的にかつ冷静な目で捉えることが出来る。そうですね、あほまろも今は浅草に住んではいますが、かつて浅草以外から浅草の街の歴史を調べていた時の方が総てを冷静に捉えていたってこと、改めて感じたのでした。
今では、8年間も浅草にどっぷりと漬かってしまったあほまろ、かつては浅草を表面的にしか捉えていたなかった過去の浅草研究論文、読み返しながら何度も訂正しようと試みたのではありますが、今では外から見る浅草の方が新鮮に感じてしまうようになってしまったのは、もしかしたら浅草に住んだのが間違いだったのでしょうかね・・・。
また、細馬氏は研究の傍ら、絵はがきの収集とシンガーソングライターとしての顔も持ち合わせる不思議な存在です。以前から趣味の会を通してお名前だけは知ってはいたのですが、お逢いするのは昨夜が始めて。友人のサンケイ新聞社の記者が一度逢ってみたらと連れて来てくれたのです。久しぶりに波長の合った方との出会いと感動が寝坊の原因だったのですよ。これからも定期的にあほまろの秘密基地で、細馬氏を交えた「浅草十二階計画」を行うつもりです。
てな訳で、今朝の散歩は普段よりも1時間も遅い午前7時半の出発。あほまろの書斎で暮らしているモモちゃん、すっかりあきれ顔でしたよ。おかげで、いつも境内でお逢いするワンちゃんたちにも逢えないし、仕事の時間も迫っていることで、今朝の散歩は駆け足で定点観測だけで済ませてしまいました。いつものみなさん、ごめんね。
『今朝の雷門』
おや、誰かがノックをしている。この日記を書いている最中に宅急便のようです。来ましたよ、ヨドバシカメラに注文をしていたカメラがようやく届きましたよ。発売が遅れに遅れたキャノンの新製品、EOS1DsMKってカメラです。早く日記をアップして開けてみなくっちゃ、ということで今日の日記はお終い。ワクワク。

『今朝の宝蔵門』

『今朝の本堂』
『本堂から宝蔵門』
『本堂から宝蔵門の大提灯』
1時間も遅れると、人の数も雰囲気もすっかり変わってしまいますね。

『今朝の二天門』
覆いで全く見えない二天門ですが、撮り続けなければいけないのでしょうね。
覆いがされると、とてつもなく大きな二天門に見えてしまいますね。
『今朝の境内』
影向堂のお庭。桜の葉でも紅葉の雰囲気を感じさせてくれるようですね。
1時間前に清掃されたはずですが、時間が経つと再び落ち葉で覆われるのです。掃除と落ち葉のいたちごっこは、まだ暫く続くのです。
『今朝の浅草神社』
浅草神社です。
『今朝の一写』
駆け足の散歩だったもので、こんな写真でお茶を濁してしまいました。
『浅草な人』
六区の大勝館の取り壊し工事が始まりました。「浅草な人」たちにとって毎日見慣れていた屋上のモニュメントも無くなってしまうのですね。完全に取り壊し作業が終えるのは、来年の2月になるそうです。
『今朝のワンちゃん』
遅くなるとワンちゃんたちの顔ぶれも変わってしまいます。今朝、最初にお逢いしたのは、かなり以前にお逢いしたシュガーちゃんでした。
モモちゃんも久しぶりで懐かしがっているのでしょうね。
今朝はムギちゃんも遅いお散歩でしたよ。寒くなったので、みんな出かけるのを躊躇ってしまうのでしょうね。
リキちゃんも久しぶりね。
もっと遊んでいたかったのに・・・。別れを惜しむモモちゃんです。
『今朝の街並』
花やしき通りの改修工事。まずは、歩道の整備をしてから建物に取りかかるようです。
今まで道路に飛び出していた自動販売機や鉢植えも撤去されてしまいました。
これから目に見えて変わっていくのでしょうね。楽しみです。
『心ふれあう憩いの広場―下町と銭湯の物語』
江戸時代から現代まで、銭湯は町内の情報交換の場として、
また、親子、隣人たちとの世代を超えたコミュニケーションの場として 大変効果的な役割を担ってきましたが、最近はお客さまの銭湯離れにより
廃業する銭湯の数は少なくありません。
今回の展示では、銭湯の魅力を掘り起こし、 銭湯を知らない方々にも銭湯の魅力を知っていただくために、 銭湯の形を見える形でご紹介します。 昭和40年代のなつかしい銭湯や町空間を思い起こさせる品々の展示です。
あほまろコレクションは、置き薬の箱とホーロー看板です。このように並べてみると迫力ありますね。
展示内容
・江戸時代の「湯屋」の模型展示
・現代の銭湯の模型展示
・台東区内「銭湯めぐり」写真展
・銭湯の歴史・地図で見る銭湯数の変遷・入浴料金の変遷 等
開催期間 平成19年11月14日(水)〜平成20年1月30日(水)
※休館日を除く
今回の展示会にも、あほまろのコレクションがいっぱい展示されますよ。ポスターをクリックすると大きな画面でご覧になれます。
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