『今朝の浅草』
どんよりと曇って、暗い朝になりました。こんな日の散歩で困るのは、カメラの設定が難しい事なのです。特に、いつも動き回っているワンちゃんたち、シャッター速度が遅くなるのでみんなブレブレになってしまうのですよ。そんなことお構い無しにヘタな鉄砲のごとく、バチバチ撮り続けているのですけどね。その点、いつものんびりなモモちゃんだけは手振れすることは無いので安心ですよ。それって、喜んで良いのか、悲しんだ方がよいのか、ビミョぉ。
納めの観音「羽子板市」が近づいてきました。浅草寺本堂前では、奉納される薦被りを飾る枠が組まれています。そろそろ今年も終わってしまう、そんな実感が込み上げてきますね。
毎年、12月の17日、18日、19日の3日間、観音様の境内で開催される「羽子板市」は、今からおよそ300年以上も前の江戸初期、万治年間(1658〜)ごろから始まったと伝えれています。最初はお正月に子供たちが羽根突きで遊べるような簡単な物でしたが、江戸中期頃、当時全盛を極めた歌舞伎役者の贔屓筋の注文で創られた人気役者の舞台姿を写した押し絵羽子板が話題となり、現在に至っているのです。
我が家にも毎年新しい羽子板がやって来ます。家の中のあちこちに所狭しと飾られている押し絵羽子板のコレクション、他にも、リカちゃん人形のストラップシリーズ等々、総て女房の好みで、総てが女性趣味で彩られているのですよ。そんなのは、あほまろの趣味では無いのですが、それを反対すると自分の身にも降りかかって来るのが怖いので、しかたなく許しているのです。それと同様に、女房もあほまろのコレクションには全く興味が無いんです。秘密基地に整理されて並べられているコレクションはどれも単なるゴミとしか見えていないのですよ。
そうです、あほまろのコレクションはチェックリストを埋めるようなコレクションでは無いので、完全に集まることは絶対に不可能な物ばかり、それを、どこまで揃えることが出来るのかが日々の課題となって増え続けているのです。でも、ただ集めるだけではありませんよ、特に紙物は整理番号を付け、スキャンしてアルバムに並べているのです。ですから、見たい時にはいつでも取り出せるようになっているのです。
あほまろの膨大なコレクションの中で、自分自身で一番のお気に入りは明治期の手彩色絵はがきの数々です。その中でも特に明治〜昭和初期の東京の絵はがきなのです。それを良い事に、最近は放送局や出版社もあほまろのコレクションを頼ってやって来ます。先日も、とある出版社の方が明治時代の談合坂の菊花展の写真を探しにやって来ました。きちんと整理されたアルバムには、そんなマイナーな絵はがきであってもちゃんと集めているのですよ。
また、他の雑誌社では、「台東区を楽しむ本」という別冊の特集を出版するとのことで、近代日本の礎を築いた台東区ゆかりの明治のお雇い外国人・ボードウィンと上野公園、バルトンと浅草十二階、等々、ほとんどがあほまろコレクションで間に合ってしまうほどですよ。もちろん総てお貸ししていますが、現物は不可。過去に何度も返して貰えなかったことが有るので、データでの貸出ですけどね。
このように、せっかく集めて整理をしているのですから、自分だけで楽しむことなく、広くみなさんにもご覧に入れた。それがコレクターの自慢でも有るのでしょうね。
“またそんなゴミを買って来たの!”、解るわけ無いだろうな。こんな貴重なホーロー看板がたった2万円で買えたっていうのに、ちょっとは喜んでくれても良いんでないの。
『今朝の雷門』
浅草観音堂の境内では、徳川時代の昔から年の瀬を送る歳の市が開かれていました。当初は諸国の物産品を中心に売る露天が並んでいたそうですが、江戸中期から、女の子の成長を願う羽子板が主力商品となって、現在に続いているのです。
最近の羽子板市の話題は、有名人が手書きで創った羽子板を並べ、「チャリティー羽子板オークション」が開催されていることですね。毎年、漫画家・芸能人による手書き羽子板約30枚を雷門の後ろの特設コーナーに展示し、入札による販売を行っているのです。もしかしたら、将来は値が上がりそうな物も並んでいるのですよ。お見逃し無くね。

『今朝の宝蔵門』
今朝はどんよりと曇っていたので、どれも暗い写真になってしまいました。カメラの設定は、ISO400、F5.6 S1/15〜1/60程度で切りました。

『今朝の本堂』
『本堂から宝蔵門』
『本堂から宝蔵門の大提灯』

『今朝の二天門』
『今朝の境内』
五重塔を覆う銀杏ですが、この場所も葉が落ちて枯れ木になると、それなりに五重塔とマッチした写真が撮れるのですよ。
『今朝の浅草神社』
浅草神社です。
『今朝の一写』
みんなの人気者のリリーちゃんです。いつも舌を出している姿に愛嬌が有るのです。
『浅草な人』
「菊花展」で片づけられてしまった簡易休憩所、浅草寺を訪れる方々にとっても評判が良かったのですが、片づけられたままでお正月を迎えてしまうのでしょうかね。休憩場所が無くなってしまった境内の中、今では一箇所だけに設置された灰皿の前、せめてここだけ休息場所となっているようですよ。今朝もここに集まった「浅草な人」たちです。
『今朝のワンちゃん』
まだ暗いのに、走って来るのでサツキちゃんにピントが定まらないよ。
ランディ君はいつも横になりながら走って来るのですが、なんとか撮れましたね。
はい、今日のココアちゃんは水兵さんのようなお洋服ですね。明治時代の女性の水着はこんなシマシマ模様だったんですよ。
“おい、良い服来てるな”、ランディ君、ココアちゃんが怖がっているでしょ。
モモちゃんと朝のご挨拶、龍ちゃんもご挨拶したいのかな。
今朝の龍ちゃんはココアちゃんがお気に入りの様子でした。
再び登場リリーちゃん。なんとなく、名前から寅さんの映画に出て来るリリーさんのような、姉御肌を感じますよね。
ナナちゃんですが、やはり手振れしてしまったかな。なにしろ今朝は暗かったもので。
えぇ〜と、チョロ君?だったかな・・・。久しぶりなのでお名前忘れてごめんね。
ひがぁ〜しぃ、モナ〜カァま〜ぁるぅ〜!
にぃぃぃしぃ〜、ボクちゃんやぁぁまぁ〜!
はい、見合って見合って・・・・
はっけよい残った、凝った、残った・・・!
残った、残った。頑張れ頑張れ!
廻しをとりに潜ったボクちゃん、それを阻止するモナカちゃん。
大きなワンちゃん同士のじゃれ合いは、まるで喧嘩でもしているかのような迫力ですね。モモちゃんは怖がって、あほまろの後ろに隠れていましたよ。
『心ふれあう憩いの広場―下町と銭湯の物語』
江戸時代から現代まで、銭湯は町内の情報交換の場として、
また、親子、隣人たちとの世代を超えたコミュニケーションの場として 大変効果的な役割を担ってきましたが、最近はお客さまの銭湯離れにより
廃業する銭湯の数は少なくありません。
今回の展示では、銭湯の魅力を掘り起こし、 銭湯を知らない方々にも銭湯の魅力を知っていただくために、 銭湯の形を見える形でご紹介します。 昭和40年代のなつかしい銭湯や町空間を思い起こさせる品々の展示です。
あほまろコレクションは、置き薬の箱とホーロー看板です。このように並べてみると迫力ありますね。
展示内容
・江戸時代の「湯屋」の模型展示
・現代の銭湯の模型展示
・台東区内「銭湯めぐり」写真展
・銭湯の歴史・地図で見る銭湯数の変遷・入浴料金の変遷 等
開催期間 平成19年11月14日(水)〜平成20年1月30日(水)
※休館日を除く
今回の展示会にも、あほまろのコレクションがいっぱい展示されますよ。ポスターをクリックすると大きな画面でご覧になれます。
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