『今朝の浅草』
浅草寺境内の宝蔵門前に囲いがされています。先日、ここのガス管から瓦斯が洩れる騒ぎが有ったそうで、ガス管の取り替えを行っているのです。まさかこんな所にガス管が埋まっているってのを知らないで敷石の敷き換え作業を行ってしまったのでしょうね。中でどんな作業が行われているのかが知りたくて、囲いの上からノーファインダーで写真を撮ってみたのですが、せっかく敷き換えた敷石が無惨に剥がされ、工事車両が置いてあっただけでした。
暖かく感じる朝です。とはいっても実際は寒いのでしょうね。これも人間の身体が今の季候に慣れてしまったのでいつもよりも暖かく感じているだけなのでしょう。このように自らの体を使って知ることを「体験」と呼ばれ、言葉だけによる知識とは区別されているのでしょう。冬が近づくと寒くなり、あほまろは60年間に渡ってそんな「体験」をして来たことが、今朝の気温を暖かく感じているのです。当然、モモちゃんも一緒で、この15年間実際に「体験」してきたことによって、自らの毛の量を調整しながら体温を守っているのでしょうね。暑い時はなかなか歩いてくれなかったモモちゃんでしたが、気温が下がるに従って元気になるのです。
動物の全ての知識は、我々の経験の結果である、とする哲学上または心理学上の学問「経験論」では、動物は生まれたときは白紙であるとの初期設定から「体験」をスタートしているのですが、あほまろは、それが全くの白紙とは考えておりません。確かに生命は白紙からのスタートでしょうけど、遺伝子に含まれた情報は過去における「体験」値も含んでいるのです。
あほまろが子供の頃に飼っていた雑種の日本犬パピーちゃん。まだ1才ほどでしたが、真冬でも雪に埋もれて寝ていました。吹雪の日には、身体が見えなくなるほど雪に覆われながらも全く平気で暮らしていたのです。そういえば、一度だけ屋根の雪が落ちて犬小屋ごと埋もれてしまったことがありました。夕方、食事を持って行ってそれに気付いたので、いつ埋まったのかは知れません。家族みんなでもしかしたら・・・、そんな気持で雪を掻いて助け出したのでしたが、当の本人(犬)は平然としていたのです。埋もれた場所には身体の形に凍った跡が残っていたのを今も記憶しています。雪の中でも対応できる「体験」は、きっと遺伝子の中に組み込まれていたのでしょうね。
当時の北海道では、たとえ雪が積もろうと犬は外で暮らすものとされていたので、どこの家出も雪の量に応じてどんどん高くなる犬小屋の位置が特徴的でした。もし、そんな状況に雪の無いところで暮らし幸の「体験」が無い犬を連れていったとしたら、適応できるのでしょうかね。それとも、遺伝子の中に組み込まれた「体験」から、すぐに雪国の犬として暮らしはじめるかもね。そういえば、浅草に雪が積もった時のモモちゃん、とっても喜んで雪の上ではしゃいでたのです。それに引き替え、当時一緒に散歩をしていたヨークシャテリアのハニーちゃんはブルブル震えて雪の上を歩こうとしなかったっけ。
今朝は、寒くなると元気になるモモちゃんの態度を見ながら、そんなことを考えてしまいました。この調子で、あと一年「体験」を生かすことが出来たら良いのですけどね。
余談ですが、ベルネの詩の一説に「体験」というのがあります。
『「体験」は薄情な美人に似ている。彼女を手に入れるまでに幾年もの時が経ち、いざ彼女が身を任せるようになっても、二人とも年老いてしまってもうお互いに役には立たなくなっている。』
『今朝の雷門』
何も無くなり、更に人子独り居ない仲見世通り、いくら早朝であっても、こんなのは珍しい光景ですね。誰も居ないことを良いことに、ハトがいっぱい集まってました。かつて、まだハトが自由に遊べた頃には通路いっぱいにハトが群がっていたことがあります。誰も歩かなくなると、地下から虫たちも顔を出して来るのでしょうね。

『今朝の宝蔵門』

『今朝の本堂』
『本堂から宝蔵門』
『本堂から宝蔵門の大提灯』
ボビちゃんとおばあちゃんが雷門方向に歩いていきます。ここまで来ると、結構人が歩いています。これもタイミングの問題なのでしょうね。

『今朝の二天門』
『今朝の境内』
『今朝の浅草神社』
浅草神社です。
『今朝の一写』
すっかり色付いた桜と、これから色づきはじめる銀杏の木。冬の到来が近い浅草を感じたもので・・・。
『浅草な人』
お揃いの制服を着た方々がわいわいと大声で話しながら境内に入って来た「浅草な人」。外国人の団体のようなので訪ねてみると、彼等はマレーシア・ペナンの高校生で修学旅行にやって来たそうです。
ペナンといえば、「東洋の真珠」とか「インド洋のエメラルド」とも呼ばれ、マレーシアでも有数のリゾート島ですね。そのためか、みんな英語がお上手でしたよ。あほまろとモモちゃんのホームページも教えてあげましたけど、日本語は理解出来ないでしょうね。
『今朝のワンちゃん』
リリーちゃんの舌は口の中に入らないほど長いのです。お医者さんに相談しても異常では無いとのことですが、いつも出っぱなしなので、時々乾いてしまうそうです。でも、不二家のペコちゃんみたいと、境内に集まる方の人気者ですよ。
今朝のカイちゃんはフランス国旗のお洋服を着ていました。いつもこの日記でファッションショーのココアちゃんを載せているので、最近はみなさん凝ったお洋服を着せて来られるのですよ。
龍ちゃんがモモちゃんと朝のご挨拶が出来るようになりました。モモちゃんもちゃんとそれに応えていますよ。
ファッションモデルのココアちゃんです。今朝は、モモちゃんがご挨拶をしようと近づくと逃げてしまうんです。
きっと、虫の居所が悪かったのかな・・・。
ボブちゃんのおかあさん。先日の日記を見て、“ワンちゃんもタクシーに乗せてくれるよ”って教えてくれました。座席を汚さないように抱っこしてあげると誰も文句を言わないそうです。今度、モモちゃんの生まれ故郷の一番町に連れていってあげましょうね。
ボブちゃんもちょっとご機嫌斜めかな。寒くなったので、早く帰りたいんでしょうね。
ココアちゃんとボブちゃんが遊んでいる横を知らんぷりして去っていった、我が女房。ナナちゃんは遊びたがって見ているのにね・・・。
龍ちゃんも遊びすぎてお疲れです。
チコちゃん、境内でお逢いするのは久しぶり。最近はかなり散歩が遅くなってしまったんですよね。
モナカちゃんがご挨拶に走って来ました。
チコちゃんとご挨拶でしたが、この直後、チコちゃんが怒鳴りながら飛びかかって来たのです。モモちゃんも怖がって離れてました。小さくても気が強いワンちゃんなんですよ。
ナナちゃんとは、仲見世でもお逢いしましたよ。きっと境内に来ると思ってその時は写真を撮りませんでした。
シオン君と朝のご挨拶をしている時に、マレーシアの高校生がやって来たのです。
今朝は、とっても親しげにご挨拶してましたよ。
ペコちゃんです。昨日は、妹が連れていってしまったと、彼独りで散歩してました。
『今朝の街並』
『心ふれあう憩いの広場―下町と銭湯の物語』
江戸時代から現代まで、銭湯は町内の情報交換の場として、
また、親子、隣人たちとの世代を超えたコミュニケーションの場として 大変効果的な役割を担ってきましたが、最近はお客さまの銭湯離れにより
廃業する銭湯の数は少なくありません。
今回の展示では、銭湯の魅力を掘り起こし、 銭湯を知らない方々にも銭湯の魅力を知っていただくために、 銭湯の形を見える形でご紹介します。 昭和40年代のなつかしい銭湯や町空間を思い起こさせる品々の展示です。
あほまろコレクションは、置き薬の箱とホーロー看板です。このように並べてみると迫力ありますね。
展示内容
・江戸時代の「湯屋」の模型展示
・現代の銭湯の模型展示
・台東区内「銭湯めぐり」写真展
・銭湯の歴史・地図で見る銭湯数の変遷・入浴料金の変遷 等
開催期間 平成19年11月14日(水)〜平成20年1月30日(水)
※休館日を除く
今回の展示会にも、あほまろのコレクションがいっぱい展示されますよ。ポスターをクリックすると大きな画面でご覧になれます。
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