『今朝の浅草』
暑さも和らぎ、散歩にはちょうど良い季節になりましたね。浅草寺の手水場にワンちゃんたちが集まってきます。モモちゃんは久しぶりにビビアンちゃんにお逢いしたというのに、お互いにチラッと見つめ合うだけ。それだけで、お互いの無事を確かめ合う何らかのコミニュケーションがとられているのでしょうね。人間のようにだらだらと懐かしみの会話を続けることをあざ笑っているかのように平然を装っているのでした。
でも、観音様の階段の上でお詣りをしているあほまろを強引に引っ張るかのように降りたがるモモちゃん、階段の下ではビビアンちゃんとお母さんがお詣りをしているのを見て、早く下に行こうよといわんばかり。モモちゃんの心とは裏腹な態度、やはり久しぶりなのでもうちょっと側に居たかったのかも知れませんね。モモちゃんが階段を駆け下りる姿はまるで若者のように軽やかでしたよ。まだまだ元気なんですね。

あほまろが結婚した頃に流行った歌「あなた」。
“♪もしも私が 家を建てたなら・・・(中略)真赤なバラと 白いパンジー 子犬の横には あなた あなた あなたがいて欲しい・・・”
当時は豊では無かったのですが、犬の居る豊な生活にあこがれ、買う金も無いので、週末になると捨て犬を探して歩いたことがありました。捨て犬なんて居る訳は無いと知りながらも車で遠くの方まで出かけて行ったのです。
結局見付からず、友人の家で繁殖したマルチーズを安く譲ってもらい「ミニヨン」と名付けて可愛がっていたのでした。その後、我が家に迷い込んで来た雑種の「大五郎」と「シロ」などなど、どんどん増えていったのです。あほまろが子供の頃から今までを数えると、20匹以上の犬たちがいつも豊な生活を支えてくれていたのですね。

散歩の途中、どこからか、「歌を忘れたカナリヤ」の歌が聞こえてきました。
♪歌を忘れたカナリアは後ろの山に棄てましょか、いえいえそれはかわいそう・・。
みんなが豊になった今の日本。都会でもワンちゃんとの生活を楽しむゆとり楽しめるようになったのは確かです。しかし、保健所によるとこの数年、捨て犬の数も増加しているそうです。それも、みんな買うと高価な犬たちだそうです。つい数年前までの20世紀には、人々は貧しいけどもロマンを求めるゆとりがありました。それが、21世紀に入って来ると、人々が自然回帰や環境エコロジーなどの言葉を盛んに出しながらも、「欲しいときにだけ楽しめれば良い」、平気で生活の中に使い捨て文化が定着してしまったのです。ペットも同様、テレビのCMで可愛い姿を見ると飛びつき、飽きると捨てる。
♪歌を忘れたカナリアは象牙の舟に銀のかい 月夜の海に浮かべれば 忘れた歌を思い出す・・・。
『今朝の雷門』
数日前、近所の方が雷門前で生後半年ほどの日本犬の雑種を保護したそうです。朝、並木痛りの植え込みを一匹だけで遊んでいたのを見かけて気になっていたのでしたが、夕方になってもまだ遊んでいるのです。とりあえず家に連れて帰り餌を与えて玄関に繋いでおいたのですが、翌朝、リードをかみきって逃げ出してしまったのです。たったひと晩一緒に過ごしただけでも家族にほのかな愛情が浮かんでいたのか、みんなで近所を探し回ると、見付けた時と同じ場所で遊んでいたそうです。飼い主がいない犬を野良犬と称して可愛そうと思うのは人間の勝手なのかも知れませんね。ワンちゃんにとって、本当に可哀相なのは、飼主がいることが当たり前であるとされていることなのかも知れません。きっと、犬だっていつも自由が欲しいと思っているのですから。
命綱でもあるリード生活、小鳥でいえばカゴのようなもの。都会で犬が安全で自由に走り回れる場所は無いことを承知で犬を飼う、飼えなくなったら捨てる。歌を忘れたカナリヤと同様、可愛そうだけど、自然も動物たちも我々人間のエゴに振り回されているのでしょうね。
その捨て犬、引っ越して行った若い女性が置いていったようです。捨て犬はご主人が帰って来ることを信じて、一緒に散歩した所で待っていたかったのでしょう。
今の世の中、歌を忘れたカナリヤが再び歌いだすために必要なのは、いったいどんな舟に乗せたら良いのでしょうね。

『今朝の宝蔵門』

『今朝の浅草寺』

『本堂から宝蔵門』
『本堂から宝蔵門の大提灯』
『今朝の二天門』
『今朝の境内』
昨日よりちょっと暑いのですが、今朝も爽やかな朝でしたよ。

車椅子用の通路を開けてくれたのでお手伝いをしなくても通れるようになりました。
浅草寺境内に休憩所が出来たことは良いことですが、世捨て人の溜まり場になってしまったら困りますよね。でも、すでに困っているかも・・・。
『今朝の一写』
浅草神社でお逢いしたスエーデンからやって来たご夫婦。カメラを買うために日本旅行を思い立ったそうです。“来日した日に、その足でヨドバシカメラに行ったんですよ。カメラは日本が最高ですから”。でも、あほまろはスエーデンのハッセルブラッドをこよなく愛しているのですけど(爆笑)。
『浅草な人』
浅草の人じゃ無いのに「浅草の人」とのタイトルはおかしい。そんなご意見を頂きました。深い意味は考えず、浅草で出会った人との軽い気持で付けたのですが、誤解される方もいらっしゃるようなので、今日から「浅草な人」と、どうでもとれるタイトルに変更することにしました。毎朝、見かけた方々は浅草を歩いているのですから「浅草な人」なのだよね。
日本の国旗が着いたTシャツを着ていますが、韓国人のようです。こんなの自国で着ていたら国賊にされてしまいそうな「浅草な人」。

朝から派手ないでたちで参拝に来た「浅草な人」。
参拝の前に手を清める「浅草な人」。
朝のトレーニングを欠かさない「浅草な人」。

家族全員で参拝する「浅草な人」は、ジュンちゃんファミリーじゃないですか。いつも娘が起きなかったと独りのお詣りが多いのですが、家族全員は珍しいかも。

ガイドブック片手にスターバックススから出て来た観光の「浅草な人」。

『今朝の浅草神社』
浅草神社です。
浅草の神田です。

穂が生えて来たので、先端の色が変化してきましたね。

米の花も咲いてましたよ。

『今朝のワンちゃん』
涼しくなったので、朝から観光客も増えましたね。

後ろから失礼します。でも、ちゃんと前に回ってご挨拶はしましたよ。

犬種の違う犬を一緒に散歩させて喧嘩しないのかな。我が家のモモちゃんとナナちゃんは一緒の散歩を極端に嫌がるのです。ですから、あほまろが留守中は、一匹づつ二回散歩をしなければいけないと女房がぼやいてました。

おばあちゃん久しぶり。最近お見かけしないので心配してましたよ。“あなたの散歩が早くなったからでしょ”、元気な応えが返ってきました。

まだ若いので、興味津々なのです。モモちゃんを見付けて飛んできたのですが、相変わらずモモちゃんは無視。
『今朝の自転車』
境内乗り入れ禁止の看板が功を奏したのか、最近は手押しで来る方が増えました。
でも、自転車を乗り入れてはいけない場所は本堂前だけ。五重塔前は規制外なのですよね。

『今朝の街並』
松屋横の東武線ガードを覆っていたカバーがとられました。塗装をしていたのですね。
浅草でも少なくなってしまった昭和の息吹。ここだけはしっかりと残っているのが好きですよ。
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