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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年8月14日(火) 旧暦7月2日友引

- 規則 -

日記写真


『今朝の浅草』
 午前6時、まだ気温はさほど高くはないのですが、それでも歩いていると背中が汗ばんでくるのです。今日も猛暑になる予感、早めに散歩を済ませてしまわなくっちゃと、先を急いだのですが、ついついいつもの犬仲間との井戸端会議で時間を潰してしまいましたよ。それも毎朝のコミュニケーション、欠かせない日課になってしまったのです。

 お盆休みなので境内を通って通勤する方の姿もめっきり減ってしまいました。歩いているほとんどの方は観光客なので、自転車の数も少なめです。おかげで、本堂前に乗り付ける自転車も無く、立ち入り禁止の看板と張り巡らされたヒステリックな柵だけが目立っているのですが・・・、よく見ると、柵の一部を開放して車椅子の方が通れるようなったじゃありませんか。
 そう、みなさん苦労していたのです。この柵が張り巡らされたおかげで、車椅子どころか、人間だってスキーのスラロームにようにコーンを避けて歩かなければいけなかったのです。今まで、あほまろはしょっちゅう車椅子が通れなくて難儀している方を助けてあげたのです。そのたびにこの日記でもクレームを書いたことが功を奏したのでしょうね。

 自転車で乗り入れてはいけない。今まで観察していると、ここを通り抜ける自転車のほとんどというか、ほぼ総てが地元の方々なのです。ある方が、“長年通っていたのになにを今更”、そんな文句を言って通り過ぎました規則が良い悪いではなくて、どんな規則であれ破ることはいけないことでしょう。まして、ここは浅草寺の境内、いわば他人の庭が一般に開放されているということなのです。それでも、みんながやっているからいいなんてことはありえません。そういう例外が許され始めたらどんどんどんどん悪くなっていきますので、どこかで線を引かなきゃならんのです。それがこの通行止めの看板類で表現せざるを得なかったのでしょう。
 でも、やってみて甘かった点を反省して改善してくれる。そこまで自分の庭を通る方に気をつかってくれているという態度、これ以上目くじらを立てる必要は無いのかも知れませんよね。いつの日にか、本堂前の自転車乗り入れ禁止が定着した暁には、看板は必要なくなることでしょう。

 「規則は破るためにある」ではなく「規則は守るもの」。ワンちゃんの御用の後始末も気をつけましょうね。

 お盆になると浅草寺本堂には「三界萬霊」の位牌が安置されます。しかし、ここ浅草寺は新暦のお盆の時だけ安置されるのですが、過去の日記を振り返ってみると、一昨年までは旧盆にも置かれていたのです。それが昨年から無くなってしまったということは、この時期、みなさん故郷に帰ってお詣りをするので、あえて置かなくても良いと判断したのでしょうね。

 「三界萬霊」とは、生まれ変わり、
死に変わりする三つの世界。すなわち前世、現世、来世の迷いの世界をあらわす言葉なのです。
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 今朝もいつもの井戸端会議が行われています。なんて人ごとのように言ってしまいましたが、あほまろも当事者でしたよね。モモちゃんもみんなとお話をするのが好きですが、やはり親子というか、いつもくっついているのは、姉妹というか慣れ親しんだナナちゃんだけなのです。ナナちゃんはもっと他のワンちゃんたちと遊びたいのにね・・・。


『今朝の雷門』
 昨日の日記を書いている最中、けたたましいサイレンをならした消防車が我が家の下に集まってきました。この猛暑で自動火災報知器が誤作動をしたことが原因だったようです。昨夜のニュースで、全国各地で同じようなトラブルが続出していたようです。
 寿町にお住いの方のマンションの管理人が、“うちも火災報知器が鳴ったので通報したんですよ”、でも、駆けつけた消防署員が、“報知器が鳴っても慌てずに、煙が出ているか確認してから通報してほしい”と叱られてしまったそうです。
 機械が狂ってしまうほどの猛暑、人間だって判断を誤ってしまうことだってあるでしょうね。今日も猛暑、消防署員も気が抜けないことも確かでしょうけど・・・。
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『今朝の宝蔵門』
 
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『今朝の浅草寺』  
 
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『本堂から宝蔵門』  
 
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『本堂から宝蔵門の大提灯』  

 家族連れが帰っていきます。夏休みで東京に遊びに来たのでしょうね。
 昨日、昼食で入ったお蕎麦屋さんの隣の席では、おじいちゃんを囲んで食事をしている家族がいました。おじいちゃんはビールを飲みながら孫たちが美味しそうに食べている姿に微笑んでいました。そんなおじいちゃんと目が合った10才くらいの長女と思われる
お孫さん、“今ごろお婆ちゃんも喜んでいるよね”。微笑みが悲しみに変わっていくおじいちゃんの表情にお盆を感じてしまいましたよ。
 明日は久しぶりに墓参りに行ってきます。死んだ人間に感情は無いことくらい誰もが知っていることですが、お墓を詣でることで自分を戒める、それが「三界萬霊」
の教えなのですよね。
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『今朝の二天門』  
 見るに忍びない大提灯。穴だらけになってしまいました。
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『今朝の境内』 
 暑いので歩く人も少ない朝でした。おあkげで、今日は自転車コレクションは中止。
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『今朝の一写』
 仲見世の日除けの一部が壊れたのでしょう。業者の方が修繕作業を行っておりました。猛暑なので、早く直して観光客の便宜をはかってあげたい一心で早朝の作業も惜しまずに作業をしているのでしょうね。
 「人の生きる道は人がつくる」。これも仏教の教えですね。
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『浅草の人』
 入道雲が出ています。こんなにはっきりと積乱雲が出ている日は暑くなりますよ。
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 こちらも家族連れ。でも、お爺ちゃんとお婆ちゃんちょっと離れて後から歩いているのです。反抗的な年頃の孫たちなのでしょうけど、でも、一緒にお詣りに着いて来てくれるだけ嬉しいですよね。
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 ボーイスカウトの方々もお詣りです。これから何かの活動が有るのでしょうね。
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 頭が良くなりますように。この煙には諸説があるようです。「線香の煙で身体を清めてからお詣りをする」とか、「線香の煙が身体の汚れを払ってくれる」等々。そんなのに規則って無いのですよね。あほまろはいつもモモちゃんの健康を願って煙りをかけてあげているのです。動物に効果があるかどうかは不明ですけど。
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 外国人にとって浅草はどんな街に見えているのでしょうね。道を聞かれた外人さん、エキゾチシズムを感じる街といってました。エキゾチシズムとは日本語で異国情調ということなのでしょうね。もっとも、我々にとって浅草は異国じゃないので、言葉の本意を読み取ることは出来ないのですけど。
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『今朝の浅草神社』  
 浅草神社です。
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 浅草の神田です。
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 今日もクソ暑い日、こんな天候は稲の生長に良いのでしょうかね。ちょっとは雨も欲しいでしょ。
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『今朝のワンちゃん』  
 おはようございます。暑くて大変ですね。
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 みんなお友達です。歩かないとダダこねていたバビちゃんもお友達が来ると喜んで走り回るんですよ。
  
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 巨大なワンちゃん。モモちゃんにはいったいどんな姿に見えているのでしょうね。大きさの比率からいって、人間と馬ほどの違いかな。
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 ランちゃん、本当に久しぶりですね。こんなに早起きするなんて、お母さん、きっと昨夜は飲まなかったのでしょうね。
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 まだ開いていない神社を背景に撮ってみました。いつかこのアングルでワンちゃんを撮ってみたいと思っていたので、今日は大成功。きっと良いことがありそうですよ。
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 二天門の横を歩いてきます。地元の方々は壊れかけている二天門を気遣っているのです。腐りかけた柱に用を足されては困るのでね。
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 そしていつもの井戸端会議。最初にやって来るのがビビアンちゃんです。
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 どんどん集まってきましたよ。
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 こんな素敵な場所があるから犬仲間が集うのでしょうね。多い時には10匹以上にもなるんですよ。
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『今朝の自転車』  
 浅草公会堂前のオレンジ通り。ここにも家族連れが歩いています。みなさん笑顔が素敵だったもので失礼しました。
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今朝の写真
CANON EOS-30D,Tamron Zoom AF18-250 3.5-6.3
撮影枚数146枚
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