『今朝の浅草』
雨が降り出しそうな空模様というか、すでに小雨がパラパラ落ちてきています。しかし、傘を持つほどでも無いようなので涼を楽しみながら歩いてきましたよ。でも、途中でちょっと多めに落ちて来たことも。そんな時はどこかの軒先を借りて雨宿りです。
終戦記念日が近づくと、テレビや新聞で外地からの引揚者の体験談などの終戦時の混乱が伝えられています。まだ開いていない喫茶店の軒先で雨宿りをしながら、昨夜見た北朝鮮からの引揚者の経験談を思い出しました。
「昼間歩き、夜は野宿、夕方になると野宿場所をさがし、適当な石でかまどを作り、雑木林から枯れ枝を集め、夕食の準備。しかし、食べ物は僅かな米、大豆、こうりゃん等を飯盒で炊いたが、まずくて量も少なく、ようやく飢えをしのぐ程度である。夜は、夜露を避けるため、できるだけ木陰の平らな地面に
ござや大風呂敷様のものを敷いて寝るのだが、夜露を避けることはできず 辛かった。途中で雨が降れば最寄の部落に急ぎ、農家の軒先を借りて雨宿りをする。
雨がやまず、そのまま軒先で一夜を過ごしたこともあった。軒先では横になることもできず、一睡もできなかった。雨宿りの場所が見つからなかったときは、已むなく雨に濡れながら、夜を徹して歩いたことがあった。或るお母さんが背中におんぶしている赤ちゃんが、えらく重くなったなと感じながら歩いていたところ、朝になって、赤ちゃんが死んでいたのに気付いた。その辺の草むらに、穴を掘って埋めて行くしかなかった。」
国家の威光と権力をかけた戦争、それを支えるために苦労を強いられた庶民。そんな過去の過ちを繰り返さないことを世界に宣言した日本国でしたが、そんな宣言も喉もとを通らないうちに、人の軒先を借りて戦に参戦している我が国の現状、これで本当の平和国家といえるのでしょうかね・・・。
浅草寺境内には、いつも平和な犬仲間が大勢集まって来ます。みんな我が子のように可愛がって育てている愛犬たちですが、これがもし戦禍に巻き込まれて人間がようやく生き延びられるほどの食料しか無い状態に陥ったとしたら、みんな犬を可愛がっている余裕なんか無くなってしまうのでしょうね。同じ日本人でありながら、国の方針に振り回されて不幸な日々を送ってきた引き揚げ者の話を思い出しながら、とりあえず浅草寺の軒先に集まった犬たちを見て、平和な世の中に生きている実感がわいてくるのでした。
賽銭箱の前でお詣りをしているのは、女子プロレスの方たちです。
『今朝の雷門』
今年のお盆は久しぶりに墓参りに行ってきます。あほまろ家のお墓は北海道の田舎町にあるので、しょっちゅう出向くことが出来ないのですが、その変わりとして毎朝浅草寺さんを詣でご先祖さまの冥福をお祈りしているのです。大日如来様を中心としての仏教、ネットワークが繋がっているので、どこでお詣りをしても効果は同じなのだと勝手に考えているのですけど、やはり複雑な経路でネットワークしているよりも、たまには直接サーバーにアクセスしなくっちゃね。
“明日から三日間留守にします”。いつもの犬仲間のおばさんが挨拶をしてきました。お盆を長野の田舎で過ごすのです。車で行くのでワンちゃんも一緒。いいですね、あほまろは飛行機なので連れて行かれません。その間は、女房と娘に散歩を任せることになっているのですが、年寄りで頑固になってしまったモモちゃんはあほまろじゃなければ用を足さない時もあるのです。ちゃんと用を足してくれることを仏様にもお願いしているのです。
あほまろは、15〜17日まで浅草を留守にしますが、日記はもちろん北海道からも続けますよ。

『今朝の宝蔵門』

『今朝の浅草寺』

『本堂から宝蔵門』
『本堂から宝蔵門の大提灯』
ちゃんと傘を持ってお散歩ですね。今朝は境内を抜けたとたんに雨が大降りになってしまったのです。
『今朝の二天門』
『今朝の境内』
怪しい空模様でしょ。

『今朝の一写』
月遅れのお盆、今日は迎え盆です。東京では新暦の7月15日をお盆の中日として先祖をお祀りするのが恒例になっていますが、地方では夏休みの最中でもある8月15日を月遅れのお盆(旧盆)としているところも多いようです。しかし、本当のお盆を祀るのは旧暦の7月15日、今年は8月27日となるのですけどね。
お盆に、寺社の境内に老若男女が集まって踊るのが盆踊りですね。これは地獄での受苦を免れた亡者たちが、年に一度のお盆の日だけは生きる者たちと一緒になって踊るといわれています。これも、明かりの無かったころの旧暦7月15日は十五夜で、翌16日は十六夜(いざよい)すなわち、天気が悪くてもどちらかの日は満月の下で夜どおし踊ることができたことから始まったのです。
昨年、ちょうどこの時期に長野県阿南・南信濃付近に古くから伝わる盆踊りの取材をすることができました。特に、無形文化財にも指定されている阿南町和合の念仏踊は、寛保2(1742)年から伝わっているのです。盆踊りは、思い思いに創作した歌詞を、笛や太鼓も無く唄だけで踊る静かな盆踊でした。これとは対照的に、鉦と太鼓を打ちならし、狂ったように念仏衆が踊るが念仏踊り。この二つの踊りを繰り返しながら、地獄での受苦を免れた亡者たちと一緒に三日間を戯れるのでしょう。
阿南町和合のお隣の新野町の盆踊りも古風で昔ながらの形を続けています。こちらも古式を守り続け唄だけで踊る盆踊り、大正15年夏には、作家の柳田国男氏がこの地を訪れ、「仏法以前から亡霊祭却の古式である」と折り紙をつけて世の紹介されてから全国に知られ、今では選択無形民族文化財として大切に保存されているのです。
『浅草の人』
体格の良い方が宝蔵門前で記念写真。“プロレスの方ですか”なんて聞いてみると、“はい”と応えが。でしょうね、強そうな身体ですから。

“おはようございます。いつも浅草のためにありがとう”、遠くから大声で挨拶をしているのは、浅草演芸ホールの会長さんです。ちゃんと脱帽をしてのご挨拶、あほまろも見習わなくっちゃね。
仲の良い親子連れ、夏休みなので毎朝一緒に散歩が出来るのって、親にとって嬉しいことなのですよ。この光景、我が家の子供たちにも見せてあげたいよ。
『今朝の浅草神社』
浅草神社です。

浅草の神田です。

特に書くことはありません。

『今朝のワンちゃん』
まるまる太ったバビちゃん。昨日はトリミングに行って来たので可愛いリボンを付けていたのですが、嫌がって取ってしまったそうです。我が家の犬たちも身体に何かが付けると嫌がるのですよ。お洋服なんかは絶対に着ないのです。
大きなワンちゃんを夫婦で散歩させているのでしょうね。犬が飼い主に似たのか、飼い主が犬に似たのか、失礼ですが、後ろ姿がワンちゃんとそっくりだったりして(笑)。

後ろ姿だけじゃなくても、ワンちゃんは飼い主に似るのですよね。

夏になると、大型犬はバテバテで歩いているのですけど、小型犬は元気が良いですね。

もうちょっと良いアングルで撮ってあげれば良かったですね。

後ろ姿は飼い主に似るなんての冗談ですよ。マジにとらないでね。

いつもリボンを付けて可愛いワンちゃん、男の子だったんですね。人間の世界にもどっちか解らない人も居るようなので・・・。ごめんなさいね。

女房のお友達は、浅草寺のお坊さんの奥さんです。いつも旦那さんが散歩をさせているのですが、夏休みでカナダの別荘に行ってしまったそうです。カナダでもこの日記を見ているとおっしゃってました。あほまろの日記も国際的になったもんだな・・・。まさか、カナダで見たら英語になっていたり・・・そんなバカなことは無いよね。
ワンちゃんの名前はココアちゃんです。
毎朝ワンちゃんたちが集まる手水場です。浅草神社の手水場には、「この水は飲料に適しておりません」と掲示されているのですが、こちらの水は大丈夫なのでしょうね。それでみなさん集まって来るのです。
今朝もいっぱい集まりましたよ。多い時にはビビアンちゃんを中心に7〜8匹になってしまうのです。

ナナちゃんもビビアンちゃんがお気に入りかな。s
『今朝の自転車』
あまり良いアングルが無かったもので、今日はこれだけ。
帰って写真の整理をしていると、けたたましいサイレンが鳴り響きました。下を見ると消防車がたくさん集まっています。しかし、どこからも煙は見えず、10分足らずに帰っていきました。きっと誤報だったのでしょうね。
「マッチ一本火事の元」。今時マッチなんか使っている家庭は無いっていうのに、標語だけが残っているのは、不思議とゴロが良い言葉だったのでしょうね。お互いに火の元だけは気を付けましょう。
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