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あほまろとモモちゃんの今朝の浅草日記

平成19年7月23日(月) 旧暦6月10日先負

- カラスの悪戯 -

日記写真


『今朝の浅草』
 夜半には雨は上がったようですけど、これからも降り続くような雲行きの朝になりました。降り出す前に散歩を済ませようと家を出た瞬間、頭上から大粒の雨が落ちてきました。これはまずい、傘をとりに家に戻ろうとした瞬間に再びザザザッ、何か変だぞ。見上げると数羽のカラスが電線を揺すって悪戯をしているじゃないですか。それも、まるであほまろとモモちゃんが電線の真下に来るのを狙っているかのようです。朝っぱらから暇なカラスですよね。

 ちょうどこの時期はカラスの繁殖期なのです。そこのため、この時期に巣や、巣から落ちたヒナの近くを人が通るときに、カラスはヒナを守るため、人を威嚇したり攻撃することがあるのです。そんなカラスの攻撃を避けるためには、巣やヒナに近づかないことが一番です。被害を解消するためには、カラスの巣を撤去しなければいけないのですけど、今年のカラスは、どうも我が家の向かいの家の屋上に巣をとくっているようなので、勝手に入ることが出来ません。上から見ていると、いつも屋上の物置と化した倉庫付近をカラスが行ったり来たりしているのです。
 以前、我が家のベランダの換気扇の裏にハトが巣をつくったのです。気付くのが遅くなってしまったので、すでに数羽のヒナが生まれてしまったのです。覗いて見るとヒナは大きな口を開けて餌を求めているのです。そんな姿を見てしまったら、撤去するわけにもいかず、とりあえずヒナが巣立つまではそのままにしてあげることにしたのでした。そんなことで、毎朝ヒナが育っていく姿を観察していたのですが、ある朝、血だらけになって死んでいるヒナが一羽ベランダに落ちていたのです。孵ったヒナは3羽だったので、可愛そうに、他のヒナはカラスの餌食になってしまったのでしょうね。
 それ以来、二度と巣作りをしないようにベランダに設置された換気扇の裏を塞いでしまったのでしたが、それでも毎年ハトがやって来てなんとか巣作りが出来ないかと探っているようですよ。

 昔から、「鳥(ツバメ)が巣を作る家は火事に遭わない」との言い伝えがあるように、ツバメだって自分の巣だけは安全な場所に作りたいと、より安全な家の軒先を選んでいるのでしょう。その証拠に、ツバメは新築の家には絶対に巣作りをしないそうです。ツバメは何年生きるのかは知りませんが、きっと長年の観察と先祖代々からの言い伝えで、何年も被害を被っていない家じゃなければ安全と見なしていないのでしょうね。

 先日、新潟中越沖地震で多くの家が倒壊しました。惨めに倒壊した我が家を見ながら、“そいいえば、今年はうちにツバメが来なかったよね”って、お婆ちゃんが言ってました。きっと、ツバメは巣立ちの頃に地震があることを知っていたのでしょうかね。もっとツバメの生態を調べたら、地震の予知にも繋がるかも知れませんね。

 今朝、雷門前の歩道で久しぶりにビビアンちゃんにお逢いしました。お互い老犬なので、若い犬のように吠えたりはしゃいだりはしませんが、“ヤア”って挨拶だけで、きっと、元気でいたことを知れるのでしょうね。モモちゃん、いつも下がり気味の尻尾を、大きく振って喜んでましたよ。
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 今週の土曜日は「隅田川花火大会」です。我が家は、花火が見られる場所を条件で購入したマンションですが、我が家から花火を見たのはわずか2回のみです。いつも、隅田川の花火であることを写し込むために場所探してうろついているのです。しかし、過去の写真を振り返ってみると、いつも同じような写真になってしまう。そうであったら、今年は場所の特定を抜きにして、夜空に浮かぶ花火そのものを狙ってみようかな。それじゃ、なにも混雑する屋外よりも、我が家のベランダが特等席なんですよね。てなわけで、今年は夜空を彩る花火そのものにターゲットを絞って、ビールでも飲みながらベランダで楽しむことにしますよ。

 浅草神社の菜園、ナスビは一個だけ残して他は収穫されたようです。お隣のトマトはようやく色付き、花火の頃には食べ頃になるのでしょうね。


『今朝の雷門』
 浅草寺の堂宇は、どこも鳥たちとの知恵比べをやっているのです。特に、ハトが入り込まないようにと、軒先を始め様々な箇所に網を張り巡らしているのですが、そのスキマを狙って入り込んでしまうハトが居るようです。
 春先になると、雷門の軒先にもハトの巣が出来ます。それに気付いた係員が繁殖する前に撤去してはいるのですが、毎年難を逃れたハトが子作りに成功するものがいます。しかし、無事に育って巣立ちをしようとした瞬間、カラスに狙われてしまうヒナも多いようです。賢いカラスは自分の身体は網の中に入れないことを承知で、ヒナが網を抜けて飛び立つのを屋根の上から狙っているのでしょうね。
 今朝も、雷門の前の路上に幼ハトの死骸が落ちていました。内蔵だけがえぐり取られているってことは、カラスの仕業なのですよね。
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『今朝の宝蔵門』

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『今朝の浅草寺』  
 
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『本堂から宝蔵門』  

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『本堂から宝蔵門の大提灯』  
 子供たちは夏休みに入りました。いつも境内でお逢いする久ちゃん、“暫くは孫たちを小学校まで送り届けなくても良いので気が清清するよ”、なんて言ってましたが、本心は孫に逢えないのが寂しいようですね。
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『今朝の一写』
 浅草寺境内に簡易休憩所が設けられましたが、椅子が置かれるのは午前10時頃からのようです。それまでは相変わらず休む場所が無く、みなさんは階段や像の貴台に腰をかけて休むのです。お婆ちゃん、昨夜来の雨で濡れたハトポッポの碑の貴台にハンカチを敷いて、持って来たお菓子をつまみながら一休みです。かつては、こんな状況を見付けたハトたちが群がってくる、それが浅草寺境内だったんですけどね・・・。
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『今朝の境内』
 雨が上がったので、そろそろ観光客も訪れ始めましたね。 
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 これが簡易休憩所です。屋根はよしずなので、雨をしのぐことは出来ませんが、これがあるだけでも観光客は助かるのでしょう。こんなのでも良いから、境内のあちこちにもっともっと欲しいですね。
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 散歩が早かったのか、まだ通勤通学の方は少ないようです。といっても、通学の方たちは夏休みに入ったんですよね。
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 今朝の本堂内部です。床が濡れているのは雨漏りしている訳じゃないのですよ。参拝に訪れる方々の靴から床を濡らしているのです。
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 いつもお見かけするお嬢さん、今朝は手水場で顔を洗ってましたよ。まさかここに住んでいるって訳じゃないよね。
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 浅草は、東京一の観光地なので外国からの観光客が多いのです。手ぶらで歩いている姿からして、きっと近所のホテルに宿泊している方なのでしょうね。
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『今朝の浅草神社』  
 浅草神社です。
  
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 いつもの浅草の神田。稲はどんどん育って、周りを囲っている緑の網よりも背が高くなってきたようですね。
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 後ろから見た浅草の神田です。お隣が菜園。
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『今朝のごあいさつ』 
 いつものワンちゃんたち、元気な朝の姿を並べてみました。
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 修復なった宝蔵門の朱色が鮮やかですね。
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 そのお隣の五重塔が建っている寺務所の朱色、並べるとくすんでますよね。
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 ビビアンちゃんみたいですね。モモちゃんがジーッと見つめていました。
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 こちらは浅草神社境内です。後ろの朱色は神楽殿です。s
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 チコちゃんのお母さんもあほまろのように、毎朝チコちゃんの写真を撮っていますよ。先日、この方に川崎大師で声をかけられてしまいました。世間は狭いよね。
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 大型ワンちゃんは走らなければいけないのですね。大変そう。
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 我が家の近所で、外人さんからカッパ橋の位置を訪ねられました。ニュージャージーで日本食のレストランを経営しているとのことで、食品サンプルを探しに来たのだそうです。カッパ橋道具街は海外でも有名なんですね。
 ちなみに日本でレストランというと洋食屋さんを思い浮かべますよね。でも、訳すと食堂なのです。アメリカでは寿司屋さんもレストランなんですよ。
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今朝の写真
CANON EOS-30D,Tamron Zoom AF18-250 3.5-6.3
撮影枚数84枚
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