『今朝の浅草』
台風が近づいている影響なのか、とっても蒸し暑い朝になりました。歩いているだけでも背中に汗が流れるのが解るほどなのです。雷門前でお逢いした犬仲間の方にそんな話をすると、“そうですか、僕はそんなに汗はかきませんよ。あなたはきっと多汗症じゃないのかな”、そんなことを言われてしまいました。帰ってから調べてみると、多汗症とは手や足・脇などから出る汗の量が異常に多い病気の一種のようです。
それも、『
多汗症についてあまり知らない人は「単なる汗かきのこと」「汗かきがちょっとひどい状態のこと」と軽く考えてしまうかもしれませんが、当の多汗症本人にとっては笑ってすまされない状態なのです。』、この病気には、「全身性多汗症」と、手掌や、足の裏などの局部から発汗する「局所性多汗症」の2種類が存在するようです。まずは、思い悩まずに専門の医師にカウンセリングや、アドバイスを受けるようにするのが、治療への近道とか、本当に
多汗症だったら、困ったことですね・・・。これからもひどいようなら病院にいかなければ・・・。
今日は「盆の迎え火」です。昔は、家々の門先で松明のかがり火を焚いて、ご先祖様たちの道しるべにしていたのですが、今では大きな松明も焚かれなくなりました。都会では松の木も少なくなったこともあり、お盆の迎え火の風習を伝える文化も廃れてきたのでしょうね。
浅草寺本堂内には、「三界万霊」の位牌が安置されました。これは、餓鬼に限らず全ての霊を供養するのですが、とくに迷っている霊、飢えや渇きで苦しんでいる霊、供養する人のいない無縁の霊も供養するという意味を持っているのです。
三界とは、一切衆生の生死を輪廻(りんね)する三種の世界、すなわち欲界・色界・無色界の衆生(多くの生物。生きているものすべて)が活動する全世界を指す言葉なのです。難しい言葉ですが、とあるサイトでは、天国・地獄・現世、そんな間違った解釈をしているところもありましたよ。三界とはあくまでも生きている世界をいうのです。お間違いなく。盂蘭盆会は、今日の迎え盆から16日の送り盆までの4日間行われるのです。
今朝も映画「陰日向に咲く」の撮影が続いています。この三日間、時折小雨が舞い散る中での撮影、溜まった水を飽きだしたり、濡れた地面を乾かしたりと苦労も多いことでしょう。そんな努力でいったいどんな浅草が映し出されるのでしょうか。出来上がりが楽しみです。
三社祭で御神輿に乗って逮捕者が出たことで、連日のようにマスコミが騒いでいます。今朝の新聞では、「三社祭の神輿担ぎ手集団、代表の7割は組員 警視庁調べ」と、衝撃的なニュースが書かれていました。
それによると、「東京・浅草の三社祭で、「同好会」と呼ばれる神輿(みこし)の担ぎ手の集団が三十数団体あり、そのうち約7割は代表者が暴力団組員であることが警視庁の調べでわかった。5月の三社祭で神輿に乗ったなどとして逮捕された同好会会員の1人は「暴力団に10万円を払って神輿に乗った」と供述。別の会員が「半纏(はんてん)は同好会から1日2万円で借りた」と話していることも判明した。(中略)祭りの主催者側は神輿に乗ることを強く禁じてきたのに対し、同好会会員の一部は「乗らないと祭りが盛り上がらない」と反発していた。しかし、今回の供述から、神輿に乗る裏で暴力団に金が流れている実態が判明。警視庁は、神輿に乗りたい会員らが暴力団に金を払う仕組みが出来上がっている疑いが強いとみている。」(朝日新聞)
神輿に乗った乗らないよりも、三社祭が暴力団の資金稼ぎに利用されていることを躍起になって取り締まっていたのでしょうね。「乗らないと祭りが盛り上がらない」との言葉、素直に聞けばそれはそれで当然と思えるのですけど、今回の事件で来年の三社祭の宮出しそのものが出来なくなることだけは、避けてもらいたいですね