『今朝の浅草』
雨の朝になってしましました。それも低気圧が急速に発達し冬型の気圧配置が強まるため、日本海側では大雪となるなど、大荒れの天気となる恐れがあるとして、暴風、高波、大雪に厳重な警戒を呼び掛けています。これから東京も風雨が強まり初嵐になるとのことです。ちょうど先月末の大嵐のようなお天気になってしまうそうなので、みなさんもご注意ください。
今日は東京ビックサイトで「東京消防出初め式」が開催されます。今年のテーマは「首都直下地震にどう備えるか」とのことで、地震災害の対処方法などの実演がなされるそうです。災害は天候に関係無くやってくるので、雨天中止なんてことは有りえないでしょう。もちろんこの悪天候でも実施するのでしょうね。この様子は、毎年11時からNHKで生中継されるのでご覧になってください。近代消防も良いですけど、江戸消防記念会の全組が揃って演技する梯子乗りは壮観ですよ。浅草からも鳶頭連中が出席し、ビックサイトの出初め式が終わって引き上げてから、雷門〜浅草寺〜浅草神社でも梯子乗りが披露されるのです。だいたい午後1時頃になるそうですが、こちらは天候次第で中止になるかもしれませんね。
浅草のお正月気分もどんどん薄れてきました。今日から、雷門の段差を解消するために取り付けられた板も外されてしまいました。この板が有ることで車いすの方にはバリアフリーとなるっていうのに、なぜお正月だけで取り去ってしまうのでしょうね。年中有っても決して邪魔にはならないはずですが・・・。

浅草寺の本堂内に設置された特設賽銭箱も無くなってしまいましたが、正面の重ね餅はまだ飾られています。これも七草で無くなるのでしょうね。

六区地区では、早々と注連縄と松飾りが取り外されています。これって、七草まで付けているものじゃなかったのでしょうかね・・・。ちなみに、あほまろの家では、毎年七草の夜に外すことにしているのです。取り外すたびに思うのは、結構高かったもので“捨てるのもったいないな・・・”ってことかな。

昨日は、「太神楽曲芸協会」のみなさんが神楽や太神楽で、浅草の商店を廻って江戸時代から伝わる正月の門付けが行われました。その様子は、「新年慕情」でご覧ください。
------○------
『今朝の雷門』
この時間はまだ雨はさほど強く無かったのですが、午前9時を過ぎたころから激しさが増してきましたよ。


------○------
『今朝の一写』
雨の中のご参詣ご苦労さまです。この週末で浅草のお正月も終わってしまい、次の行事の節分までは、寂しい境内になってしまうのですね。その前に、マイナーな行事ですが、「温座秘法陀羅尼会(おんざひほうだらにえ)」があります。これは一山住職全員が出仕して、7日間にわたり「観音密供」168座を修するもので、昼夜不断に行われ、座っている台座が真冬でも冷えることがないため「温座」と呼ばれるのだそうです。最終日の18日には、松明をかかげた2人の鬼が本堂の周りを走り回った末、亡者を供養する供物を境内の西の端に埋める所作を行うのです。

------○------
『今朝の境内』
おや、自転車に乗ったままで大香炉のご相伴をあずかっていますね。雨なので、物臭になってしまうのは解るのですけど、この時くらいは自転車から降りてお詣りしても良いのではないのでしょうか。

ほらね、雨でもちゃんとお詣りしている方もいらっしゃるでしょ。

毎朝気になっているのですけど、この提灯の電気は自動で点灯するのでしょうか、それもと誰かが手動でやっているのでしょうか。早朝でも消えていたり、今朝のようにいつまでも点いていたり・・・。不思議な提灯なのです。
浅草寺裏広場の屋台村(?)、どんどん居なくなってしまいましたね。昨日に比べて半分以下になってしまいました。
浅草神社です。やはり雨の朝は参拝客が少ないようです。
浅草神社の臨時のお札売り場、まだ営業しているようですね。

小屋式の屋台の中に、ポツリと置かれた移動式おでんの屋台。こんなのも今では珍しくなってしまいました。昔は、夜中にこれを引いたラーメン屋さんなんての来ましたよね。

浅草寺の屋根が地面に写っていたもので。

伝法院通りのお餅で作った繭玉飾り。これも七草で見納めですね。雨に濡れても風情を感じさせてくれるのです。

競馬が開催される日だというのに、人通りが寂しい花やしき通りです。普段の週末には競馬新聞を持った人達で溢れているんですけどね・・・。みんさん、今朝はまだお正月なのでしょうかね・・・。

雨なので、自転車コレクションは少なめです。

自転車の片手運転は危険ですよ。

------○------
浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『新年慕情』
あほまろが子供の頃は、お正月になると獅子舞がやって来たのを記憶してます。でも、最近はそんな風情を見なくなってしました。江戸時代から伝わる正月の「門付(かどづ)け」を復活させようと、「太神楽曲芸協会」(鏡味仙三郎会長)が浅草周辺のお店で獅子舞や、曲芸を披露する「門付」が行われました。

この行事、昨年は太神楽を演じる若手のみさんで行ったことが話題となり、今年から協会の主催で行われる行事になったのです。昨日は、鏡味仙三郎会長を先頭に20名のみなさんが午後1時より、すし屋通りを皮切りに浅草の商店街を練り歩きました。

「御幣を持って悪払い」、当然のおめでたいかけ声と音曲で、観光客も大喜び、みなさん携帯電話で写真を撮ってましたよ。

どんな狭い場所でも伝統の傘芸は出来るのです。益を回して益々繁盛。

幼い頃の記憶が蘇ってくるような、浅草を練り歩く門付けでした。

お店の中まで入り込んで福を呼び込む恵比寿・大黒。お客さんもビックリです。

お好み焼きの「こばやし」店内で、福をもたらす獅子に驚く社長さん。

こちらは浅草一のラーメンと評判の「よろい屋」さん。獅子が振る御幣と大鈴に低頭しているのは、松本社長さんです。今年も商売繁盛間違い無しですね。

仲見世のおもちゃ屋さんでは、獅子を怖がる子供もいましたよ。

このように伝統的なお正月の行事、舞台の上だけじゃ無く、街中にいつまでも残しておきたいですね。
|