『今朝の浅草』
さて今日からはお正月気分を抜いて真面目に働きましょう。「御用始めの日」ですね。明治6年から、官公庁は12月29日から1月3日までを休暇とすることが法律で定められており、今日4日が仕事始めとなるのです。が・・・、それは官公庁と金融機関などだけのようですね。今年の民間企業はカレンダーの並びが功を奏し、週明けの9日からというのが一般的なのです。ですから、いわゆるUターン現象も例年に比べ穏やかなようですね。我が息子も今頃はまだ香港でのんびりと休暇を楽しんでいるんですよ。犬の世話をあいなければいけないあほまろは何処にも出かけられずに正月だというのに、秘密基地で普段と同じ生活をしているっていうのにね・・・。

昨日の浅草は年が明けて一番の人出を記録したそうですが、今朝の浅草寺境内は一気に寂しくなってしまいました。そんなこともあって、さっそく今年最初のロケがやって来ましたよ。写真でご覧の通り、テーブーエスのマスコットキャラの登場です。今年はイノシシ年とあって、親類筋に当たるTBSのブタの人気も急上昇中。浅草寺のあちこちで、ステーションコール用の素材を撮っていました。
撮影の合間を縫って訪れた子ども達にも愛嬌をふるってましたよ。干支のブタさんに触って御利益を得ようと、通りすがりのおばちゃんたちにも人気でした。あほまろも触りたかったんですけど、モモちゃんが怖がるので近づけなかったよ。

どうです。静かな境内をカッポするテーブーエス。この局は浅草を舞台としたドラマが人気ですよね。今年はいよいよ「浅草ふくまる旅館」が始まるし、全国のみなさんも浅草から目を離せないでしょうね。浅草にお越しの前には、あほまろの日記で浅草の情報を得てからいらしてください。きっとお役に立つことでしょう。(自負)

ガラっと噺は変わってしまいますが、昨日、奈良県の私立美術館で展示されていた横山大観の掛け軸など23点が盗まれ、被害額は合わせて1億5000万円余りということが報道されています。5000万円相当とされる応挙の作品を始め横山大観や富本憲吉の焼き物類まで、美術館の2/3の絵画が盗まれてしまったそうです。
実は、これらの作品は元旦の夜に放送された「開運!なんでも探偵団」の特番で紹介されていたのです。番組の中では掛け軸が3点だけ登場しましたが、その中で美術館の館長が得意そうに自分のコレクションを自慢していたことが犯人を刺激してしまったんでしょうね。
昨年、この手の番組で大金持ちぶりを披露した女性の娘が誘拐される事件も起こっていることの反省は無いのでしょうかね。それにも懲りず、年末の番組でも名古屋のレストランチェーンのおばさんが、ん十億円もするという宝石を何個も無造作にぶら下げてお金持ちぶりを自慢していました。そんなの見て羨ましいって思う人っているのでしょうか。どっちかというと、放送局の意図も、「このババアのコレクション誰か盗んでくれよ」って訴えているかのようでしたよ。見ている方も同じ考えですよ。金持ちの自慢もほどほどにしないとね。
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『今朝の雷門』
そして正月も終わり人が居なくなった雷門前ですが、まだまだ初詣は続くのです。日中は再びごった返すのでしょうね。


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『今朝の一写』
熊手屋さんが開店準備中です。今年の売れ行きはいかがだったのでしょう。宝蔵門前で毎年羽子板の屋台を設けている「秀徳」さんでは、参拝客が列を成しているので、フリーのお客が入ってこれないので全く売れないよ、なんてぼやいてましたよ。今日からは昨日までの行列の収まりフリーの客が大勢やって来ると良いですね。

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『今朝の境内』
今年の干支イノシシが描かれた絵馬です。毎年仲見世はお正月の飾りを飾っています。あほまろは毎年ここの様子を写真に収めているのですが、フイルム時代の写真は撮った年が定かでなくなってしまったものも多いのです。でも、飾りの絵馬によって時代を知ることが出来るので助かってますよ。もう20年以上も浅草のお正月を撮りためているのですから。

こんな写真も後で見直すと楽しいお正月の光景なのです。

羽子板の「秀徳」さんのお店はこちらにあります。あほまろのホームページを観たといったらおまけしてくれますよ。7日まで営業をしております。
のどかなお正月の朝の浅草寺。今日もこれから賑わうのでしょうね。
浅草神社も同じでしょう。

おみくじは一回100円です。六角の金属筒を振ると棒が一本飛び出します。その棒に書かれた番号の引き出しから自分で一枚おみくじを頂くのです。色々開けてズルしちゃいけませんよ。「大吉」が出た引き出しが総て「大吉」とは限らないのですから。

ここの御神籤は「凶」が多いことで有名なのです。今日も「凶」が多く咲いてましたよ。禍転じて福と成す。あほまろはこんなの絶対に引きませんけどね。

満開の福の花。

そろそろ空いてきたので、境内を走り抜ける自転車も増えてきましたね。

日本髪のおかみさん、色を抜くとちょっと昔の浅草の写真風にも見えますね。

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浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『新年慕情』
浅草のお正月は見飽きたのでと、助手の古麻呂を連れてどこかマイナーな初詣も捜しに出かけてみました。

新宿「花園神社」です。こあほまろが学生時代にのすぐ側に事務所を借りて、カメラマンの事務所を始めた時にお祓いをしてもらった思い出の神社なのです。東京に出てきて始めての初詣もこの神社でした。久しぶりに来てみると、本殿も周りの雰囲気も以前とは全く変わってしまいました。それと、初詣客はもっともっと多かったんです。

おみくじを楽しむ人達からお正月を感じはするのですが、新宿の街は新年のムードなんて全く感じない街になってしまいました。

そんなわけで、もっとローカルなお正月も求めて、雑司ヶ谷の「鬼子母神」を尋ねたのです。こちらも参拝客は少ないのですけど、新宿よりは新年の雰囲気が漂ってますね。

ここも、あほまろにとって思い出の場所なのです。何の思い出と聞かれましても・・・、青春の思い出とだけ答えておきましょう。

こちらはガードマンの誘導も無いのに、みなさんきちんと並んでお詣りをしているのです。日本人って秩序を守る素晴らしい国民なのですね。あほまろたちは写真を撮るのが目的なので、列には並ばない失礼、ごめんなさいね。

境内に設けられたお神籤を結ぶロープです。ここのお守りには時々赤い紙が混じっているので奇麗ですね。梅に例えたら「思いのまま」って種類みたいですね。

そして浅草に帰ってくると、ご覧の通りの有様です。人混みの中の黄色いキリスト教の普及看板、こんなの見ていると絶対にキリスト教なんて信じたくなくなりますよ。

三日目は特に多くなってしまった参拝客です。それにしても、これだけの人はいったいどこから湧いてくるのでしょう。

街中もご覧の通りの混雑です。ちょうど大勝館のお芝居が跳ねた時間だったようで、白塗りをした役者さんの姿も見えてますね。

あ〜疲れた。あちこちお正月の雰囲気を求めて歩き回った後は、いつもの「アロマ」で休憩です。お正月なのでお店は満席でしたが、みなさん常連なので席を譲っていただきました。入船亭扇橋師匠も常連ですよ。このあと、前田燐さんが奥さんと一緒にいらっしゃいました。お年賀の手ぬぐいありがとう。

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