『今朝の浅草』
熱帯夜が続くと目覚めも早くなってしまいます。今朝は午前5時をちょっと回った頃、全身汗ビッショリのお目覚めです。普段より1時間ほど早く起きてしまうと二度寝したらモモちゃんに怒られそうなので、早めの散歩をしてきました。
今朝もまたどんよりと曇って今にも雨が降り出しそうです。予報によるとにわか雨が降るとのこと、降り出す前に済ませてしまいましたが・・・、帰ってすぐに土砂降りの雨が降り出しましたよ。これって、“早起きは三文の徳”でしょうかね。それにしても間一髪でしたよ。
昨日の日記で、下の写真の実をモクレンの実と誤記してしまいましたが、あほまろは花の種類が全く解らないのです。たまたま、犬の散歩友達が呟いていたことを鵜呑みにしてしまったのがいけなかったんです。いくら個人の日記とはいえ、ちゃんと調べて書かなければいけないのでしょうね。ということは、掲示板でもまささんに指摘されたように、この実はツバキの実なのでしょうか?まるでクルミのようにとっても固い実ですよ。

浅草21世紀の連中が、俳優の関敬六さんがお亡くなりになったことを本当に悲しんでいます。彼のことを話したくて電話をかけてくる者、関さんとの思いでの立ち話でなかなか開放してくれない者、みんな真から悲しんでいるのです。もちろん、あほまろも悲しみは一緒なのですが、辛いのを我慢して舞台に立っていた晩年の彼の姿は見るに忍びなかったのです。
関さんが脳梗塞で倒れ入退院を繰り返していた時、くじら屋の河野さんが音頭をとって開催された「浅草だ文句があるか」の舞台上で、彼は、“俺はまだこんなに元気なんだぞ”、と体調を気遣う取り巻きを余所にバク転まで披露してくれるほどの芸能バカでもあったのです。そう考えると、“晩年の舞台は見るに忍びない”そんなこと言ったら天国から怒鳴られそうですね。
以前、木馬館の楽屋で、“渥美と谷の三人で結成したスリーポケットのトリオ。なぜこの名前になったのか知ってるか”、そんな質問をされたことがありました。このトリオの名付け親は深見千三郎師でした。深見師は、電車コント、警察コント、などスリやチカンを扱ったコントが得意で、彼等三人が演じるスリの仕草が真に迫っていたってことから、「スリはポケットを狙う」で、「スリーポケット」と、冗談から名付けられたって教えてくれたのです。今のお笑い芸人の訳の解らないコンビ名よりも、これって、単刀直入で笑えますよね。残念ながら、あほまろは「スリーポケット」の生舞台を観たことはありませんが、フランス座でアルバイトをしていた昭和42年には、すでに舞台を飛び出してテレビや映画で活躍されていたのです。
関敬六が亡くなっても、「浅草の軽演劇の灯を消すな」。浅草21世紀の橋達也座長は、来月の公演は関敬六を偲び座員全員と観客のみなさんで、毎日彼に黙祷を捧げ、「浅草の唄」を唄うよ。そう語っておりました。関敬六さんのご冥福をお祈りいたします。
明日は浅草サンバカーニバルが開催されます。観音裏広場にはパレードを飾る大道具も運び込まれ、明日の開始を待っているのでした。パレード開始は13:30〜18:00まで、詳細はホームページをご覧ください。
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『今朝の雷門』
雨が降り出しそうな雷門ですが、早朝から観光客が押し掛けていました。小平からわざわざお泊まりで浅草にやってきたというご夫婦、せっかくの旅行なのにデジカメが壊れてしまったようです。でも、“ちゃんと予備で携帯電話が有るもんね”、最近はみんな複数台のカメラを持ち歩く世の中になったのですね。それをいうと、あほまろも複数のカメラを持って散歩しているんですね。でも、携帯電話のカメラって使ったこと無いんですよ。

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『今朝の一写』
山形から踊りの師匠の会合で東京にやってきたおばちゃまたち、みなさん浅草のホテルに泊まっているそうです。“食事前の運動だよ”、元気に観音様と浅草神社をお詣りしていましたが、ホテルの浴衣に靴姿。どう見ても踊りの師匠さんには見えませんね。

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『今朝の境内』
シャッター絵が描かれた仲見世、老朽化したシャッターの取り替え作業が行われています。浅草寺側から始まった工事、絵が残っているのは雷門側の数件だけになってしまいました。これらも、近いうちに無くなってしまうんでしょうね。

あほまろが一番気に入っていた絵は、この絵なのです。

今朝の浅草神社はいつもより早く本殿を開けたんですね。いつもは7時頃なのですよ。
神と仏が舞い降りた浅草の神田です。

ほら、ちゃんと実っているのが見えるでしょう。でも、なっているのは、このプランターだけなのです。他は見込み薄でしょうね。

誰も居ない境内でしたが・・・。

写真を撮ろうとするとどこからともなく集まってくるのです。いつものお婆ちゃんのわんちゃん、境内でお友達と逢いたくて、朝5時から騒いでいるそうですよ。

境内に集まるお友達。

六区通りにも多くのワンちゃんが散歩してますよ。
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浅草に直接関係の無いお話も多いですが。ここは、あほまろの呟きですかね。
『今朝の余談』
伝法院通りの鎧屋さんの真ん前の路上でセミが鳴いていました。どうしてこんなところで鳴いているんでしょうね。ここの舗装はアスファルトじゃ無く、天然の石を使った道路なので停まっていても気分が良いんでしょうかね。鳴き声はミンミンセミでした。

昨夜は、歌舞伎座八月納涼歌舞伎第三部、南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)を観てきました。お馴染み里見家復興にかけ命をかける犬にまつわる8人の男達。誰もが知る曲亭馬琴の長編の歌舞伎化で、大スペクタクルの芳流閣の立廻りなど、久々に考えなくても楽しめるお芝居でした。
今月のお芝居は、戌年にちなんで三部とも犬にまつわる演目が並んでいるのです。本当は、第一部の「たのきゅう」が観たかったんですけど、いずれDVDで発売されるまで待ちましょうかね。
「たのきゅう」にも出演している知り合いの歌舞伎俳優、今月ようやく名代を襲名しました。彼は歌舞伎の家柄では無く国立劇場の研修生から歌舞伎座の大部屋に入った人なのです。歌舞伎の世界では一生下隅を強いられるのを覚悟で板東三津五郎門下に入門したのでした。
これで、ようやく下隅生活からも抜けだせたのですね。板東三津五郎門下、板東三津右衛門(大和屋)45才、おめでとうございます。今度、どっかで飲みましょうね。
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