旅の二日目。伊豆の河津の玉峰館にて朝を迎えました。

雨の中でも、朝から大浴場で名湯に浸かれたのが気持ちよかったですね。

お部屋にも源泉垂れ流しの露天風呂もあり、何度も入ったのでお肌つやつや。

貧乏性なのかせっかくの旅なのに、いつもの時間に目覚めてしまい、雨が上がった旅館の付近を小一時間歩きましたが、誰にも犬にも出会えませんでした。

でも、満開のあじさいや花菖蒲を見ながら、誰も居ない田舎道が歩けたのは楽しかったですね。



お宿の裏は、1日に何度か噴水のように吹き上がる源泉公園です。

そろそろ吹き上がる時間とのことで、怖いので離れて待ってましたが、

思ったよりも吹き上がる量は少なかったので、すぐ側で写真に収めることも出来ました。何事も大げさな宣伝で効果絶大。

二日目は、伊豆急下田駅よりロイヤルエクスプレスに乗車します。出発までちょっと時間が有ったので、左内で出された下田限定醸造の日本酒「黎明」を求めて酒屋を探し回ったけど見つからず、諦めて戻って来たら、下田駅のお土産店で売ってるじゃ無いですか。車内でただで呑めるけど、飲み過ぎは身体に悪いので、4合瓶2本ほど買って、帰ってからちびちびやるのさ。

ホームに出ると、ロイヤルエクスプレスが待っております。下田駅10:40出発です。
前面の上部には、点灯機能の無いライトを模した装飾が施されてますね。

外観のベースカラーは、伊豆半島の海の「碧」や高原の「青」にちなみ、古代より高貴な色とされるロイヤルブルーが採用され、アクセントに金色のラインが加えられているのです。

2号車の丸い窓は、四角い黒いスモークガラスに内側からシールが貼られているようです。

この日は、我々ツアー客14名だけの貸切運行なので、車内を自由に撮り廻ることができました。各窓には、ROYALの「R」がアクセントされています。

下田から8号車が先頭です。8号車の客席は前後で二分され、奥がフリースペースで、床の寄木のデザインもそれぞれ異なっているのです。

運転席の仕切りも組子細工ですね。

6号車のプラチナクラス用食堂車。

3号車はマルチカーで、座席設定は無く展覧会、結婚式、会議など、各種イベントに使用されるようです。この時は、沿線の食材を並べたマルシェでしたよ。

4号車は一両丸ごろ、キッチンカーになっているのが余裕ですね。

解説によると
「キッチンカーは2つのブロックに分かれ、壁には緑の葉が描かれている。うち伊豆急下田方の厨房は加熱調理が可能で、調理が鑑賞可能となっている。横浜寄りの厨房の端には料理を受け渡すカウンターがあるほか、床下には調理用の水タンクが新設された。また、キッチンカーの車端には「海の幸」と「山の幸」のそれぞれの額絵が飾られ、小さな立席テーブルが設置されている 」
インテリアはベイマツが主体として使用され、床は白仕上げのナラ材。天井は電鋳パネルが採用。

途中で踊り子号とすれ違い。

途中、伊豆大島の眺めが良い場所で数分間のサービス停車
。雨も上がり、海が綺麗に見えてましたよ。



昼食の準備が整ったとのことで、食堂車に移動します。

昼食はお寿司ですよ。
伊豆高原駅でお寿司屋さんが乗り込み、目の前で握ってくれるのであります。

美味しいお寿司に美味しい音楽。なんて贅沢な旅なのでしょ。

この椅子は、バイオリンの大迫氏がJR九州のななつ星を卒業した時の記念に貰った椅子で、ななつ星のみなさんのサインが記されてましたよ。

食事を終えると、伊豆高原駅でロイヤルエクスプレスとはお別れです。

今回から初登場した、ロイヤルエクスプレスバスに乗り換えました。このバスも水戸岡氏設計によるもの。

沼津御用邸記念公園の見学です。

御用邸には興味は無かったけど、気になったのは手作りの板ガラスでした。ガラスの反射がユニークで、

ガラスを通して眺める景色も歪んでましたよ。

このガラス、今でも日本で造ることが出来ないので、ドイツから予備を輸入して使っているとか。

たとえドイツ製であっても、歪んだガラス越しの景色は和風なのです。

お庭には、樹齢110年の皐月が満開でした。

大盃という品種で、幼年期の昭和天皇のお気に入りとか。

そしてお宿は「沼津倶楽部」。

琴の演奏を聴いて、


韮山反射炉まで蛍見物、結構な数の蛍が飛んでたけど、写真に写るレベルではありませんでした。

Memo
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