彌彦神社にお礼参りの夜、美味しい食事を終えくつろいでいる最中に、青森県むつ市で歯科医をしている女房の兄が突然倒れ救急車で病院に運ばれて危篤状態との連絡でした。
ここは新潟彌彦村、慌てて時刻表を調べても終電は終わり明日の朝まで移動の手段はありません。
とりあえず、弥彦線始発6:42まで動きがとれず女房は泣きじゃくるしで、一旦は床に着いたけど、寝るに寝れない状態でいると、午前0時10分、亡くなったとの訃報が届いたのでした。

翌朝、宿の朝食を断り、6:42の始発電車に間に合うよう、車で弥彦駅まで送ってもらいました。

始発電車は途中の吉田止まりで、乗客は通学生ばかりでしたよ。

吉田駅で東三条行に乗り換。

この電車も通学生ばっかりで、ほとんどが三条市の高校に通っているようでした。

我々は燕三条駅で降りて、新幹線に乗り換えです。



帰りの新幹線「MAXとき 332」のグリン車を払い戻して、「とき 306」で大宮まで行き、とりあえず東北新幹線に乗り換えて青森に行くことにしたのでした。


大宮駅到着。


大宮から「はやぶさ9」にて青森に向かいました。

せっかく「MAXとき」の乗れると思っていたのに、これもしかたがないことですね。さて、青森からどのように向かったら良いのか、車内で時刻表を調べていたら、思ってもいなかった列車を発見したのでした。
八戸から乗り換え無しに大湊に行く快速列車「快速しもきた」に気付いたのでした。

それも、ちょうど八戸到着の10分後、12:10発の大湊行です。切符は青森まで買ってますが、このんな便利な列車を利用しなければ遠回りになってしまうことに気付いたのが、八戸到着直前だったので、慌てて乗り換えたのでした。

東北新幹線が出来て、八戸からは青い森鉄道に変わりましたが、野辺地からの大湊線だけはJR東日本の飛び地になっているのです。そのJRが、八戸からも出ているとは全く知りませんでしたよ。

考えてみたら、東北本線が青い森鉄道になってから初めて乗る路線でしたよ。八戸からは通学生で優先席まで高校生に乗っ取られているので、杖をついた老人も立たなければいけない状態です。田舎者は都会とは違って優先席の意識なんて全く無いのに腹が立ったけど、高校生は途中駅で降りて、三沢駅からガラガラ状態で座ることが出来ましたけど、学校でも乗車マナーの教育をしっかりしてもらいたいよね。

この快速「しもきた」はJR東日本・青い森鉄道が青い森鉄道線と大湊線の青森駅・八戸駅・野辺地駅 - 大湊駅間でキハ100系気動車にて運転する快速列車です。

1日4往復しているようで、地元では便利な列車になっているようでした。



この列車に気付かなければ、青森で2時間待って野辺地に来て、そこで再び1時間待って大湊までなので、到着まで4時間もかかってしまうところだったのですよ。

野辺地で乗り換えること無く、そのまま大湊線に入って行く便利な列車ですね。

大湊線は、「はまなすベイライン大湊線」という愛称が付けられている。
青森県上北郡野辺地町の野辺地駅から、下北半島の陸奥湾側を縦貫してむつ市の大湊駅までを結ぶJR東日本の鉄道路線なのです。

海岸すれすれを通るので、もろ荒波を受けながら走る列車は珍しいですね。

そのため、風速25メートルを超えたら列車が停まってしまうとか。・

この日も風速20メートル近く有ったようで、走っていても風に揺れているのが解りましたよ。


陸奥横浜町はゲンジボタルの生息地の北限とされ、「横浜町のゲンジボタルおよびその生息地」として青森県の天然記念物に指定されている町なので、いつか来てみたい町でしたが、この時期はゲンジボタルなんかいるわけ無いですよね。


そろそろ終点大湊です。ここは海上自衛隊が大湊地方隊を設置する、本州防衛の要として機能する町なので、山の上に大きなレーダー基地も設置されているのです。


当初の予定より4時間も早く大湊駅に到着しました。


大湊駅からタクシーで向かおうとしたのでしたが、こんも駅にタクシーはほとんど居ないようで、手前の下北で降りた方が良かったようです。

ちょうど折り返しの列車が出発するので、
一つ前の下北駅まで戻ることにしました。

ここはJR東日本なので、
今日はまだ「大人の休日倶楽部パス」が使えるのです。


下北駅にはタクシーが待ってました。
わずか15分ほど時間のロスしましたが、当初の計画に比べたらこれくらいは誤差ですね。

兄の歯科医に到着。約2時間ほど、兄の死に顔と涙の別れをしてまいりました。合掌。

通夜は二日後とのことなので、我々はここでs失礼することにいたしました。帰りの列車時間まで2時間もあるので、タクシーで野辺地駅まで。

途中の観音様に兄の冥福をお祈りしました。下北半島はほたてで有名な場所なので、ほたて観音さまです。

人間はみんないつか死ぬのです。

今年のあほまろは、死期を逃してしまいましたが、近々その時期がやって来るまで、毎日自分のやりたいことだけやりながら、今日が最期の日と考えて生きるようにしているのですよ。

何がやりたいかは、今は死ぬまで列車に乗っていたい、そんなことしか思いあたりません。

予定より早めに野辺地駅に到着。






野辺地駅には日本最古の鉄道防雪林があるのです。

今夜は青森に泊まって、姉夫婦と故人を偲ぶことになっているのです。

青い森鉄道が入ってきました。


いつも思うけど、なぜ、青森鉄道にしなかったのでしょう。

この時間も通勤通学の帰り客が多いですね。


青森駅に到着。

夕べはホテルの近くで姉夫婦と会食。通夜と葬式を託して東京に帰ることにしたのでした。

帰りの新幹線を待っていると、雪が降ってきました。

北海道からやって来た「はやぶさ18号」です。今回は突然の予定変更でしたが、これからの人生も常に予定変更だらけにならなければ良いのですが、いずれあほまろにも予定変更が訪れることでしょう。

ちょうどこの車内でソフトバンクの通信障害が発生して、ApplePayが使えなくなったのでした。

帰りのチケット、大人の休日倶楽部パスは前日で期限切れですが、
3割引は使えましたよ。

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