ナナちゃんの居ない朝は、「別邸 洛邑」の朝焼けからの始まりです。

久しぶりに波の音で目覚めましたよ。




砂浜に降りてみたけど、プライベートビーチなので誰も居ない何も無いのが良いのかも。

下田外浦にひっそりと佇む「別邸 洛邑」。
ホテルの説明によると、『わずか8部屋の客室が、全室スイートルームとなっており至高の贅沢と、非日常な時間を味わいたい大人が訪れる隠れ宿です。立地は、目の前にホワイトビーチが広がるオーシャン・フロントの絶景。「日本にもまだこんな場所があったのか」と思わせるような、美しい眺めです。』

下田はスイセンが満開ですね。

伊豆の食事は魚系を期待していたのに、ホテルの朝食はこんなので、ちょっとがっかし・・・。

今回の「ザ ロイヤルエクスプレス」の旅は、列車内での食事と伊豆の旅館やホテル、更に観光がセットになった1泊2日の「クルーズプラン」なので、早朝から下田観光に出かけました。

唐人お吉の墓。ご存じ、日本の初代アメリカ総領事タウンゼント・ハリスの世話をする日本人看護婦の斡旋を地元の役人に依頼し、妾の斡旋と勘違いをした役人が、下田の人気芸者お吉を送り込んだのでしたが、それからの逸話はほとんででっち上げであることは周知の事実ではありますが、それが真実であるかのごとく解説する宝福寺住職の大根役者ぶりに眉を眉を顰めてしまいましたよ。

お吉がハリスの妾で居たのは、わずか三日間だったことは国史の史実として残されているのに、このように歴史を湾曲する解説を罰することは出来ないのでしょうかね。

本堂内で下田芸者のお吉踊り鑑賞。あらえっさっさ〜と、焙烙バッタ踊り!



ツアーのみなさん、坂本龍馬像と一緒に、下田芸者と記念撮影中。

観光を終えて下田駅。

帰路は伊東まで「ザ・ロイヤル・エクスプレス」ですが、今回の1泊2日の「クルーズプラン」参加者は、4組8名だけだったので、全車両を8名で貸切状態でしたよ。


全く乗客が居ない車内なので、誰に気兼ねするこもと無く自由に撮影することができました。

とりあえず一号車ゴールドクラスから。






2号車ゴールドクラス。


3号車はマルチスペース。

展覧会・結婚式・会議など様々な用途に使用できるマルチカーです。



4号車はキッチンカー。


5号車からプラチナクラスです。





6号車プラチナクラス。


7号車プラチナクラス。

8号車は横浜向先頭車両とプラチナクラスで、我々二人だけで使わせていただきました。





8号車は下田側の運転席。

1号車は進行方向横浜側の運転席。


3号車のマルチスペーススペースでは、バイオリニスト大迫淳英氏による「ザ・ロイヤルエクスプレス」テーマ曲などの演奏でした。


眺めの良い海岸線で一時停車。

かすかな波の音が静かな演奏に同期しているようでした。

写真の裏焼きではありません。外からまともに見えているのです。

影はまともなのにボケてます。

すれ違うのはJRの踊り子号。






ゆれる車内にも関わらず、とてもすばらしい演奏を楽しませていただきました。テーマ曲のCDにサインを貰いましたよ。

コンサートを終えると伊豆高原駅。地元の寿司職人が乗り込んで昼食の準備が始まりました。


伊豆高原駅前のこうげん寿司 の板前さんが、伊豆の魚を握ってくれるのです。


車内のビールは「風の谷のビール」。スタジオジブリの三鷹の森ジブリ美術館限定ビールで、けっこう美味しかったよ。

お寿司は、地元ならではの寿司ネタ。
一皿目は左から「あじ」「やりいか」「あぶりかます」。

二皿目は「本マグロ赤身」「ひらめ」「ほうぼう」「まとうだい」「黒むつ」「玉子焼き」。

三皿目は、「きんめだいのづけ」「きんめだいのあぶり」。あら煮の味噌汁も付いて、とっても美味しくいただきました。

食事中にも生演奏が楽しめ、とっても贅沢な時間でした。



約1時間の昼食を終え、伊豆高原駅に降りてみました。




河津桜にはまだ早かった。






伊豆高原駅に約1時間半停後最終目的地伊東に向け出発。伊豆急社員総出のお見送り。


九州のななつ星とは似て非なる車内。



楽しかった「ザ・ロイヤルエクスプレス」の旅も伊東駅で終了。



クルーの案内で、伊東駅から徒歩で「東海館」見物に向かいました。

東海館は、細部にまで名匠の技巧が冴えわたる木造建築で、伊東市の象徴文化施設なのです。

ちょうど雛飾りの季節ですね。



室内でお茶と羊羹で、津軽三味線の演奏を楽しみました。


もう河津桜が満開の木もあり、

伊東は暖かくて春の陽気でしたね。

そして伊東駅からは、「スーパービュー踊り子」でのお帰りです。


クルーの方々がザ・ロイヤルエクスプレスの旗を振ってお見送り。みなさん、二日間お世話になりました。ありがとうございます。

旅の終わりは横浜駅ですが、我々は「スーパービュー踊り子」でそのまま東京駅まで乗車変更。

始めて乗る「スーパービュー踊り子」だったので、疲れも忘れ写真を撮り歩いてしまいました。






品川と田町の山手線30番目の新駅ホームがだいぶ出来上がってきました。

そして東京駅に到着すると、がっくり疲れが出て、タクシーでの御帰宅でありました。

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